小論文でいちばんもったいないのは、中身ではなく書き方で点を落とすことです。
話し言葉がひとつ混ざっている、文体がそろっていない、字数が8割に届いていない。どれも内容とは関係ありませんが、確実に減点されます。
そして厄介なことに、これらは自分ではほとんど気づけません。書いた直後は、自分の文章が読めてしまうからです。
このページのツールは、書いた答案を貼るだけで、減点されやすい45の観点を自動で洗い出します。指摘した箇所は本文に色がつくので、どこを直せばいいのかが一目でわかります。
すべて無料・登録不要で、何度でも使えます。
主な勉強場所はどこ?
小論文・作文 提出前セルフチェッカー
下の枠に答案を貼りつけて、「提出前チェックをする」を押してください。何を書けばいいか迷っている人は、「サンプル答案で試す」を押すと動きがわかります。
BUNKEI LAB / SELF CHECK
書いた答案を貼るだけです。減点されやすい書き方を、提出前に自分で見つけられます。内容の良し悪しではなく「形式の減点」をなくすための道具です。
このツールが見るのは形式面(減点されやすい書き方)だけです。主張の中身や説得力そのものは判定できません。形式の減点を先に消してから、内容を人に見てもらう。この順番がいちばん速いです。書いた本文は、お使いの端末の中だけで処理され、サーバーには送信しません。ツール改善のため、点数と「どの指摘が出たか」の項目だけを匿名で記録しています。
標準45項目をチェックします。
このツールでできること

減点箇所が、本文に色でつく
「話し言葉が混ざっています」と言われても、どこなのかがわからなければ直せません。
このツールは指摘カードを押すと、本文の該当箇所まで飛んで光ります。重大・注意・参考の3段階で色分けされるので、どこから手をつけるべきかも迷いません。
5つの観点で、弱点が数字になる
構成・論拠・表現・分量・形式の5観点を、それぞれ20点満点で採点します。
合計100点の目安とA〜Dの判定つき。自分がどの観点で落としているのかが数字で出るので、次に何を練習すべきかがはっきりします。
小論文・志望理由書・作文で基準が変わる
種別を選ぶと、求める水準が切り替わります。たとえば作文・感想文に「反対意見への目配り」は求めませんし、志望理由書では「です・ます調」も正しい選択肢として扱います。
総合型選抜・学校推薦型選抜の志望理由書にも使えます。
読みやすさと構成のバランスが目に見える
漢字の比率、一文の平均の長さ、段落ごとの分量配分を図で表示します。
「序論が長すぎる」「結論が短すぎる」といった、自分では気づきにくい偏りが一目でわかります。漢字が多すぎて硬い文章になっていないかも、数字で確認できます。
回数制限がない
このツールに回数制限はありません。
直して、かけ直して、また直す。その繰り返しがいちばん力になるので、制限は設けていません。
何度でも出し直せて、伸びが記録される
直してもう一度かけると、前回との差が表示されます。
点数が上がっていく過程がそのまま練習の記録になります。結果は印刷・PDF保存もできるので、そのまま先生に見せることもできます。
使い方は3ステップ

- 設定を合わせる……種別(小論文/志望理由書/作文)、指定文字数、文体を選びます。課題文にキーワードがあれば入力しておくと、そのことばが答案に出てきているかも確認します。
- 答案を貼る……手書きの答案なら、そのまま打ち直してください。打ち直す作業自体が、実は一番よい見直しになります。段落は改行で分けてください。
- 指摘を上から潰す……「重大」から順に直します。全部を一度に直そうとせず、重大だけ消してもう一度かけるのが近道です。
チェックしている45の観点

このツールが見ているのは、次の45項目です。
減点の理由を知っておくだけでも、書くときの意識が変わります。
標準の項目は全45件です。○は種別ごとの対象(小=小論文、志=志望理由書・自己PR、作=作文・感想文)です。
| 構成(3項目) | 重大度 | 小 | 志 | 作 | 見ているもの |
|---|---|---|---|---|---|
| 段落の数 | 重大 | ○ | ○ | ○ | 段落が分かれているか、字数に見合った段落数かを見ます。 |
| ひとつの段落が長すぎる | 注意 | ○ | ○ | ○ | 一つの段落が全体の6割を超えていないかを見ます(300字以上のとき)。 |
| まとめの言葉がない | 注意/参考 | ○ | ○ | ○ | 「以上より」「したがって」など、結論を導く表現があるかを見ます。 |
| 論拠(10項目) | 重大度 | 小 | 志 | 作 | 見ているもの |
|---|---|---|---|---|---|
| 主張がはっきり書かれていない | 重大/参考 | ○ | ○ | ○ | 「〜べきである」「〜と考える」など、主張にあたる表現があるかを見ます。 |
| 根拠を示す言葉がない | 重大/参考 | ○ | ○ | ○ | 「なぜなら」「〜からである」など、根拠を示す表現があるかを見ます。 |
| 具体例がない | 重大/注意 | ○ | ○ | ○ | 「例えば」「実際に」「経験」など、具体例にあたる表現があるかを見ます。 |
| 反対意見への目配りがない (減点なし・あれば加点) | 参考 | ○ | ○ | — | 「確かに〜。しかし〜」の譲歩があるかを見ます。減点はせず、あれば小さく加点します。 |
| 逆接が一度も出てこない (減点なし・あれば加点) | 参考 | ○ | ○ | — | 「しかし」「一方で」などの逆接があるかを見ます。減点はせず、あれば小さく加点します。 |
| 数字やデータがない (減点なし・あれば加点) | 参考 | ○ | ○ | — | 年・%・人数などの数字があるかを見ます。減点はせず、あれば小さく加点します。 |
| 課題のキーワードが本文に出てこない | 重大 | ○ | ○ | ○ | 設定した課題キーワードが本文に含まれているかを見ます。 |
| 「なぜこの大学・学部か」にあたる語がない | 参考 | — | ○ | — | 志望理由書で、その大学・学部を選んだ理由にあたる語(貴学、カリキュラム、ゼミなど)があるかを見ます。内容の判定ではなく、要素の有無の目安です。 |
| 「入学後に何をするか」にあたる語がない | 参考 | — | ○ | — | 志望理由書で、入学後の学びの計画にあたる語(入学後、学びたい、ゼミで、資格など)があるかを見ます。内容の判定ではなく、要素の有無の目安です。 |
| 「将来像」にあたる語がない | 参考 | — | ○ | — | 志望理由書で、卒業後の将来像にあたる語(将来、卒業後、〜になりたい、貢献など)があるかを見ます。内容の判定ではなく、要素の有無の目安です。 |
| 表現(16項目) | 重大度 | 小 | 志 | 作 | 見ているもの |
|---|---|---|---|---|---|
| 文の頭が話し言葉になっている | 重大 | ○ | ○ | ○ | 「でも」「なので」「あと」など、話し言葉の接続語で文を始めていないかを見ます。 |
| くだけた言い回しが混ざっている | 注意 | ○ | ○ | ○ | 「すごく」「とか」「みたいな」「ちゃんと」など、答案では避ける言い回しを探します。 |
| 程度をぼかす語を使っている | 注意 | ○ | ○ | ○ | 「かなり」「結構」「たくさん」など、程度をあいまいにする語を探します。 |
| 「思う」で締めている | 注意 | ○ | ○ | ○ | 「〜と思う」「〜と感じる」で主張を締めていないかを見ます。 |
| 断定を避けすぎている | 注意 | ○ | ○ | ○ | 「かもしれない」「気がする」「のではないだろうか」など、逃げ道を作る言い方を探します。 |
| 言いすぎ(過度な一般化) | 参考 | ○ | ○ | ○ | 「絶対に」「みんな」「すべての人」など、例外を認めない言い切りを探します。 |
| 「ということ」が多い | 参考 | ○ | ○ | ○ | 「ということ」「というもの」が4回以上あるかを見ます。 |
| 二重否定で回りくどい | 参考 | ○ | ○ | ○ | 「なくはない」「ないわけではない」など、二重否定を探します。 |
| 指示語が多い | 参考 | ○ | ○ | ○ | 「この」「その」「それ」などの指示語が6回以上あるかを見ます。 |
| カタカナ語が多い | 参考 | ○ | ○ | ○ | 3文字以上のカタカナ語が8語以上あるかを見ます。 |
| 一文が長すぎる | 重大 | ○ | ○ | ○ | 60字を超える文があるかを見ます。85字以上は重大です。 |
| 読点のない長い文がある | 注意 | ○ | ○ | ○ | 45字以上あるのに読点が一つもない文を探します。 |
| 一文に「が、」が二つ以上ある | 参考 | ○ | ○ | ○ | 一つの文の中に「〜が、」が二回以上出てくるかを見ます。 |
| 同じ語を繰り返している | 注意 | ○ | ○ | ○ | 同じ漢語・カタカナ語が何度も出てくるかを見ます。課題キーワードは数えません。 |
| 漢字とかなの比率 | 参考 | ○ | ○ | ○ | 漢字の比率が46%を超えるか20%を下回るかを見ます(200字以上のとき)。 |
| 同じ文末が続いている | 参考 | ○ | ○ | ○ | 同じ文末が3文以上続いていないかを見ます。 |
| 分量(1項目) | 重大度 | 小 | 志 | 作 | 見ているもの |
|---|---|---|---|---|---|
| 指定字数との差 | 重大 | ○ | ○ | ○ | 指定字数の8割未満・9割未満・超過を見ます。指定がないときは200字未満を指摘します。 |
| 形式(15項目) | 重大度 | 小 | 志 | 作 | 見ているもの |
|---|---|---|---|---|---|
| ら抜き言葉 | 重大 | ○ | ○ | ○ | 「見れる」「食べれる」「来れる」など、一段動詞・カ変動詞の可能形から「ら」が抜けていないかを見ます。五段動詞の可能形(取れる・書ける)は対象外です。 |
| い抜き言葉 | 重大 | ○ | ○ | ○ | 「増えてる」「知ってる」など、「〜ている」から「い」が抜けていないかを見ます。 |
| 感嘆符・疑問符を使っている | 重大 | ○ | ○ | — | 「!」「?」が本文にないかを見ます。作文・感想文では対象外です。 |
| 答案で使わない記号が入っている | 注意 | ○ | ○ | ○ | 三点リーダ、矢印、星印、波線などの記号を探します。 |
| 略語・くだけた名詞 | 注意 | ○ | — | — | 「スマホ」「ネット」「バイト」など、正式名称で書くべき語を探します。小論文のみ対象です。 |
| 一人称が「私」になっていない | 注意 | ○ | — | — | 「僕」「俺」「自分は」など、「私」以外の一人称を探します。小論文のみ対象です。 |
| 重複表現(意味が重なっている) | 注意 | ○ | ○ | ○ | 「まず最初に」「今現在」「違和感を感じる」など、意味の重なった言い回しを探します。 |
| ひらがなで書くべき漢字 | 参考 | ○ | ○ | ○ | 「出来る」「する事」「様々」「為」など、ひらがなで書くのが原則の語を探します。 |
| 書き分けの必要な同音異義語 | 参考 | ○ | ○ | ○ | 「以外/意外」「保障/保証/補償」など、変換ミスの出やすい語があれば確認を促します。 |
| 「だ・である」と「です・ます」が混ざっている | 重大 | ○ | ○ | ○ | 文末が「だ・である」と「です・ます」で混在していないかを見ます。 |
| 指定した文体と違う | 注意 | ○ | ○ | ○ | 設定で選んだ文体と本文の文体が一致しているかを見ます。 |
| 並列の「たり」が片方しかない | 注意 | ○ | ○ | ○ | 「〜たり」が一文に一つしかない(対になっていない)文を探します。 |
| 最後の文が句点で終わっていない | 注意 | ○ | ○ | ○ | 本文の最後が「。」で終わっているかを見ます。 |
| 半角数字と全角数字が混ざっている | 参考 | ○ | ○ | ○ | 半角数字と全角数字が同じ答案に混在していないかを見ます。 |
| 段落の頭が一字下がっていない | 参考 | ○ | — | ○ | 各段落の最初に全角スペース1つ(一字下げ)があるかを見ます。小論文と作文・感想文のみ対象です。 |
よくある減点パターンと、その直し方
実際に多い5つを、直す前と直した後で並べます。ツールを使わなくても、ここだけ覚えられれば、数点は変わります。
①「でも」「なので」で文を始めている
✕ でも、この問題はすごく大事だと思う。
〇 しかし、この問題は極めて重要である。
「でも→しかし」「なので→したがって・そのため」「だけど→だが」「あと→また」。接続語を漢語系にそろえるだけで、答案の印象は一段変わります。
②「〜と思う」で締めている
✕ 私は地方への移住支援を進めるべきだと思う。
〇 私は地方への移住支援を進めるべきだと考える。なぜなら、移住をためらわせる要因は複数が同時に働くからである。
小論文は感想文ではなく論証文です。「思う」は主観の表明で終わってしまいます。言い切って、直後に根拠を置く。これが小論文の最小単位です。
③一文が長すぎる
✕ 地方では人口が減っており、若者が都市部に流出しているため、産業の担い手が不足し、その結果さらに雇用が減るという悪循環が起きていて、行政の対応が求められている。(77字)
〇 地方では若者の都市部流出が続いている。その結果、産業の担い手が不足し、雇用がさらに減る。この悪循環を断つ対応が求められている。
目安は40〜50字で一度切ること。「〜で、」「〜が、」「〜ので、」と続いたら、そこが切りどころです。一文一義にすると、論理の穴も自分で見つけられるようになります。
④文体が混ざっている
✕ ……が課題である。私はこう考えます。
〇 ……が課題である。私はこう考える。
小論文は「だ・である調」が原則です。志望理由書は学校の指定に従ってください。どちらでもよいが、混ぜるのは必ず減点です。緊張して書いているときほど混ざります。
⑤指定字数の8割に届いていない
8割未満の答案は、内容を読まれる前に落とされることがあります。最低でも9割、目標は9割5分です。
字数が足りないときに、同じことを言い換えて水増しするのは逆効果です。足すなら「具体例をもう一つ」か「反対意見への反論」。この2つは、字数が増えると同時に評価も上がります。
⑥「たり」が片方しかない
✕ 休日は本を読んだり、映画を見て過ごす。
〇 休日は本を読んだり、映画を見たりして過ごす。
並列の「たり」は必ず繰り返して使います。話し言葉では片方だけでも通じてしまうため、気づかないまま答案に書いてしまう人がとても多い項目です。
⑦同じ語を何度も使っている
「環境」「問題」「必要」——同じ語が5回も6回も出てくると、語彙が乏しい答案に見えます。
言い換えるか、指示語にするか、その一文ごと削れないかを考えてください。削ると字数が浮くので、そのぶん具体例を足せます。
このツールにできないこと

このツールが判定するのは形式面だけです。
主張が鋭いか、根拠が本当に妥当か、その具体例がテーマに合っているか
——こうした中身の良し悪しは判定できません。満点が出ても、それは「減点されにくい書き方になっている」という意味であって、「合格答案である」という意味ではありません。
したがって、使う順番はこうしてください。
- このツールで形式の減点をゼロにする
- そのうえで、学校の先生や添削サービスに中身を見てもらう
先生の時間は限られています。
形式面を完璧にした後に、添削の際には中身の話だけを行える段階にもっていきましょう。
同じ添削で受け取れるものが、まるで変わります。
よくある質問

書いた答案はどこかに送信されますか?
いいえ。
答案の本文は、お使いの端末の中だけで処理されます。サーバーには送信されません。ツール改善のため、点数と「どの指摘が出たか」の項目名だけを匿名で記録していますが、本文やその一部が保存されることはありません。
登録や課金は必要ですか?
不要です。メールアドレスの入力もありません。ページを開いた瞬間から使えます。
1日に使える回数に制限はありますか?
ありません。何度でも使えます。直してはかけ直す、を繰り返してください。点数が上がっていく過程そのものが、いちばんの練習になります。
スマホでも使えますか?
使えます。スマホで打ち直しながら直していくのがいちばん手軽です。
志望理由書や作文にも使えますか?
使えます。種別を「志望理由書・自己PR」または「作文・感想文」に切り替えてください。それぞれに合わせて、チェックする項目と厳しさが変わります。
何文字から使えますか?
20字以上あればチェックできます。ただし段落構成や論の流れを見る都合上、300字以上の答案でいちばん正確に働きます。
前に書いた答案の記録は残りますか?
点数と文字数の履歴が、お使いの端末の中に20回分まで残ります。ほかの人から見えることはありません。ブラウザの履歴やサイトデータを消すと、あわせて消えます。
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そもそも書き方がわからない人はこちら。構成の型をそのまま真似できます。
減点されない書き方を体系的に知りたい人はこちら。このツールのチェック項目の根拠になっている12のルールです。
出題されそうなテーマを先に押さえたい人はこちら。
形式を直し終えたら、中身を人の目で見てもらいましょう。








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