
2026年・2027年度用の予想問題プリントを全16問作成しております!
無料でプリントをダウンロードできますので、そちらもご活用ください!
私立・国立を問わず多くの大学、英検を始めとする資格試験で出題されている英作文ですが、どうしても単語、熟語、読解に多くの時間を割いてしまい、それらに準ずる英作文の対策はどうしても後回しになりがちです。
英作文の対策の一つとして重要なことは単語力や文法力はもちろんのこと、それぞれの分野のテーマについて最低限の知識を理解しておくことです。
小論文でも、問われるテーマを予め知っておいた方が試験対策として有利であるということは間違いないでしょう。
そこで、本記事では分野・カテゴリーに分けて何が問われそうなのかテーマとキーワードをこれまでの過去問研究や時事ニュースを参考にして一挙にまとめていきます。
英作文の添削で困っている人はこちらがおすすめです!
- 2026年2月22日:2026年度・2027年度用の英作文予想問題プリント(全問新作)を全16テーマ解説付きで作成しました。
- 2026年2月23日:主要大学のテーマ頻出度ランキング・試験傾向・重要テーマ一覧について追記しました。
- 2026年9月16日:全分野を全面改稿。AI・移民の項目を新設。大学別傾向を最新化しました。
集計結果がこちら!たくさんのご回答ありがとうございました!


2026年度入試から分かる3つの傾向


主要大学の出題を分析すると、3つの傾向が見受けられます。
| 傾向 | 内容 | 代表的な出題 |
|---|---|---|
| 1. 生成AIの本格的な定着 | 教育・雇用・著作権など、論点が具体化 | 青山学院法(2026)、福井大ほか多数 |
| 2. 外国人受け入れの制度転換 | 技能実習から育成就労へ。定住を前提とする議論に | 一橋大、慶應経済、早稲田法、九州大 |
| 3. 抽象的な問いへの回帰 | 時事だけでなく、人間や社会の本質を問う出題 | 東京大(2025)、京都大(2026)、慶應文(2026) |
傾向1:生成AIは「使うかどうか」から「どう位置づけるか」へ


数年前まで、生成AIは新しい技術として紹介される段階でした。いまは違います。すでに使われていることを前提に、社会としてどう扱うかが問われています。
大学が学生のレポート作成にどこまで許容するか。創作物の著作権をどう考えるか。人の仕事がどこまで置き換わるか。いずれも答えが定まっていない問題です。
受験生自身が使っている技術でもあるため、実感を伴った答案が書ける分野でもあります。
傾向2:外国人受け入れの制度変更


2027年4月、技能実習制度が廃止され、育成就労制度が始まります。
この変更には大きな意味があります。技能実習は「国際貢献」を目的として掲げてきました。しかし実際には、人手不足を補う労働力として機能してきたという指摘が長く続いていました。
新しい制度は、「人材の育成と確保」を正面から目的に掲げます。建前と実態のずれを、制度の側で認めたことになります。
転籍の要件も緩和されます。これまでは原則として職場を変えられず、不利な条件でも逃れられないという問題が生じていました。
制度が動く時期は、出題が増える時期でもあります。2026年度から2028年度の入試では、このテーマを押さえておく価値があります。
傾向3:抽象的な問いへの回帰
一方で、難関大学には別の傾向があります。
東京大学では2025年度に「意見を言わないことは同意を意味するか」が出題されました。京都大学は2026年度に「世の中を住みよい場所にするためにひとつできることがあるとしたら、それは何か」を出題しています。
どちらも時事問題ではありません。知識の量ではなく、与えられた問いに対して自分の頭で考えられるかを見ています。
この種の出題には、時事の暗記では対応できません。ただし、社会問題を考えた経験があれば、材料は使えます。「住みよい場所」を論じるとき、交通や医療、地域のつながりといった具体を持っている人のほうが厚い答案を書けます。
| 対策の方針 | 内容 |
|---|---|
| 時事テーマ | 頻出分野を5つ程度、論点まで押さえる |
| 抽象的な問い | 普段から「なぜそう思うか」を言葉にする練習 |
| 共通して必要 | 賛成・反対の両方の理由を言えること |
頻出度別テーマランキング一覧(近年の傾向分析)


まずはじめに、2026年度までの英作文が出題される主要大学の傾向を徹底的に分析しました。
以下に、テーブル形式で頻出度別にテーマとトピック例・出題大学・学部ををまとめました。
ここから、AI・テクノロジーや、移民・外国人に関するテーマが近年の試験の顕著な傾向であることがわかりました。
今後必ずしもこの傾向が続くとは限りませんが、参考程度に、試験傾向を知っておくと今後の勉強の指針になるでしょう。
| テーマ分野・出題頻度 | トピック例 | 出題大学・学部(年度) |
|---|---|---|
| AI・テクノロジー | 生成AIの教育利用、AIと雇用、自動運転車 | 青学法(2026)、金沢大、北海道大、慶應経済、福井大 |
| 移民・外国人 | 外国人労働者受け入れ、移民政策、外国人参政権 | 一橋大、慶應経済、早稲田法・政経、九州大 |
| 法制度・人権 | 死刑廃止、安楽死、同性婚、臓器移植 | 一橋大、慶應経済・法、早稲田法・政経 |
| 労働・経済政策 | 最低賃金、女性管理職比率、ベーシックインカム、テレワーク | 慶應経済・医、早稲田政経・国教、一橋大 |
| SNS・情報社会 | SNS年齢制限、フェイクニュース、SNSの功罪 | 青学国際政経(2026)、早稲田国教、北海道大 |
| 環境・エネルギー | 再生可能エネルギー補助金、レジ袋規制、食料自給率 | 慶應経済(2025)、早稲田政経、筑波大、産業医科 |
| 教育・大学制度 | 博士号取得者の減少、英語早期教育、英語公用語化 | 大阪大(2025)、一橋大、早稲田政経、鹿児島大 |
| 観光・インバウンド | オーバーツーリズム、訪日外国人、カジノ | 東北大(2025)、慶應医(2025)、広島大、熊本大 |
| 哲学・思想・人文 | 沈黙と同意、言葉と人間、芸術の社会的役割 | 東京大(2025・2022)、慶應文(2026) |
| 少子高齢化 | 少子化対策、高齢者雇用、外国人労働者 | 一橋大、慶應経済(課題文型)、広島大 |
| 地域・都市問題 | 空き家対策、街づくり、地方創生 | 東京大(2021:暮らしやすい街)、広島大、岡山大 |
| 格差・社会福祉 | 経済格差と教育格差、デジタル格差、給付金政策 | 慶應経済、早稲田国教、広島大 |
上位2分野を優先してください。AI・テクノロジーと移民・外国人は、複数の難関校で繰り返し出題されています。
ただし、東京大学と京都大学は例外です。時事に依存しない抽象的な問いを出す傾向が続いています。志望校の過去問で確認してください。
2026年・2027年 自由英作文 テーマ 新作予想問題プリント


このような試験傾向を踏まえ、この度、2026年度・2027年度入試に向けた傾向に沿った自由英作文の予想問題プリントを作成しました。
生成AI・少子化・SNSなど、近年の主要大学で頻出のテーマを5つ厳選し、賛否両方の論の組み立て方や採点ポイントも合わせて解説しています。
過去問演習の前準備として、ぜひご活用ください。
2026年・2027年度 自由英作文予想問題プリント
- 出題可能性の高い5テーマに絞って収録 (全18ページ)
- 賛成・反対どちらの立場でも書けるよう解説
- いずれも完全新作オリジナル問題
- そのまま使える英語表現を各テーマ4〜5個収録
- 問題は実際の入試に近い形式で作成



プリント(全18ページ)はPDF形式で配布しています。
印刷してそのまま使える仕様になっていますので、ぜひ学習にお役立てください。
下のボタンからご自由にダウンロードしてください。
予想問題の内容まとめ:全5分野・16テーマ
| 分野 | テーマ数 |
|---|---|
| ① テクノロジー・情報社会 | 4テーマ(生成AI・SNS規制・デジタルデバイド・監視社会) |
| ② 環境・気候変動・SDGs | 3テーマ(気候変動・プラスチック・フードロス) |
| ③ 医療・福祉・健康 | 3テーマ(高齢化・メンタルヘルス・パンデミック) |
| ④ 教育・働き方・社会制度 | 3テーマ(少子化・リモートワーク・高等教育無償化) |
| ⑤ グローバル化・多様性・国際関係 | 3テーマ(移民・難民・ジェンダークォータ・英語教育) |




予想問題の収録テーマ問題一覧
▶ テクノロジー・情報社会
・No.1 ⽣成 AI の教育・職業への影響
・No.2 SNS 規制とフェイクニュース・表現の⾃由
・No.3 デジタルデバイドと情報格差
・No.4 プライバシーと監視社会(顔認証・ビッグデータ)
▶ 環境・気候変動・SDGs
・No.5 気候変動対策:政府・企業・個⼈の責任
・No.6 プラスチック汚染・海洋環境問題
・No.7 ⾷料安全保障・フードロスと SDGs
▶ 医療・福祉・健康
・No.8 ⾼齢化社会と介護・医療費問題
・No.9 メンタルヘルスと現代社会(若者・SNS 問題)
・No.10 感染症対策とパンデミック後の公衆衛⽣
▶ 教育・働き⽅・社会制度
・No.11 少⼦化対策と⼦育て⽀援政策
・No.12 リモートワークと働き⽅・職場の未来
・No.13 ⼤学教育の意義と⾼等教育の無償化
▶ グローバル化・多様性・国際関係
・No.14 移⺠・難⺠問題と多⽂化共⽣
・No.15 ジェンダー平等と⼥性活躍推進
・No.16 英語教育のグローバル化と⽂化的アイデンティティ


英作文・小論文分野別テーマ・キーワード


ここからは分野ごとに、何が問われるのか、どう論じれば評価されるのかを整理します。
各分野で次の5点をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 頻出テーマ | 実際に問われるテーマと論点 |
| 設問の例 | どのような形で出されるか |
| 評価される視点 | 答案に厚みを出す切り口 |
| 避けたい書き方 | 多くの受験生が書いてしまう結論 |
| 単語・表現 | 英作文で使えるもの |
「避けたい書き方」に注目してください。誰もが書く結論は、それだけでは評価されません。
AI・テクノロジー【最頻出】


この分野は、いま最も出題が多いテーマです。文系・理系を問わず、幅広い学部で扱われています。
数年前は「AIが人間の仕事を奪うか」という漠然とした問いが中心でした。いまは論点が具体化しています。教育現場での扱い、著作権、判断の責任、格差への影響。それぞれ別の問題として議論されるようになりました。
受験生にとって有利な点があります。自分が使っている技術だから、実感を書けることです。「便利だった」で終わらせず、「使ってみて限界を感じた」という経験があれば、それは十分な材料になります。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| 生成AIと教育 | レポートへの利用をどこまで認めるか/考える力は育つか |
| AIと雇用 | どの仕事が置き換わるか/新しい仕事は生まれるか |
| AIと著作権 | 学習データの扱い/生成物は誰のものか |
| 判断の責任 | AIの誤りは誰が負うか/説明できない判定を認めるか |
| 自動運転 | 事故の責任/安全性はどこまで求めるか |
| 監視技術 | 顔認証と防犯/行動が記録される社会 |
| デジタル格差 | 使える人と使えない人/窓口の削減 |
設問の例
| 形式 | 設問例 |
|---|---|
| 賛否型 | 大学のレポート作成に生成AIを使うことの是非 |
| 影響分析型 | AIの普及は仕事をどう変えるか |
| 制度設計型 | AIによる判定に何を求めるべきか |
| 両論型 | AIの利点と課題を挙げ、あなたの考えを述べよ |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 禁止は現実的でない | 使えなくするより、使い方を教える方向へ |
| 答えより問いが重要になる | 何を尋ねるかが人の役割として残る |
| 説明できるかは別問題 | 精度が高くても、理由を示せなければ納得できない |
| 過去の偏りを学習する | 「AIは客観的」という前提を疑える |
| 移行の負担は均等でない | 学び直せる人とそうでない人がいる |
避けたい書き方
| 避けたい | 理由 |
|---|---|
| AIは人間を超える | 根拠を示せない |
| AIに仕事を奪われる | 何がどう変わるか述べていない |
| 最終判断は人が行うべき | 言い古されていて具体性がない |
| 技術の進歩は止められない | 考えることを放棄している |
| AIが責任を負えない | AIは主体ではない。責任の所在が不明確になる、と書く |
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 人工知能 | artificial intelligence (AI) |
| 生成AI | generative AI |
| アルゴリズム | algorithm |
| 自動化する | automate |
| 〜に取って代わる | replace |
| 依存する | rely on / depend on |
| 倫理的な | ethical |
| 偏り・先入観 | bias |
| 透明性 | transparency |
| 説明責任 | accountability |
| 著作権 | copyright |
| 個人情報 | personal data |
| 顔認証 | facial recognition |
| デジタル格差 | the digital divide |
| 規制する | regulate |
| 労働市場 | the labor market |
英作文で使える表現
| 場面 | 表現 |
|---|---|
| 利点を認める | AI can process large amounts of data quickly. |
| 限界を示す | However, AI cannot explain how it reached its conclusion. |
| 条件をつける | AI should be used only when its decisions can be explained. |
| 責任に触れる | It remains unclear who is responsible for errors. |
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移民・多文化共生【最頻出】


もう一つの最頻出分野です。一橋大学、慶應義塾大学経済学部、早稲田大学法学部など、難関校で繰り返し出題されています。
いま押さえておきたいのは、制度が実際に変わるという点です。
2027年4月、技能実習制度が廃止され、育成就労制度が始まります。技能実習は「国際貢献」を目的としてきましたが、新制度は「人材の育成と確保」を正面から掲げます。転籍の要件も緩和されます。
この変更は、建前と実態のずれを制度の側で認めたということです。答案でこの点に触れられると、理解の深さが伝わります。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| 受け入れの拡大 | 人手不足への対応/社会的な費用 |
| 育成就労制度 | 技能実習の何が問題だったか/転籍の自由 |
| 多文化共生 | 共生とは何を指すか/誰が変わるべきか |
| 子どもの教育 | 日本語指導/進学の機会 |
| 外国人参政権 | 地方参政権の是非(早稲田法で頻出) |
| 送り出す国への影響 | 人材流出をどう考えるか |
設問の例
| 形式 | 設問例 |
|---|---|
| 賛否型 | 外国人労働者の受け入れ拡大に賛成か |
| 制度評価型 | 技能実習制度の課題をどう見るか |
| 定義型 | 多文化共生とは何を意味するか |
| 政策提案型 | 共生のために何が必要か |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 一時的という前提が支援を遅らせる | いずれ帰る人には投資しないという発想 |
| 共生は双方向の過程 | 受け入れる側だけが変わらないのは不自然 |
| 労働者である前に生活者 | 働く場だけでなく暮らす場が要る |
| 子どもは選んで来ていない | 本人の責任でない条件で将来が決まる |
| 送り出す国の事情 | 若い人材の流出は相手国の損失でもある |
4つ目と5つ目は、書ける受験生が少ない視点です。
親の就労に伴って来日した子どもは、自分で日本を選んだわけではありません。それでも日本語が分からないまま学校に通い、進学で不利になります。
また、受け入れは日本の必要から始まりました。しかし送り出す国から見れば、若い労働力の流出でもあります。医療や教育を担う人材が抜ければ、その国の発展が損なわれます。
避けたい書き方
| 避けたい | 理由 |
|---|---|
| お互いを理解することが大切だ | 何をすべきか述べていない |
| 労働力として必要だから受け入れる | 人を手段として扱っている |
| 外国人が日本の文化を学ぶべきだ | 一方向の要求になっている |
| 多様性は社会を豊かにする | 費用や摩擦に触れていない |
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 移民 | immigrant |
| 外国人労働者 | foreign workers |
| 多文化共生 | multicultural coexistence |
| 多様性 | diversity |
| 人手不足 | labor shortage |
| 受け入れる | accept / take in |
| 統合する | integrate |
| 差別 | discrimination |
| 偏見 | prejudice |
| 言葉の壁 | the language barrier |
| 定住する | settle down |
| 労働条件 | working conditions |
| 難民 | refugee |
| 参政権 | the right to vote |
| 適応する | adapt to |
| 相互の | mutual |
英作文で使える表現
| 場面 | 表現 |
|---|---|
| 必要性を認める | Japan needs foreign workers to address its labor shortage. |
| 条件を示す | However, we should treat them as residents, not just as workers. |
| 双方向を示す | Coexistence requires both sides to adjust. |
| 子どもに触れる | Their children did not choose to come here. |
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SNS・情報社会


SNSをめぐる出題は、論点が変わりました。
以前は「SNSの功罪」という漠然とした問いが中心でした。いまは規制の是非が具体的に問われます。青山学院大学国際政治経済学部は2026年度に「SNS利用の年齢制限の是非」を出題しています。
背景には、各国で年齢制限の法整備が進んでいることがあります。子どもの利用をどこまで制限すべきかが、現実の政策課題になりました。
もう一つの論点が、生成AIによる偽情報です。本物と見分けにくい画像や音声が作れるようになり、写真や動画が証拠にならない場面が生じています。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| SNSの年齢制限 | 子どもを守るか/自由を制限するか |
| フェイクニュース | 削除すべきか/誰が誤りを判断するか |
| 誹謗中傷 | 規制と表現の自由/匿名性の扱い |
| 情報の偏り | 似た意見ばかり表示される仕組み |
| 個人情報 | データの利用/形だけの同意 |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 設計が行動を決める | 意識より、仕組みの影響が大きい |
| 見えていないものには気づけない | 表示されなかった情報は探せない |
| 訂正は追いつかない | 誤情報ほどは広がらない |
| 一人の行為と集団の結果は違う | 各自は軽くても、受ける側には大量に届く |
1つ目がこの分野の核心です。
SNSで長時間を過ごしてしまうのは、意志が弱いからでしょうか。そうとは限りません。利用時間が長いほど収益が上がる仕組みなら、事業者は利用者を引き止める設計をします。
この構造を見ずに個人の意識を論じても、答案は深まりません。
避けたい書き方
| 避けたい | 理由 |
|---|---|
| メディアリテラシーが必要だ | 最も多い結論。それだけでは差がつかない |
| 使い方の問題である | 設計の影響を見ていない |
| 若者はSNSに依存している | 世代で区切ると視野が狭い |
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| SNS | social media |
| 投稿する | post |
| 拡散する | spread / go viral |
| 偽情報 | false information / misinformation |
| 誹謗中傷 | online abuse / slander |
| 匿名の | anonymous |
| 年齢制限 | age restrictions |
| プライバシー | privacy |
| 依存 | addiction |
| 信頼できる | reliable |
| 出所・情報源 | source |
| 検証する | verify |
| 分断 | division / polarization |
| 表現の自由 | freedom of expression |
| 影響を与える | influence / affect |
英作文で使える表現
| 場面 | 表現 |
|---|---|
| 仕組みを述べる | Social media shows us what we are likely to agree with. |
| 限界を示す | We cannot notice information that is never shown to us. |
| 責任に触れる | The problem lies in the design, not in the users. |
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環境・エネルギー


環境問題は長く出題されてきましたが、問われ方が変わりました。
以前は「環境を守るために何ができるか」という問いが中心でした。いまは「誰が負担するか」が論点になっています。
慶應義塾大学経済学部は2025年度に「再生可能エネルギーへの公的支援の是非」を出しました。環境対策そのものの是非ではなく、費用の配分を問う設問です。
この変化には理由があります。脱炭素の必要性そのものには、大きな異論がなくなりました。争点は実行の方法に移っています。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| 気候変動対策 | 負担の配分/政府・企業・個人の責任 |
| 再生可能エネルギー | 公的支援の是非/設置をめぐる地域との対立 |
| 原子力 | 排出が少ない/事故と廃棄物のリスク |
| プラスチック | 規制の効果/代替素材の負荷 |
| 食料とフードロス | 自給率/廃棄の構造 |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 負担を誰が負うか | 電気料金への上乗せは低所得層に重い |
| 排出と被害は一致しない | 排出の少ない国が被害を受ける |
| 環境保護どうしの対立 | 太陽光発電のために森林を伐採する例 |
| 将来世代は議論に参加できない | いまの決定が、決められない人に及ぶ |
避けたい書き方
| 避けたい | 理由 |
|---|---|
| 環境を守るべきだ | 誰も反対しない |
| 一人ひとりの意識が大切 | 構造の問題を見落とす |
| 企業が負担すべきだ | 価格に転嫁され、消費者が負う |
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 環境問題 | environmental problems |
| 地球温暖化 | global warming |
| 気候変動 | climate change |
| 持続可能な | sustainable |
| 再生可能エネルギー | renewable energy |
| 温室効果ガス | greenhouse gases |
| 排出 | emissions |
| 削減する | reduce / cut |
| 環境にやさしい | eco-friendly |
| 生物多様性 | biodiversity |
| 森林伐採 | deforestation |
| 原子力 | nuclear power |
| リサイクルする | recycle |
| 廃棄物 | waste |
| 食品ロス | food waste |
| 補助金 | subsidies |
英作文で使える表現
| 場面 | 表現 |
|---|---|
| 必要性を述べる | We need to reduce greenhouse gas emissions. |
| 負担に触れる | The question is who should bear the cost. |
| 対立を示す | Solar panels sometimes require cutting down forests. |
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教育


教育の出題には、2つの流れがあります。
一つは、身近な制度の是非です。制服、校則、部活動といったテーマは、高校受験でも大学入試でも扱われます。
もう一つは、社会構造に関わる問いです。学力格差、教員の負担、高等教育の無償化。大阪大学は2025年度に「日本の博士号取得者の減少」を出しました。研究環境や大学院進学率の国際比較に踏み込む設問です。
いま押さえておきたいのは、学力格差です。家庭の経済状況と学力に関係があることが繰り返し示され、「本人の努力」では説明できないという認識が広がっています。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| 学力格差 | 環境の影響/公教育の役割 |
| ICT教育 | 個別最適化/家庭環境の差 |
| いじめ | 早期発見/傍観者に何を求めるか |
| 教員の負担 | 部活動の地域移行/なり手不足 |
| 不登校 | 学校に戻すことが目標か |
| 高等教育の無償化 | 誰が費用を負うか |
| 英語教育 | 早期教育の是非/公用語化 |
| 校則・制服 | 合理性/自由と管理 |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 意欲も環境に左右される | 「やる気がない」で片づけられない |
| 支援が届かない層がいる | 情報を持つ家庭ほど支援を使う |
| 負担は子どもに跳ね返る | 教員に余裕がないと一人ひとりを見られない |
| 目的と手段を区別する | ICT導入そのものが目的になっていないか |
避けたい書き方
| 避けたい | 理由 |
|---|---|
| 私の学校ではこうだった | 一つの事例にすぎない |
| 教員がもっと努力すべき | 負担の現実を見ていない |
| 親の意識が低い | 家庭を責めるだけになる |
| 心の教育が必要だ | 具体性がない |
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 教育格差 | educational inequality |
| 学力 | academic ability |
| いじめ | bullying |
| 不登校 | school refusal |
| 義務教育 | compulsory education |
| 授業料 | tuition fees |
| 奨学金 | scholarship |
| オンライン授業 | online classes |
| 対面授業 | face-to-face classes |
| 塾 | cram school |
| 校則 | school rules |
| 制服 | school uniforms |
| 部活動 | club activities |
| 教員 | teachers |
| 大学院 | graduate school |
| 機会均等 | equal opportunity |
英作文で使える表現
| 場面 | 表現 |
|---|---|
| 格差に触れる | Children’s academic performance is affected by their family background. |
| 制度を論じる | Schools alone cannot solve this problem. |
| 是非を述べる | I think school uniforms should be optional. |
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医療・福祉・健康


医療のテーマには、大きな変化がありました。
数年前は感染症対策が出題の中心でした。マスクの是非、緊急事態宣言の評価、医療崩壊への対応。これらの個別論点は、いまはほとんど出題されません。
ただし、パンデミックの経験が残した問いは生きています。患者が集中したとき誰を優先するか。個人の自由を公衆衛生のためにどこまで制限できるか。これらは普遍的な論点として、いまも問われます。
現在の中心は少子高齢化と地域医療です。医療費の増加、介護の担い手不足、医師の偏在。いずれも構造的な問題として扱われます。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| 少子高齢化と医療 | 医療費の負担/世代間の公平 |
| 地域医療 | 医師の偏在/通院手段/オンライン診療 |
| 終末期医療 | 延命治療/本人の意思/家族の負担 |
| 安楽死・尊厳死 | 法制化の是非(一橋大で出題) |
| 医療とAI | 診断支援/責任の所在 |
| メンタルヘルス | 若者の心の健康/相談できる環境 |
| 公衆衛生 | 個人の自由と社会の安全/平時の備え |
| 臓器移植 | ドナー制度/意思表示のあり方 |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 高齢者を負担として語らない | 問題は年齢ではなく仕組み |
| 意思は固定されない | 健康なときと病気のときで考えが変わる |
| 病院を増やすより通える仕組みを | 医療機関の数ではなく到達できるか |
| 感染リスクは平等でない | 在宅で働ける人とそうでない人がいる |
| 予防と自己責任は別 | 健康は環境にも左右される |
避けたい書き方
| 避けたい | 理由 |
|---|---|
| 患者を救う | 一方的な救済に聞こえる |
| 高齢者は負担である | 人を負担として扱っている |
| 患者に指導する | 相手の事情を見ていない |
| 命を最優先に | 終末期では本人の意思と対立しうる |
| 思いやりが大切だ | 心構えだけでは制度を論じていない |
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 高齢化社会 | an aging society |
| 少子化 | the declining birthrate |
| 医療費 | medical costs |
| 介護 | nursing care |
| 在宅医療 | home medical care |
| 安楽死 | euthanasia |
| 延命治療 | life-prolonging treatment |
| 生活の質 | quality of life (QOL) |
| 説明と同意 | informed consent |
| 公衆衛生 | public health |
| 感染症 | infectious disease |
| 予防する | prevent |
| 診断 | diagnosis |
| 治療 | treatment |
| 臓器移植 | organ transplantation |
| 精神的な健康 | mental health |
英作文で使える表現
| 場面 | 表現 |
|---|---|
| 現状を述べる | Japan’s population is aging rapidly. |
| 配分に触れる | We must decide how to allocate limited medical resources. |
| 意思を尊重する | The patient’s own wishes should come first. |
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経済・労働


この分野では、いま起きていることが直接テーマになります。
物価の上昇と賃金、人手不足、最低賃金の引き上げなど。慶應義塾大学経済学部は最低賃金を複数回出題しています。受験生の生活にも関わる話題です。
働き方についても議論が続いています。テレワークが定着する一方、現場に出なければならない職種との差が明確になりました。
この分野で押さえておきたいのは、「負担は転嫁される」という視点です。企業に課した費用は、価格や賃金を通じて消費者や従業員に移ることがあります。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| 最低賃金 | 生活の改善/中小企業の負担 |
| 物価上昇と賃金 | 実質的な生活水準/格差への影響 |
| 働き方 | テレワーク/長時間労働/非正規雇用 |
| 女性の活躍 | 管理職比率/育児との両立 |
| ベーシックインカム | 導入の是非/財源 |
| 格差 | 機会の平等/再分配 |
| 地方経済 | 人口減少/空き家/地域の維持 |
| 観光・インバウンド | 経済効果/オーバーツーリズム |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 負担は転嫁される | 企業に課しても、最終的に負うのは別の主体 |
| 制度が変われば行動も変わる | 規制の対象外へ移動が起きる |
| 財源はどこから来るか | 公的支援を提案するなら必ず触れる |
| 効率と公平は一致しない | 市場の結果が望ましい配分とは限らない |
| 移住促進は競争になる | 全国で同じ政策をとれば相殺される |
避けたい書き方
| 避けたい | 理由 |
|---|---|
| 企業が負担すべきだ | 転嫁構造を見ていない |
| 国が支援すればよい | 財源に触れていない |
| 格差をなくすべきだ | どこまでかを示していない |
| 成長すれば解決する | 分配の問題が残る |
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 最低賃金 | the minimum wage |
| 物価上昇 | rising prices / inflation |
| 賃金 | wages |
| 雇用 | employment |
| 非正規雇用 | non-regular employment |
| 在宅勤務 | working from home |
| 労働時間 | working hours |
| 格差 | the gap / inequality |
| 再分配 | redistribution |
| 税金 | taxes |
| 補助金 | subsidies |
| 財源 | financial resources |
| 地方創生 | regional revitalization |
| 過疎 | depopulation |
| 観光客 | tourists |
| 経済効果 | economic impact |
英作文で使える表現
| 場面 | 表現 |
|---|---|
| 賛成を述べる | Raising the minimum wage would help low-income workers. |
| 懸念を示す | However, small businesses may not be able to afford it. |
| 財源に触れる | We must also consider where the money will come from. |
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法律・政治・社会制度


法学部と政治経済学部を志望する人には、最重要の分野です。一橋大学、慶應義塾大学、早稲田大学法学部で繰り返し出題されています。
この分野の特徴は、答えが対立していることです。死刑制度、同性婚、選択的夫婦別姓。いずれも専門家の間でも意見が分かれます。
だからこそ、結論よりも「どう考えたか」が問われます。反対の立場が持つ理由を理解したうえで、自分の立場を示せるかが分かれ目になります。
制度面では動きがあります。共同親権の制度が2026年度から施行されました。青山学院大学法学部は2026年度にこれを出題しています。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| 死刑制度 | 存廃論/冤罪の可能性/国際的な動向 |
| 同性婚 | 法制化の是非/婚姻制度の意味 |
| 選択的夫婦別姓 | 制度の設計/家族のあり方 |
| 共同親権 | 2026年度施行/子の利益をどう守るか |
| 表現の自由 | 規制の範囲/誰が判断するか |
| 成人年齢・少年法 | 責任と保護のバランス |
| プライバシー | 監視と安全/個人情報の管理 |
| 外国人参政権 | 地方参政権の是非 |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 多数決で決められない領域がある | 多数が賛成しても侵せない権利 |
| 誰が判断するのか | 規制の主体が持つ危うさ |
| 感情と制度は別 | 被害者の心情は重いが、制度の根拠とは区別する |
| 誰もがその立場になりうる | 手続きの保障は無実の人を守るため |
1つ目がこの分野の核心です。民主主義は多数決を基本としますが、多数決で決めてはならない領域があります。この理解の有無で、答案の質が大きく変わります。
避けたい書き方
| 避けたい | 理由 |
|---|---|
| 国民の多数が望んでいる | 多数決で決められない領域がある |
| 被害者感情を考えれば当然だ | 感情は制度の根拠にならない |
| バランスが重要である | 何をどう調整するか述べていない |
| 厳しく取り締まるべきだ | 規制の危険に触れていない |
2つ目の扱いには注意してください。被害者の心情を否定するのではなく、制度としてどう受け止めるかを論じる形にします。
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 憲法 | the Constitution |
| 権利 | rights |
| 法律を制定する | enact a law |
| 廃止する | abolish |
| 死刑 | capital punishment / the death penalty |
| 同性婚 | same-sex marriage |
| 夫婦別姓 | separate surnames for married couples |
| 親権 | parental authority |
| 表現の自由 | freedom of expression |
| 規制する | regulate / restrict |
| 裁判 | trial |
| 冤罪 | false accusation / wrongful conviction |
| 合憲・違憲 | constitutional / unconstitutional |
| 平等 | equality |
| 差別 | discrimination |
| 少数派 | minority |
英作文で使える表現
| 場面 | 表現 |
|---|---|
| 両論に触れる | There are strong arguments on both sides. |
| 権利を論じる | Some rights should not be decided by majority vote. |
| 立場を示す | I believe this system should be reconsidered. |
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ジェンダー・多様性


この分野は、制度と意識の両面から問われます。
制度面では、同性婚、選択的夫婦別姓、女性管理職の比率といったテーマがあります。早稲田大学政治経済学部や慶應義塾大学経済学部で出題されてきました。
意識面では、役割分担の固定観念が扱われます。「男性が働き、女性が家庭を担う」という前提が、制度や慣行の中に残っていないかという問いです。
司法の判断も蓄積されています。2023年10月、最高裁は性別変更の要件として生殖能力を失わせる手術を求める規定を違憲としました。法学部志望者は概要を押さえておいてください。この点は、以下で詳しくご紹介します。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| 同性婚 | 法制化の是非/婚姻制度の意味 |
| 選択的夫婦別姓 | 選択制の設計/家族の一体感 |
| 女性の活躍 | 管理職比率/数値目標の是非 |
| 育児と仕事 | 育休の取得/男性の参加 |
| 性の多様性 | 制度上の扱い/社会の理解 |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 選択肢を増やす制度 | 選択制は、強制ではない |
| 意識だけでは変わらない | 制度が前提を作っている |
| 男性の側の制約も見る | 育休を取りにくい構造 |
| 数値目標には賛否がある | 是正の手段/能力主義との緊張 |
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 男女平等 | gender equality |
| 同性婚 | same-sex marriage |
| 性の多様性 | gender diversity |
| 固定観念 | stereotype |
| 育児休業 | childcare leave |
| 管理職 | managerial positions |
| 両立する | balance |
| 役割分担 | division of roles |
| 偏見 | prejudice |
| 機会 | opportunity |



2023年10月25日に、史上12件目となる法令違憲判決(その法令の要件が憲法の規定に反するとする判決)が出ました。法学部の人は概要だけでもおさえておきましょう!以下に、簡単に内容をご説明します。
ピックアップテーマ 性同一性障害特例法違憲判決(最高裁令和5年10月25日)


最高裁令和5年10月25日判決のまとめ
トランスジェンダーの人が戸籍上の性別を変えるために、生殖能力を失わせる手術を要するとする「性同一性障害特例法」の要件は、憲法13条(本件の場合、自己の意思に反して身体への侵襲を受けない自由)を侵害し、違憲・無効であるか。
生殖能力を失わせる手術を要するとする要件は、「強度の身体的侵襲である手術を受けるか、性自認に従った法令上の取扱いを受ける重要な法的利益を放棄するかという、過酷な二者択一を迫っている」と指摘し、今般の社会の変化、医学的知見の進展を踏まえ、「意に反して身体への侵襲を受けない自由を侵害し、憲法13条に違反して無効」であるとした。
判断要素:親子関係の問題、社会の理解、医学的知見の進展、諸外国の状況(以下、最高裁の判旨を抜粋)
- 親子関係 「生殖機能をなくす要件がなくとも、親子関係の問題が生じることは極めてまれである。」
- 社会の理解 「施行から19年が立ち、これまで1万人をこえる人が性別変更をしている中で性同一性障害の人に関する社会の理解も広まりつつある。生活上の問題を解消するための環境整備も行われている。」
- 医学的知見の進展 「要件を課すことには医学的に合理性はない。」
- 諸外国の状況 「生殖能力を失っていることを性別変更の要件としない国が増加している。」
なお、「外観要件」というもう1つの要件の違憲性については差戻しをしており、今回判断はなされませんでした。
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国際・グローバル化


この分野には、他と異なる難しさがあります。立場が変われば正しさが変わるという点です。
日本にとって望ましいことが、相手国にとっては不利益になる場面があります。採点者は、自国の視点だけで書いていないかを見ています。
紛争を扱うときは特に慎重な書き方が必要です。現在進行中の問題には当事者がいます。特定の国や勢力を一方的に断じる書き方は避けてください。
なお、パレスチナ問題の対立軸はユダヤ人とアラブ人です。19世紀末以降のユダヤ人移住と、現地に暮らしていたアラブ人との間で緊張が生じ、1948年のイスラエル建国と中東戦争へと展開しました。
頻出テーマ
| テーマ | 主な論点 |
|---|---|
| グローバル化 | 利益の分配/取り残される人 |
| 国際協力 | 支援のあり方/自立との関係 |
| 難民 | 受け入れの責務/負担の分担 |
| 地球規模の課題 | 協調の難しさ/負担の配分 |
| 英語公用語化 | 国際化の手段/文化との関係 |
| 紛争と平和 | 国際機関の役割/介入の是非 |
評価される視点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| 立場が変われば正しさが変わる | どの国から見た議論かを意識する |
| 善意が結果を保証しない | 支援が現地の産業を壊すこともある |
| いまの格差には経緯がある | 現状は偶然生まれたものではない |
| どちらを選んでも代償がある | 介入も不介入も問題が残る |
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| グローバル化 | globalization |
| 国際協力 | international cooperation |
| 発展途上国 | developing countries |
| 先進国 | developed countries |
| 支援する | support / aid |
| 自立 | self-reliance |
| 難民 | refugees |
| 紛争 | conflict |
| 交渉 | negotiation |
| 制裁 | sanctions |
| 持続可能な開発 | sustainable development |
| 相互依存 | interdependence |
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自分自身に関するテーマ


時事問題ではありませんが、出題は多くあります。高校受験では特に頻出です。
大学入試でも、早稲田大学国際教養学部のように個人の価値観を問う設問が出ます。2026年度は「今20歳でほぼ無一文か、60歳で裕福かのどちらがよいか」が出題されました。
この種の問題には準備がしやすいという利点があります。事前に考えておけば、当日困りません。
頻出テーマ
| 分類 | テーマ |
|---|---|
| 将来 | 大学で学びたいこと/将来の職業/10年後の自分 |
| 経験 | 最も影響を受けた経験/挑戦したこと/失敗から学んだこと |
| 価値観 | 最も大切にしていること/尊敬する人/座右の銘 |
| 選択 | 都会と田舎どちらに住みたいか/お金と時間のどちらが大切か |
| 日常 | 休日の過ごし方/読書の意義/友人との付き合い方 |
答え方のコツ
| 順 | 書くこと |
|---|---|
| 1 | 結論を一文で(どちらを選ぶか) |
| 2 | 理由(2つあると厚くなる) |
| 3 | 具体的な経験 |
| 4 | まとめ |
「なぜそう思うか」まで準備しておいてください。結論だけでは字数が埋まりません。
おさえておきたい単語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 視野を広げる | broaden my horizons |
| 〜が得意である | be good at |
| 挑戦する | take on a challenge |
| 経験から学ぶ | learn from experience |
| 尊敬する | respect / look up to |
| 影響を受ける | be influenced by |
| 成長する | grow / develop |
| 目標を達成する | achieve a goal |
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大学別 出題形式とテーマの傾向


主要大学の出題形式を整理しました。志望校の形式を確認してから対策を始めてください。
| 大学 | 語数の目安 | テーマの傾向 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 東京大学 | 60〜80語 | 哲学・人間観察系。時事に依存しない | 短い英語で自分の考えを述べる。2025年度は「沈黙は同意か」 |
| 京都大学 | 指定による | 抽象的・思索的なテーマ | 2026年度は「世の中を住みよくするためにできること」 |
| 一橋大学 | 120〜140語以上 | 社会・政治・法制度。賛否が明確なテーマ | 2025年度よりリスニング廃止で英作文の比重が増加 |
| 大阪大学 | 80〜100語 | 教育・研究・社会制度 | 2025年度は「博士号取得者の減少」 |
| 慶應義塾大 経済 | 140〜200語 | 経済政策・社会制度 | 英文資料を読んで論じる形式。配点が大きい |
| 早稲田大 法 | 100〜120語 | 法制度・権利・社会政策 | 賛否+2〜3の理由という典型的な形式 |
| 早稲田大 政治経済 | 総合問題に含む | 社会科学全般 | 共通テスト+総合問題(120分)。第3問が自由英作文 |
| 早稲田大 国際教養 | 60〜100語 | 個人の価値観・国際社会 | 社会問題に限らず、柔軟な発想を問う |
| 青山学院大 法/国際政経 | 形式による | 最新の時事・法制度 | 2026年度は共同親権、AI、SNS年齢制限 |
早稲田大学政治経済学部について
2021年度から、従来の3科目入試に代えて「共通テスト+総合問題」という形式に移行しました。総合問題は120分で、日本語長文・英語長文・英語自由英作文の3題です。
| 大問 | 内容 | 配点の目安 |
|---|---|---|
| Ⅰ | 日本語長文読解(図表分析を含む) | 45点 |
| Ⅱ | 英語長文読解 | 40点 |
| Ⅲ | 英語自由英作文(賛否+理由) | 15点 |
一般選抜は継続して実施されています。2025年度を最後に募集を停止したのは、グローバル(社会人)入学試験、学士入学試験、転部試験などです。
なお、2027年度からは新カリキュラムが始まり、数学プログラムが開設される予定です。
国公立大学の出題例
| 大学 | 語数 | テーマ |
|---|---|---|
| 東北大学 | 約80語 | オーバーツーリズム対策 |
| 九州大学 | 80〜100語 | 移民と文化の多様性/グローバル化 |
| 広島大学 | 80〜120語 | 外国人観光客の増加/空き家問題 |
| 金沢大学 | 80語程度 | 自動運転車の導入/運転免許年齢 |
| 北海道大学 | 80〜100語 | SNSの功罪/自動運転車 |
2020〜2026年度 重要出題テーマ一覧


複数の大学で出題された、または今後の出題が予想されるテーマです。
| テーマ | 英語キーワード | 出題実績 |
|---|---|---|
| 生成AIの教育・社会への導入 | generative AI in education | 青学法(2026)、福井大ほか急増中 |
| AIと雇用・技術的失業 | AI and employment | 慶應経済、各大学 |
| SNSの年齢制限 | age restrictions on social media | 青学国際政経(2026)、早稲田国教 |
| 共同親権制度 | joint custody | 青学法(2026) |
| 外国人労働者・育成就労制度 | foreign workers / immigration policy | 一橋大、慶應経済、早稲田法、九州大 |
| オーバーツーリズム | overtourism | 東北大(2025)、慶應医(2025) |
| 再生可能エネルギーへの公的支援 | subsidies for renewable energy | 慶應経済(2025) |
| 博士号取得者の減少 | decline in PhD graduates | 大阪大(2025) |
| 沈黙は同意か | silence as consent | 東京大(2025) |
| 住みよい社会のためにできること | making the world a better place | 京都大(2026) |
| 最低賃金の引き上げ | raising the minimum wage | 慶應経済(複数回) |
| 女性管理職比率の拡大 | increasing female executives | 早稲田政経、慶應経済 |
| ベーシックインカム | universal basic income | 早稲田国教、慶應経済 |
| 同性婚の法制化 | legalization of same-sex marriage | 一橋大、慶應経済、早稲田政経 |
| 死刑制度の廃止 | abolition of the death penalty | 一橋大、慶應経済、英検1級 |
| 安楽死・尊厳死 | euthanasia | 一橋大 |
| 自動運転車 | self-driving cars | 金沢大、北海道大、慶應経済 |
| 英語の公用語化 | English as an official language | 一橋大、早稲田政経 |
| テレワーク | working from home | 慶應医 |
| 芸術の社会的有用性 | social utility of art | 東京大(2022) |
| 外国人参政権 | voting rights for foreign residents | 早稲田法 |
| 臓器移植 | organ transplantation | 一橋大、早稲田国教 |
| 空き家・過疎地域 | vacant homes / depopulation | 岡山大、広島大 |
| プラスチック規制 | plastic regulations | 早稲田政経、筑波大 |
対策の進め方
5分野に絞る
すべてを準備する必要はありません。志望学部に関係の深い5分野を選んでください。
| 志望学部 | 優先する分野 |
|---|---|
| 法学部 | 法制度・人権/移民/AI/表現の自由/情報社会 |
| 経済・商学部 | 労働・経済/格差/地方経済/AI/観光 |
| 医療・看護 | 少子高齢化/地域医療/終末期医療/AI/公衆衛生 |
| 教育学部 | 教育格差/いじめ/ICT教育/教員の負担/不登校 |
| 国際・外国語 | 移民/グローバル化/国際協力/英語教育/文化 |
| 理工・情報 | AI/技術と倫理/エネルギー/デジタル格差/自動運転 |
1テーマ1枚のメモを作る
| 書く項目 | 内容 |
|---|---|
| 定義 | この言葉が指す範囲 |
| 現状 | いま何が起きているか |
| 賛成の根拠 | 1つ |
| 反対の根拠 | 1つ |
| 具体例 | 1つ |
| 英語表現 | 3〜4個 |
賛成と反対を両方書くことが重要です。どちらを問われても対応できます。
実際に書いて練習する
読むだけでは力がつきません。週1本のペースで書いてみてください。
| 回数 | やること |
|---|---|
| 1〜2本目 | 時間を計らず、じっくり書く |
| 3〜4本目 | 本番の1.5倍の時間で書く |
| 5本目以降 | 本番と同じ時間で書く |
いきなり本番の時間で練習しないでください。書き切れないまま終わり、力がつきません。
分野別記事一覧
医療・看護
教育
環境
AI・科学技術
法・政治
経済・社会
SNS・情報社会
国際・多文化社会
英作文の添削
よくある質問


時事ニュースはどこまで知っておくべきですか
細かい事実まで覚える必要はありません。
統計の数字や固有名詞を正確に書く必要はなく、むしろ誤った数字を書くほうが危険です。「増加している」「議論が続いている」という表現で十分です。
必要なのは、何が論点になっているかを知っていることです。
知らないテーマが出たらどうしますか
5つの問いに戻ってください。
| 問い | 出てくるもの |
|---|---|
| この言葉はどういう意味か | 定義・範囲 |
| なぜ今これが問われるのか | 背景 |
| 誰にとっての問題か | 立場の違い |
| 良い面と悪い面は何か | 両論 |
| どうすればよいか | 結論 |
英作文と小論文で対策は違いますか
| 英作文 | 小論文 | |
|---|---|---|
| 字数 | 60〜200語 | 600〜1200字 |
| 求められる深さ | 結論+理由1〜2つ | 理由2〜3つ+反論への応答 |
| 必要な力 | 正確な英文+簡潔な構成 | 論理の展開+具体性 |
テーマの知識は共通して使えます。ただし英作文では、書ける英語の範囲で表現する必要があります。
難しい内容を無理に書こうとすると、文法の誤りが増えます。簡単な英語で正確に書くほうが評価されます。
賛成と反対のどちらを選ぶべきですか
理由を2つ書けるほうを選んでください。立場そのものは採点されません。
1つしか理由が思いつかない立場を選ぶと、途中で行き詰まります。
自分の体験を書いてもいいですか
書いてください。具体性が出ます。
ただし体験談で終わらないことです。そこから何を考えたかにつなげてください。
また、「私の学校ではこうだった」を「みんなそうだ」と一般化しないよう注意してください。
時事ニュースをさらに知っておくためにオススメの本は?


英作文や小論文では、時事ニュースに絡めて問題を作成することが近年の入試傾向を見ると見受けられます。
特に小論文の勉強をしている方はその傾向があるためよく勉強をしておく必要があるでしょう。
そこで、以下の本を一読することを強くおすすめします。



2つの本の中でどちらにしようか迷った場合は、自分の志望校や自分の好みにあわせて選ぶことをおすすめします!
① 2026-2027年版 図解まるわかり時事用語
この本では、近時に起きたことを国際、情報・科学、政治・経済、社会・環境、文化・スポーツのジャンル別にわかりやすく解説しています。
最近まで話題になっていたことについて誰にでもわかりやすく、簡潔に説明されていますので、是非一読なさってみてはいかがでしょうか。



本を普段から読まないという人にも読みやすい本なのでとってもおススメです!
② 現代用語の基礎知識 学習版 2036~2027
この本では、現代の問題や時事を理解するために欠かせないトピックを時事語として抽出して、政治経済・国際情勢・情報/社会・環境/科学・文化/スポーツのジャンルに分けて一つ一つ単語を詳しく解説しております。



それぞれのジャンルで重要な言葉をわかりやすく解説しているので、辞書として使うこともできます!
時事ニュースを網羅的に知り尽くしたい人やさらに深く知りたい人はこちらがおススメです!
最後に・英作文の添削をしてくれるサービスのおススメは?


ここまで、分野別に頻出テーマや単語をご紹介しました。もちろん、ここに載っていないテーマで出題されやすいテーマも多くありますが、まずは今回ご紹介したテーマから一つ一つ確認して自分の意見をしっかりと述べられるまで練習しましょう。
ただ、英作文は自分で勉強することが難しい分野だと思います。そこで、自分で英語の添削をする自信がないという方は、是非以下のアプリを登録してプロの講師に添削してもらいましょう!



英作文では、プロの先生に添削してもらうことがとっても重要です!




















コメント/Comment
コメント一覧 (2件)
先進社会のadvanceがadvenceになってました
ご指摘ありがとうございます。ご指摘いただきました件、先程直させていただきました。