保護者塾に行かずに、高校受験は大丈夫でしょうか…。
塾講師として8年以上中学生を教えてきた中で、入塾の際に保護者の方から何度も受けた相談です。
周りの子の多くが塾に通い始めると、行かせないことが不安になる。けれど、費用も、送り迎えも、部活との両立も簡単ではありません。
最初に結論をお伝えします。
塾なしでも、高校受験には合格できます。ただし、条件があります。
それは、塾が生徒に提供している4つのことを、ご家庭で置き換えられるかどうかです。
塾の中にいた立場から見ると、塾の価値は「授業」だけではありません。
むしろ授業以外の部分が、成績を支えています。その正体が分かれば、何を家庭で用意すればよいか、どこにだけお金をかければよいかが、はっきり見えてきます。
塾がやっていること・ご家庭で置き換えられること


塾がやっている4つのこと
塾に通う生徒が受け取っているものを分解すると、次の4つになります。


| 塾がやっていること | 中身 |
|---|---|
| 1. 計画 | 何を、いつ、どれだけやるかを決める |
| 2. 強制力 | 決まった時間に、決まった場所で机に向かわせる |
| 3. 現在地 | 塾内テストや模試で、自分の位置を知らせる |
| 4. 質問 | 分からないところを、その場で聞ける |
このうち、保護者の方が「塾の価値」として思い浮かべるのは、4つ目の授業や質問が多いはずです。
しかし指導の現場で見てきた実感では、成績を大きく左右しているのは、むしろ1と2です。
塾に通っていても伸びない生徒の多くは、授業のない日に何もしていませんでした。反対に、塾に来て自習室で決まった時間だけ机に向かう習慣がついた生徒は、授業の内容が同じでも伸びていきました。
つまり、塾が売っているものの中心は「勉強する仕組み」なのです。
3の「現在地」も見落とされがちです。
塾に通っていると、塾内のテストや模試で「クラスで何番目か」「志望校まであと何点か」が自然に分かります。家で勉強していると、ここが見えなくなり、足りない勉強量に気づけません。
4つのうち3つは、お金をかけずに置き換えられる
この4つを、家庭でどう置き換えるかを整理すると、次のようになります。
| 塾がやっていること | 家庭での置き換え | 費用 |
|---|---|---|
| 1. 計画 | 復習の日を自動で決めてくれる無料ツール、または計画を立ててくれる教材 | 無料〜 |
| 2. 強制力 | 家庭のルールと、勉強の記録が保護者に届く仕組み | 無料〜 |
| 3. 現在地 | 無料の模擬テスト、外部の模試 | 無料〜数千円 |
| 4. 質問 | 通信教育・オンライン教材、または苦手科目だけ家庭教師 | ここにお金をかける |
1〜3は、工夫すればほとんどお金をかけずに置き換えられます。
ただ、どうしても家庭だけでは用意しにくいのが、4の「分からないところを聞く場所」です。塾なしで受験するなら、お金はここに集中させるのが、最も無駄のない使い方です。
この記事では、この4つを一つずつ、どう置き換えるかを具体的に説明していきます。
塾なしで受かる子・難しい子


塾なしが合うかどうかは、学力の高さよりも、勉強の進め方との相性で決まります。
塾なしが向いている子
| 当てはまる状態 | 理由 |
|---|---|
| 決めた量の勉強を、声をかけられなくても始められる | 「強制力」の置き換えがしやすい |
| 分からない問題を、解説を読んだり調べたりして解決しようとする | 「質問」への依存が小さい |
| 部活や習い事で忙しく、通塾の時間が取りにくい | 移動時間を勉強や睡眠に回せる |
| 苦手が特定の科目・単元に絞られている | そこだけに集中して手当てできる |
| 保護者が、週に一度くらいは勉強の様子を確認できる | 計画のずれに早く気づける |
塾なしが難しい子
| 当てはまる状態 | 起きやすいこと |
|---|---|
| 家では、声をかけられないと机に向かえない | 勉強時間そのものが足りなくなる |
| 分からない問題を、そのまま放置してしまう | 同じ単元を入試まで落とし続ける |
| 定期テストの前しか勉強しない | 中3の後半で範囲の広さに追いつけない |
| 苦手な科目が3つ以上ある | 自分で優先順位をつけられない |
| 勉強のことで、親子の言い合いが多い | 家庭の管理がうまく回らない |
「塾なしが難しい子」でも、仕組みで変えられること
「塾なしが難しい子」に多く当てはまったとしても、すぐに塾が必要だと決める必要はありません。
指導の現場で見てきた限り、家で勉強できない原因の多くは、やる気ではなく仕組みにあります。
「今日は何をやればいいか」が決まっていない。「どれだけやったか」を誰も見ていない。
これだけで、中学生は簡単に机から離れます。反対に、やることが毎日自動で示され、終わった記録が保護者に届く仕組みがあると、それだけで続くようになる子は少なくありません。
最後の「親子の言い合い」は、とくに大切です。
受験が近づくと、どの家庭も張り詰めます。
勉強の管理を、ツールや教材、あるいは第三者に任せることで、家庭の空気が落ち着き、かえって勉強が進むことがあります。
塾に通うといくらかかるのか


公立中学3年生のご家庭が1年間に使うお金


文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」によると、公立中学校に通う3年生の家庭が、学校の外での活動に使うお金は年間約44万6千円で、小学校から高校までのすべての学年の中で最も多くなっています。
このうち、学習塾・家庭教師・通信教育・参考書などの「補助学習費」は約39万円で、習い事やスポーツなどの費用を大きく上回ります。
ここから、高校受験を控えた中3の1年間に、多くのご家庭が勉強にまとまったお金をかけていることが分かります。
| 公立中学校3年生(1年間) | 金額 |
|---|---|
| 学校外活動費の合計 | 約44万6千円 |
| うち補助学習費(塾・家庭教師・通信教育など) | 約39万円 |
※出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(令和8年1月16日訂正版)。補助学習費は、学年別の学校外活動費の内訳の数値。
塾なしで使うお金は「質問」に集中させる
塾なしを選ぶ一番の利点は、この費用を大きく抑えられることです。
ただし、「一円もかけない」ことを目標にしないでください。
計画・強制力・現在地の3つは、工夫すれば無料で置き換えられます。
しかし、「分からないところを聞く場所」まで削ると、つまずいた単元をそのまま入試に持ち込むことになります。浮いたお金の一部を、最初から「質問のための予算」として取っておくと、途中で慌てずに済みます。
この記事の後半で紹介する通信教育・オンライン教材は、安いものなら月2,000円前後から、家庭教師でも苦手な科目だけに絞れば月1万円台から使えます。
塾に1年通う費用と比べると、何分の一かに収まります。
置き換え1:計画は、ツールや教材に任せる


塾なしで最初につまずくのが、計画です。
ここで多くのご家庭がやってしまうのが、問題集を最初から順番に解くことです。
一見するとよくある勉強法ですが、できる問題にも同じだけ時間を使ってしまいます。しかも、一度解いた問題は二度と見返さないので、1か月後には忘れています。
必要なのは「何を」「いつ」復習するか
入試で点数になるのは、「一度解いた問題」ではなく、「本番の日に解ける問題」です。
人は覚えたことを、時間とともに急速に忘れます。しかし、忘れかけたころにもう一度解くと、記憶は長く残ります。
つまり、塾なしの計画で本当に必要なのは、「どの問題を、いつ、もう一度解くか」を管理することです。
これを紙の問題集で管理するのは、ほぼ不可能です。
無料で使える、復習の日を自動で決めるツール
当サイトでは、高校入試向けに4つの無料ツールを用意しています。
どれも登録不要で、正解した問題は間隔を空けて、間違えた問題は近いうちに、自動でもう一度出題します。
| ツール | 内容 | 分かること |
|---|---|---|
| 英単語クエスト | 1000語・英→日/日→英/スペル入力 | 読めるが書けない、などの弱点 |
| 英文法クエスト | 1000問・14分野 | 不定詞、関係代名詞など、どの分野が弱いか |
| 国語クエスト | 800問・識別・敬語・古文・漢文 | 国語の知識分野のどこが抜けているか |
| 社会クエスト | 800問・地理・歴史・公民 | 分野別の正答率と、模擬テストの偏差値 |
英語・国語・社会の知識で解ける問題は、これで計画と復習を任せられます。
数学と理科は、学校の問題集や過去問を使い、間違えた問題に印をつけて、3日後と1週間後にもう一度解く、という形で進めてください。
置き換え2:机に向かう時間を、ご家庭のルールで作る


塾の強制力をご家庭で置き換えるときのコツは、時間ではなく量で決めることです。
「2時間勉強」ではなく「今日の復習を全部」
「毎日2時間勉強しなさい」というルールは、多くの場合うまくいきません。
机の前に座ってはいても、何をするか決まっていないと、時間だけが過ぎていきます。
代わりに、「今日の復習を全部終わらせる」「英単語を20語」のように、終わりがはっきりした量で決めてください。量が決まっていると、子どもは早く終わらせようとして集中します。
終わったら、その日はそれでよいとします。
保護者の声かけは、ひとつだけ
「勉強しなさい」と何度も声をかけると、子どもは反発し、勉強そのものが嫌になります。
受験期の親子の衝突は、ほとんどがここから始まります。
声かけは「今日の分は終わった?」の一つだけにしてください。
そして、終わったかどうかは、できるだけ子どもの言葉ではなく記録で確かめます。
勉強する時間と場所を固定する
塾が強い理由の一つは、「毎週火曜の7時は塾」のように、時間と場所が決まっていることです。
ご家庭でも、「夕食の前の30分はリビングの机で単語」のように、時間と場所を固定すると習慣になります。場所は、スマートフォンやゲームが目に入らないところを選んでください。
置き換え3:自分の位置を知る


塾なしの一番の弱点は、自分がどのあたりにいるか分からなくなることです。塾に通っていれば、塾内のテストや模試で自然に分かることが、家では見えません。
無料の模擬テストで、偏差値の目安をつかむ
当サイトの4つのツールには、本番形式の模擬テストがあります。
社会クエストなどでは、終了後に全国の平均点・偏差値・上位何%かが表示されます。弱点マップでは、分野ごとの正答率が色で分かります。
まずはここで、今の立ち位置の目安をつかんでください。
外部の模試を、年に数回受ける
ツールの偏差値は、ツールを使っている人の中での位置です。
志望校の合格可能性を知るには、地域の業者が行う会場模試や、自宅で受けられる模試を、中3の間に数回受けておくと安心です。
塾に通っていなくても、多くの模試は個人で申し込めます。
置き換え4:分からないところを聞く場所にだけ、お金をかける


ここが、塾なしで唯一お金をかけるべきところです。
ご家庭で用意できる「聞く場所」は、大きく3つの形があります。


| 聞き方 | 中身 | 向いている子 |
|---|---|---|
| 映像で聞く | 分からない単元の授業動画を、何度でも見直す | 説明を聞けば分かる子 |
| 教材に聞く | タブレット教材の解説やAIに、その場で質問する | すぐに答えがほしい子 |
| 人に聞く | 家庭教師や学習アドバイザーに、直接質問する | どこが分からないのか自分で説明できない子 |
多くの家庭は、まず映像か教材から始めるのが現実的です。費用が安く、すぐに始められるからです。
それでも分からない単元が残ったら、その科目だけを人に聞く形に切り替えます。
通信教育・オンライン教材5社を、同じ条件で比較


ここでは、塾なしのご家庭がよく検討する5つのサービスを比べます。
料金は、会社ごとに条件がばらばらなので、比べられるように条件をそろえて書きました。
| サービス | 毎月の料金(公式の表示価格) | 入会金 | 主な聞き方 |
|---|---|---|---|
| スタディサプリ中学講座 | 月払い2,178円 12か月一括なら月あたり1,815円 | なし | 映像 |
| サブスタ | 中学生9,800円(月額) | なし | 映像+学習アドバイザー |
| スマイルゼミ 中学生コース | 月あたり8,580円〜 (中1標準クラス・12か月一括の場合) | —(別途専用タブレット代) | 教材(AIに質問) |
| すらら(小中コース5教科) | 月払い10,978円 4ヵ月継続割なら月10,428円 | 7,700円 | 教材(対話型)+すららコーチ |
| Z会 高校受験コース | 月あたり13,500円 (中3・5教科セット・12カ月一括の場合) | なし | 教材+添削 |
※2026年9月に各社の公式サイトで確認。スタディサプリの金額はWebサイトからの申し込みの場合。スマイルゼミは中3の料金が学年によって変わるため、公式の会費シミュレーションで確認してください。
料金だけを見ると、スタディサプリが群を抜いて安く、Z会が最も高くなります。
ただし、中身がまったく違います。スタディサプリは授業動画が中心で、Z会は添削まで含めた本格的な受験教材です。
「何に聞きたいか」で選ぶのが大切です。
中3の秋から始めるなら、支払い方に注意
一つ注意して欲しいことがあります。
中3の10月から入試までは、4〜5か月しかありません。
ところが、通信教育の割引の多くは、長く続けることを前提にしています。


| サービス | 中3の秋から始める場合の注意(公式の記載より) |
|---|---|
| Z会 | 専用タブレットは6カ月の受講が前提の割引価格。 6カ月未満で中止すると、タブレット代として合計44,600円の請求がある。対応するiPadでも受講できる |
| すらら | 4ヵ月継続割は、最初の4ヵ月以内に退会すると契約解除料金がかかる。5ヵ月目以降も自動で継続する |
| スマイルゼミ | 受講料とは別に専用タブレット代がかかる |
| スタディサプリ | 専用端末は不要。 ただし契約は自動更新で、利用を停止しても残りの期間分の払い戻しはない。数か月だけ使うなら、12か月一括より月払いが無難 |
| サブスタ | 入会金なしの月額制。手持ちのタブレットやパソコンで使える |
中3の秋から、受験までの数か月だけ使うなら、専用端末が不要で、月ごとに払えるサービスのほうが、途中で合わなかったときの負担が小さくなります。
専用タブレットの教材を選ぶ場合は、申し込む前に、中止したときの費用を必ず確認してください。
とにかく費用を抑えて、授業を見たい:スタディサプリ中学講座
スタディサプリ中学講座は、リクルートが運営するオンライン学習サービスです。


- 月払い2,178円、12か月一括なら月あたり1,815円と、比較した5社の中で最も安い
- 小1〜高3の授業を追加料金なしで見られ、前の学年の単元に戻って学び直せる
- 専用端末が不要で、手持ちのスマートフォン・タブレット・パソコンですぐ始められる
- 保護者に学習時間や受講状況を届ける「まなレポ」がある
- 質問にその場で答える仕組みや、人が計画を管理する仕組みはない
- 契約は自動更新で、利用を停止しても残りの期間分の払い戻しはない
- 14日間の無料体験は、Webサイトからクレジットカード決済で申し込んだ場合のみ
- アプリから申し込むと、決済手数料を含むため価格が異なる
月払いで2,178円、12か月一括払いなら月あたり1,815円(Webサイトからの申し込みの場合)と、今回比べた中で最も安く、学年が上がっても料金は変わりません。
授業は、大手予備校で教えた経験のある講師などが担当します。
教科書に合わせた基礎の授業は1回約5分と短く、要点だけが凝縮されています。
高校受験など応用力を育てる講座では、1回約27分の本格的な解説もあります。映像授業は5教科、演習問題は実技4教科を含む9教科に対応し、教科書に合わせた定期テストの予想問題もあります。
塾なしの家庭にとって大きいのは、小学1年生から高校3年生までの授業を、追加料金なしで見られることです。
中3でも、中1の単元に戻って学び直せます。
また、保護者には、学習時間や受講状況をメールで知らせる「まなレポ」があります。専用の端末は必要なく、お手持ちのスマートフォン・タブレット・パソコンで使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 月払い2,178円/12か月一括払い21,780円(月あたり1,815円) |
| 教科 | 映像授業は5教科、演習問題は9教科 |
| 授業の範囲 | 小1〜高3の授業を受講できる(小1〜3は学び直し向けのドリル中心) |
| 保護者向け | 学習状況をメールで届ける「まなレポ」 |
| 端末 | 手持ちのスマートフォン・タブレット・パソコン |
| 無料体験 | 初回は14日間(Webサイトから、クレジットカード決済で申し込んだ場合) |
| 注意事項 | 契約は自動更新。利用を停止しても、残りの期間分の払い戻しはない |
計画をプロに立ててほしい:サブスタ
サブスタは、予備校や塾の講師による映像授業と、学習アドバイザーが一人ひとりに作る学習計画を組み合わせたオンライン学習です。


- 学習アドバイザーが、部活や習い事に合わせた計画表を一人ひとりに作る
- 入会金なしの月額制で、始めやすくやめやすい
- 無学年式で、中1〜中3のすべての範囲を学べる
- 約14日間の全額返金保証がある
- 中学生は月額9,800円で、映像授業が中心のサービスとしては高め
- 授業は映像が中心で、講師にその場で質問する形ではない
- 申し込みから計画表が届くまで、約3日かかる
- 支払いはクレジットカードのみ
月額制のサブスクリプションで、中学生は月額9,800円(税込)、入会金はかかりません。
申し込むと、まず専任の学習アドバイザーが学習状況を聞き取ります。そのうえで、約3日後に、部活や習い事の予定に合わせたカレンダー式の計画表が届きます。
「何をやればいいか」を決めること自体が苦手な子にとって、塾の「計画」の役割をそのまま置き換えられるのが強みです。
学年を問わない無学年式で、中学1年から3年までのすべての範囲を学べます。
対象は英語・数学・国語・理科・社会(地理・歴史・公民)で、手持ちのタブレットやパソコンで使えます。
| 項目 | 内容(税込) |
|---|---|
| 料金 | 中学生 月額9,800円(入会金なし) |
| 計画 | 学習アドバイザーの聞き取りのうえ、約3日後に計画表が届く |
| 教科 | 英語・数学・国語・理科・社会(地理・歴史・公民) |
| 支払い | クレジットカード払い |
| お試し | 約14日間の全額返金保証 |
分からない所を、その場で教材に聞きたい:スマイルゼミ
スマイルゼミは、ジャストシステムが運営するタブレット学習の通信教育です。
- 分からない部分をペンで囲むと、AIが考え方を解説する(主要5教科・24時間)
- タブレットが解答を分析し、今日取り組むべき学習を自動で示す
- 1講座約15分と短く、忙しい日でも取りかかりやすい
- 定期的な模擬テストと、弱点に応じた補強講座がある
- 受講料とは別に、専用タブレット代がかかる
- 料金は学年やクラスで変わり、中3の料金は公式の会費シミュレーションで確認が必要
- 月あたり8,580円は中1標準クラス・12か月一括の場合の最低額
中学生コースは、中1の標準クラスを12か月一括払いにした場合で月あたり8,580円(税込)から、受講料とは別に専用タブレット代がかかります。
学年やクラスで料金が変わるため、中3の料金は公式の会費シミュレーションで確認してください。
塾なしの家庭にとっての強みは、分からないところをペンで囲むと、AIがその場で考え方を教えてくれる機能(主要5教科・24時間)です。
また、タブレットが解答を分析して、今日取り組むべき学習を自動で示してくれます。1講座は約15分と短く、忙しい日でも取りかかりやすい作りです。
定期テスト対策では、テスト範囲を撮影して目標点を入れると、自分用の学習プランが作られます。定期的な模擬テストもあり、弱点に応じた補強講座が配信されます。
なお、保護者は「みまもるネット」で学習の様子を確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 月あたり8,580円(税込)〜(中1標準クラス・12か月一括の場合)。別途専用タブレット代 |
| 質問 | 分からない部分をペンで囲むと、AIが考え方を解説(主要5教科・24時間) |
| 教科 | 9教科(実技4教科は用語を約3,300問収録) |
| 実力の確認 | 定期的な模擬テストと補強講座 |
| お試し | 約2週間のお試し(全額返金保証) |
つまずいた学年まで戻りたい:すらら
すららは、学年にとらわれずに学べる無学年式のオンライン教材です。


- 小1〜中3の範囲が学び放題の無学年式で、小学校の単元まで戻れる
- すららコーチのサポートと、保護者用の学習管理ツールがある
- 学力診断テストと定期テスト対策が使える
- Webで手続きすれば、当月末で退会できる
- 入会金がかかる(5教科7,700円・3教科11,000円)
- 5教科は月払い10,978円で、比較した中では高め
- 4ヵ月継続割は、4ヵ月以内に退会すると契約解除料金がかかり、5ヵ月目以降も自動で継続する
- デビットカードやプリペイドタイプのクレジットカードは使えない
小中コースでは、小学1年生から中学3年生までの範囲を、決まった料金で学び放題です。中3でも、つまずいた小学校の単元まで戻って学び直せます。
料金は、5教科学び放題プランが月払いで10,978円、4ヵ月継続割なら月10,428円(いずれも税込)で、入会時に入会金7,700円がかかります。
国語・数学・英語の3教科プランなら、月払い8,800円、4ヵ月継続割で月8,228円(入会金11,000円)です。
塾なしの家庭に向く仕組みとして、「すららコーチ」によるサポートと、保護者用の学習管理ツールがあります。定期テスト対策や、学力診断テストも使えます。退会は、Web上で手続きすれば当月末でできます。
| 項目 | 内容(税込) |
|---|---|
| 料金(小中コース) | 5教科:月払い10,978円/4ヵ月継続割10,428円 3教科:月払い8,800円/4ヵ月継続割8,228円 |
| 入会金 | 5教科7,700円/3教科11,000円 |
| 範囲 | 小1〜中3(理科・社会は小3〜、英語は中1〜) |
| サポート | すららコーチ、保護者用学習管理ツール、定期テスト対策、学力診断テスト |
| 注意事項 | 4ヵ月継続割は、最初の4ヵ月以内に退会すると契約解除料金がかかる |
添削を受けながら、難関校を目指したい:Z会
Z会の高校受験コースは、自宅学習で難関高校の合格を目指すための通信教育です。
- 書いた答案に添削があり、記述問題を第三者に見てもらえる
- 難関高校の合格を目指す教材で、5教科の定期テスト予想問題もある
- 入会金がかからない
- 対応するiPadがあれば、専用タブレットを買わずに受講できる
- 中3・5教科セットは月あたり13,500円(12カ月一括)で、比較した中で最も高い
- 専用タブレットは6カ月の受講が前提で、6カ月未満で中止すると合計44,600円の請求がある
- 受講には専用タブレットか対応するiPadとデジタルペンシル、Wi-Fi環境が必要
- 難関校向けの教材のため、基礎からやり直したい子には合いにくい
中3の5教科セットは、12カ月一括払いの場合で月あたり13,500円(税込)です。入会金はかかりません。
Z会専用タブレットか、対応するiPadで学習します。
最大の特徴は、書いた答案に対する添削です。塾なしで最も手薄になりやすい記述問題を、第三者に見てもらえるのは大きな利点です。
高校受験コースでは5教科の定期テスト予想問題もあり、英語のオンラインスピーキングをオプションで追加できます。
専用タブレットは、12カ月または6カ月の一括払いと同時に申し込むと0円で購入できます。
ただし、6カ月の受講を前提とした割引で、6カ月未満で中止すると、タブレット代として合計44,600円が請求されます。中3の秋から始める場合は、手持ちのiPadを使うか、この条件を理解したうえで申し込んでください。
| 項目 | 内容(税込) |
|---|---|
| 料金 | 中3・5教科セット:月あたり13,500円(12カ月一括払いの場合) |
| 入会金 | なし |
| 端末 | Z会専用タブレット、または対応するiPad(デジタルペンシルが必要) |
| 特徴 | 添削、5教科の定期テスト予想問題、英語オンラインスピーキング(オプション) |
| 注意事項 | 専用タブレットは6カ月の受講が前提。6カ月未満で中止すると合計44,600円の請求 |
それでも分からない科目は、人に聞く:家庭教師


映像や教材で聞いても分からない単元が残ることがあります。
とくに、自分がどこで分からなくなっているのかを説明できない場合は、直接人に直接見てもらうのが一番の近道です。
塾なしの家庭が家庭教師を使うなら、全科目ではなく苦手な1〜2科目だけを頼むのがおすすめです。
たとえば家庭教師の銀河は、中学生の1対1の指導が30分1,375円(税込、60分なら2,750円)で、回数ごとの後払いです。ウィズスタディは、学習計画の管理だけのプランから、1対1の授業をつけたプランまで、科目ごとに選べます。
中3の今からでも間に合う?時期別の塾なしプラン


中3の秋からでも、塾なしで間に合います。ただし、新しいことに手を広げる時間はありません。この時期に点数が伸びるのは、取れるはずの問題を確実に取れるようにすることです。


10月〜11月:弱点を洗い出し、埋める
| やること | 具体的に |
|---|---|
| 弱点を洗い出す | 志望校の過去問を1年分解き、間違えた単元を書き出す。英国社はツールの弱点マップも使う |
| 知識の穴を埋める | 英単語・文法・漢字・社会の用語を、毎日の復習で固める |
| 聞く場所を決める | 書き出した単元のうち、自分では理解できないものを、教材か家庭教師で解決する |
この時期に「聞く場所」を決めておくことが大切です。12月以降に分からない単元が見つかっても、そこから探し始めると時間が足りません。
冬休み:過去問と弱点の往復
冬休みは、学校がない分、一日の使い方で差がつきます。
過去問で新しい弱点を見つけ、その単元を教科書の例題まで戻って解き直す、という往復を続けてください。
冬期講習に行くかどうかの判断基準と、行かない場合の14日間の計画は、中3の冬期講習は必要?行くべき子・行かなくていい子で詳しく解説しています。
1月〜入試:本番と同じ時間で解く
1月からは、過去問を本番と同じ時間で解くことを中心にします。
時間配分の感覚は、実際に解いてみないと身につきません。間違えた問題は、翌日と3日後にもう一度解き直します。
この時期は、新しい教材を買い足さないでください。これまで使ってきた問題集と過去問を繰り返すほうが、確実に点になります。
中1・中2から塾なしで進めるなら
まだ中1・中2なら、塾なしの条件はずっと有利です。
この時期に大切なのは、定期テストで内申点を積み上げることと、毎日少しずつ勉強する習慣をつけることです。
塾なしで失敗する3つのパターン
| パターン | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 教材を買って満足する | 申し込んだ時点で安心し、実際にはほとんど使わない | 毎日の量を決め、記録を保護者が週に一度見る |
| 分からない単元を後回しにする | 入試直前に同じ単元でつまずき、手遅れになる | 分からないものは、その週のうちに聞く場所へ持っていく |
| 自分の位置を確かめない | 足りない勉強量に気づかないまま本番を迎える | 模擬テストや模試を定期的に受ける |
1つ目は、とくに多い失敗です。
通信教育やオンライン教材は、申し込んだだけでは何も変わりません。
使い始めの2週間で、毎日決まった時間に開く習慣をつけられるかどうかで、その後が決まります。どのサービスにも無料で試せる期間があるので、その間に習慣になるかを見極めてください。
塾なしが難しいと感じたら


ここまでの方法を試しても、家で勉強が続かない。分からない単元が多すぎて、自分では優先順位がつけられない。
そう感じたら、塾を選ぶことは失敗ではありません。
塾の「計画」と「強制力」を、お金で買うという判断です。
その場合は、1つの塾だけで決めずに、近くの塾をいくつか比べてから選んでください。料金やコース、体験授業を比べられる塾の検索サイトを使うと、手間が省けます。
よくあるご質問


まとめ


塾なしでも、高校受験には合格できます。条件は、塾が提供している4つのことを、家庭で置き換えることです。
| 塾がやっていること | 家庭での置き換え |
|---|---|
| 計画 | 復習の日を自動で決める無料ツール、計画を立ててくれる教材 |
| 強制力 | 量で決めるルールと、記録が保護者に届く仕組み |
| 現在地 | 無料の模擬テストと、外部の模試 |
| 質問 | 通信教育・オンライン教材、苦手科目だけ家庭教師 |
お金をかけるのは、最後の「質問」だけで構いません。中3の秋から始めるなら、専用端末が不要で、月ごとに払えるサービスのほうが、途中で合わなかったときの負担を小さくできます。
まずは今日、苦手な教科のツールで20問解いて、弱点を一つ見つけるところから始めてください。







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