中学入試の国語では、接続語や品詞、「れる・られる」の見分け方といった文法(言葉のきまり)も知識問題として出ます。
84校・5年分の入試を調べたところ、文法の問題は151問(39校)ありました。言葉の意味、慣用句に次いで3番目に多い分野です。
そこで、入試でよく出るテーマを中心に、一問一答100問を作りました。答えはタップすると開きます。○△×で自己採点でき、できなかった問題だけをもう一度確認できます。
入試の文法は、どのテーマから出るか
入試問題そのもので確かめられた問題を、テーマごとに数えました(テーマが分かった問題だけを数えています)。
| テーマ | 入試の問題数 | 出題校 | この記事 |
|---|---|---|---|
| 接続語 | 62問 | 28校 | 22問 |
| 品詞 | 33問 | 11校 | 20問 |
| 助詞・助動詞の識別 | 20問 | 13校 | 29問 |
| 主語・述語と修飾語 | 10問 | 8校 | 11問 |
| 副詞の呼応 | 5問 | 4校 | 8問 |
| 表記・言葉の使い方・指示語 | 10問 | 4校 | 10問 |
最も多いのは接続語で、62問・28校に出ていました。文法の学習は、接続語から始めるのが効率的です。
問われ方は、文の[ ]に当てはまる言葉を選ぶ「穴埋め」が83問で、全体の約55%をしめます。文法用語を覚えるだけでなく、実際の文の中で使い分けられるかが問われます。
中学校の文法とのちがい
品詞の分け方や「れる・られる」の識別は、中学校の国語で本格的に学ぶ内容です。中学入試では、そのうち文の意味をとらえるのに役立つ部分が出ます。
| よく出る | 今回調べた入試では、ほとんど見られなかった |
|---|---|
| 接続語の使い分け/主語と述語/修飾語のかかり方/副詞の呼応/「れる・られる」「ようだ」の意味 | 動詞の活用の種類(五段・上一段など)/活用形の名前 |
文法の覚え方
コツ1:接続語は「前と後ろの関係」で覚える
接続語は、一つずつ暗記するより、前と後ろがどんな関係かでまとめると使い分けられます。

| 種類 | 前と後ろの関係 | 代表的な語 |
|---|---|---|
| 順接 | 前が理由、後ろが結果 | だから/それで/すると |
| 逆接 | 前から予想されることと反対 | しかし/けれども/ところが |
| 並立・添加 | 並べる・付け足す | また/そして/さらに/しかも |
| 対比・選択 | 比べる・どちらかを選ぶ | 一方/または/それとも |
| 説明・補足 | 言いかえる・理由や例を足す | つまり/なぜなら/たとえば/ただし |
| 転換 | 話題を変える | さて/ところで |
コツ2:品詞は「言い切りの形」で見分ける
動き・ようすを表す言葉は、言い切りの形(辞書にのっている形)に直すと品詞が分かります。
| 言い切りの形 | 品詞 | 例 |
|---|---|---|
| ウ段の音で終わる | 動詞 | 走る/食べる/ある |
| 「い」で終わる | 形容詞 | 高い/楽しい |
| 「だ」で終わる | 形容動詞 | 静かだ/きれいだ |
「きれい」は「い」で終わるように見えますが、言い切りの形は「きれいだ」なので形容動詞です。入試でもねらわれやすい言葉です。
コツ3:識別は「言いかえ」で確かめる
同じ形で意味がちがう言葉は、ほかの言葉に言いかえて見分けます。
| 言葉 | 言いかえ | 意味 |
|---|---|---|
| れる・られる | 「〜に…される」/「〜できる」/「自然に〜」/「お〜になる」 | 受け身/可能/自発/尊敬 |
| ようだ | 前に「まるで」/「どうやら」/「たとえば」 | たとえ/推定/例示 |
| の | 「が」/「こと・もの」/どちらもできない | 主語を示す/名詞の代わり/名詞をくわしくする |
| ない | 「ぬ」に言いかえられる/言いかえられない | 打ち消しの助動詞/形容詞など |
文法【接続語・22問】
- 1朝から強い雨が降っていた。[ ]、遠足は中止になった。 [ ]に入る言葉を(しかし・だから・たとえば・さて)から選ぶと?前が理由、後ろがその結果なので、順接の「だから」。
- 2一生けんめい走った。[ ]、バスには間に合わなかった。 [ ]に入る言葉を(そして・しかし・つまり・または)から選ぶと?「走った」のに「間に合わなかった」。予想と反対のことが続くので逆接。
- 3天気予報は晴れだった。[ ]、昼から大雨になった。 [ ]に入る言葉を(ところが・だから・さらに・たとえば)から選ぶと?予想が外れたおどろきを表す逆接。
- 4箱のふたをそっと開けた。[ ]、中から子ねこが顔を出した。 [ ]に入る言葉を(すると・しかし・つまり・ただし)から選ぶと?何かをしたすぐあとに起きたことをつなぐ順接。
- 5このノートは軽くて丈夫だ。[ ]、値段も安い。 [ ]に入る言葉を(しかし・さらに・つまり・ところで)から選ぶと?よいことに、もう一つよいことを付け足している(添加)。「しかも」「そのうえ」も同じ働き。
- 6姉は外で遊ぶのが好きだ。[ ]、妹は家で本を読むのが好きだ。 [ ]に入る言葉を(だから・一方・なぜなら・すると)から選ぶと?姉と妹を比べてちがいを示している(対比)。
- 7連絡帳には、黒のペン、[ ]青のペンで書いてください。 [ ]に入る言葉を(または・だから・しかし・つまり)から選ぶと?二つのうち、どちらかを選ぶ(選択)。
- 8おやつはプリンにする?[ ]、アイスにする? [ ]に入る言葉を(それとも・だから・しかも・ただし)から選ぶと?問いかけの文で、どちらにするかをたずねるときに使う。
- 9今日は早く寝よう。[ ]、明日は朝六時に出発するからだ。 [ ]に入る言葉を(だから・なぜなら・しかし・たとえば)から選ぶと?文の終わりの「〜からだ」と組になる。
- 10母の妹の子ども、[ ]、わたしのいとこが遊びに来た。 [ ]に入る言葉を(つまり・しかし・または・さて)から選ぶと?前の言葉を、別の言い方で言いかえている。
- 11秋においしい果物は多い。[ ]、柿やぶどう、なしなどだ。 [ ]に入る言葉を(たとえば・ところが・だから・さて)から選ぶと?前のことを分かりやすくするために、例を挙げている。
- 12図書室の本は二週間借りられる。[ ]、辞典は持ち出せない。 [ ]に入る言葉を(ただし・だから・さらに・つまり)から選ぶと?前の決まりに、注意することを付け足している(補足)。
- 13今日の算数はここまでです。[ ]、次は来週の遠足の話をしましょう。 [ ]に入る言葉を(さて・しかし・だから・つまり)から選ぶと?話題を変える(転換)。「ところで」も同じ働き。
- 14雨が強くなってきた。[ ]、兄はサッカーの練習に出かけた。 [ ]に入る言葉を(それでも・だから・つまり・たとえば)から選ぶと?前のことを認めたうえで、それに負けずに何かをするときの逆接。
- 15来週の遠足は動物園に行きます。[ ]、その動物園には三百種類の動物がいます。 [ ]に入る言葉を(ちなみに・だから・すると・つまり)から選ぶと?「ついでに言うと」と、おまけの情報を付け足している。
- 16毎日漢字の練習をした。[ ]、テストで同じ字をまちがえた。 [ ]に入る言葉を(それなのに・だから・さらに・つまり)から選ぶと?そうなるはずなのにちがう結果になった、という残念な気持ちがこもる逆接。
- 17「だから」「それで」「したがって」に共通するつなぎ方は?前が理由や原因、後ろがその結果。
- 18「しかし」「けれども」「ところが」に共通するつなぎ方は?前から予想されることと、反対のことが後ろに続く。
- 19「だから」と「なぜなら」は、前と後ろの関係がどうちがう?「なぜなら」の文は「〜からだ」「〜ためだ」で結ぶ。
- 20説明文で「つまり」のあとには、ふつう何が書かれている?筆者の考えのまとめが来ることが多い。
- 21説明文で「しかし」のあとに来やすいのは?「しかし」の前に一般的な考え、後ろに筆者の考えを置く形が多い。
- 22「また会おう」の「また」と、「姉はピアノが得意だ。また、水泳でも大会に出ている。」の「また」は、どうちがう?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
文法は、入試の頻出テーマから順に
84校・5年分の入試を調べると、文法で最も多く出たのは接続語でした(62問・28校)。
- 文法103項目を入試の頻出度でランク分け
- 1回1枚の縦書きプリント124回分のうち、文法は20回分
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文法【品詞・20問】
- 1品詞は、全部でいくつに分けられる?名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞・助詞・助動詞。
- 2動きを表し、言い切りの形がウ段の音で終わる品詞は?例:走る・食べる・ある。
- 3ようすを表し、言い切りの形が「い」で終わる品詞は?例:高い・楽しい。
- 4ようすを表し、言い切りの形が「だ」で終わる品詞は?例:静かだ・元気だ。
- 5「きれい」は、形容詞と形容動詞のどちら?言い切りの形が「きれいだ」になる。「い」で終わって見えても形容詞ではない。
- 6「学生だ」は形容動詞? それとも何?「とても」をつけて意味が通れば形容動詞。「とても静かだ」とは言えるが、「とても学生だ」とは言えない。
- 7「かめが、ゆっくり歩いている。」の「ゆっくり」の品詞は?形がかわらず、「歩いている」をくわしくしている。
- 8「あらゆる方法を試して、やっと問題が解けた。」の「あらゆる」の品詞は?形がかわらず、すぐ後ろの名詞「方法」だけをくわしくする。
- 9「大きな」と「大きい」は、それぞれ何という品詞?「大きな」は形がかわらず、名詞の前でしか使えない。
- 10「もしもし、山田さんのお宅ですか。」の「もしもし」の品詞は?呼びかけ・返事・気持ちを表す。
- 11「わたしは、駅で友達を待った。」から、助詞をすべてぬき出すと?「待った」の「た」は助動詞。
- 12「弟は、にんじんを食べない。」の「ない」の品詞は?「食べぬ」と言いかえられる。
- 13「鳥が遠くへ飛んでいった。」の「飛ん」を言い切りの形に直すと?動詞の言い切りの形はウ段の音で終わる。
- 14「高く」を言い切りの形に直すと?形容詞は「い」で言い切る。
- 15「新しいお菓子を、一つ食べてみた。」の「みた」のように、前の言葉に意味をそえる動詞を何という?目で見るという意味はなく、「ためしに〜する」という意味をそえている。
- 16「真っ白」の「真っ」のように、言葉の前について意味をそえるものを何という?例:か細い・素足・不公平。
- 17「さびしげ」の「げ」のように、言葉の後ろについて意味をそえるものを何という?例:深み・高さ・こわがる。
- 18「美しい」に「さ」がついて「美しさ」になると、品詞は何にかわる?形容詞から名詞にかわる。「遊ぶ」→「遊び」も名詞になる。
- 19「弟は、今、部屋で本を読んでいる。」の「〜ている」は、どんな意味?「窓が開いている」は、開いたあとのようすが続いているという意味。
- 20「走りつかれる」のように、二つの言葉が結びついてできた言葉を何という?「走る」と「つかれる」が結びついている。
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文法【助詞・助動詞の識別・29問】
- 1「ぼくは、先生にほめられた。」の「られ」の意味は?「〜に…される」の形。
- 2「このトマトは、皮ごと食べられる。」の「られる」の意味は?「食べることができる」と言いかえられる。
- 3「この写真を見ると、去年の夏が思い出される。」の「れる」の意味は?しようと思わなくても、自然にそう感じる。
- 4「校長先生が、朝礼で話された。」の「れ」の意味は?「お話しになった」と言いかえられる。
- 5「母の作るカレーは、とてもおいしい。」の「の」は、何に言いかえられる?主語を示す「の」。「母が作るカレー」と言いかえられる。
- 6「夜、星を見るのが大好きだ。」の「の」は、何に言いかえられる?「こと」「もの」に言いかえられる「の」は、名詞の代わりをしている。
- 7「これは、わたしの筆箱です。」の「の」の働きは?「が」にも「こと」にも言いかえられない「の」。
- 8「妹のほっぺたは、りんごのようだ。」の「ようだ」の意味は?前に「まるで」を入れられる。
- 9「外がさわがしい。だれか来たようだ。」の「ようだ」の意味は?前に「どうやら」を入れられる。
- 10「ピアノのような楽器を、習ってみたい。」の「ような」の意味は?前に「たとえば」を入れられる。
- 11「天気予報によると、明日は雪が降るそうだ。」の「そうだ」の意味は?前が言い切りの形「降る」になっている。
- 12「今にも雪が降りそうだ。」の「そうだ」の意味は?前が「降り」の形になっている。
- 13「夕方から雨が降るらしい。」の「らしい」と、「春らしい天気」の「らしい」は、どうちがう?前は推定の助動詞、後ろは接尾語。
- 14「雨がやまないので」の「ない」は、何に言いかえられる?「やまぬ」と言えるので、打ち消しの助動詞。
- 15「少ない」の「ない」は、どんな「ない」?「少」と「ない」を切りはなすことはできない。
- 16「もう二度と、同じまちがいはするまい。」の「まい」の意味は?主語が自分のとき。
- 17「明日は雨は降るまい。」の「まい」の意味は?主語が自分以外の人や物事のとき。
- 18「子どもでさえ分かる。」の「さえ」の意味は?子どもでも分かるのだから、大人ならなおさら、という気持ちをふくむ。
- 19「これさえあれば安心だ。」の「さえ」の意味は?
- 20「弟は、朝からゲームばかりしている。」の「ばかり」の意味は?
- 21「兄は、今帰ってきたばかりだ。」の「ばかり」の意味は?「〜たばかり」の形。
- 22「顔を洗って、朝ご飯を食べた。」の「て」の意味は?
- 23「かぜをひいて、学校を休んだ。」の「て」の意味は?
- 24「毎朝七時に家を出る。」の「に」は、何を表している?「静かに」の「に」は、形容動詞「静かだ」の一部で、働きがちがう。
- 25「かぜで学校を休んだ。」の「で」は、何を表している?「かぜのために」と言いかえられる。
- 26「宿題は、今終わったところだ。」の「た」の意味は?「たった今」「ちょうど」をつけられる。「昨日」をつけられれば過去。
- 27「明日からは早起きして、朝の散歩をしよう。」の「よう」の意味は?主語が自分で、「〜するつもりだ」と言いかえられる。
- 28「日曜日に、公園へ行こう。」と友達をさそった。この「う」の意味は?相手をさそっていて、「いっしょに」を入れられる。
- 29「算数は得意だが、国語は少し苦手だ。」の「は」の働きは?
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文法【主語・述語と修飾語・11問】
- 1「ぼくの妹は、毎朝早く起きる。」の主語は?先に述語「起きる」を見つけ、「だれが起きるのか」と考える。
- 2「ぼくの妹は、毎朝早く起きる。」の述語は?述語は、ふつう文の終わりにある。
- 3「わたしも、その映画を見たかった。」の主語は?主語には「は」「が」のほかに「も」もつく。
- 4「今日の空は、とても青い。」の述語は、「どうする・どんなだ・何だ・ある」のどの形?
- 5「ぼくの夢は、パイロットになりたい。」を、主語と述語が合う文に直すと?主語「夢は」に合う述語は「〜ことだ」。
- 6「赤い風船が、ゆっくり空へのぼっていった。」の「ゆっくり」は、どの言葉をくわしくしている?二つを続けて読んで、意味が通るかで確かめる。
- 7「わたしは泣きながら走る妹を追いかけた。」は、何通りの意味に読める?泣いているのが「わたし」か「妹」かで意味が変わる。「、」の位置や語順で直す。
- 8「ここではきものをぬいでください。」を、はきものをぬぐという意味にするには、どこに「、」を打つ?「ここでは、きものを」と打つと、着物をぬぐ意味になる。
- 9「ぼくは毎朝犬と散歩する。」を文節に分けると?「ね」を入れて区切れるところが文節の切れ目。
- 10「妹が、庭で花をつんだ。」は、いくつの単語に分けられる?妹/が/庭/で/花/を/つん/だ。
- 11「はい、わたしが学級委員です。」の「はい」のように、ほかの言葉とつながらない文節を何という?「山田さん、こちらへどうぞ」の「山田さん」のような呼びかけも独立語。
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文法【副詞の呼応・8問】
- 1「たとえ」のあとに来る言い方は?例:たとえ雨が降っても、試合は行われる。
- 2「決して」のあとに来る言い方は?例:あの日の約束は、決して忘れない。
- 3「まるで」のあとに来る言い方は?例:雲は、まるで綿あめのようだ。
- 4「よもや」のあとに来る言い方は?やや古い言い方で、今は「まさか」と言うことが多い。
- 5「もしかすると」のあとに来る言い方は?
- 6「おそらく」のあとに来る言い方は?
- 7「ぜひ」のあとに来る言い方は?例:夏休みには、ぜひ祖父の住む島へ行きたい。
- 8「駅までおよそ十分かかる」と「そんな話はおよそ信じられない」の「およそ」は、どうちがう?あとに「ない」が来ると意味が変わる。
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文法【表記・言葉の使い方・指示語・10問】
- 1「大詰め」をひらがなで書くと?もとの言葉「詰める」の「つ」がにごるので「づ」と書く。
- 2「氷」をひらがなで書くと?のばす音はふつう「う」と書くが、「こおり」「おおきい」などは「お」と書く。
- 3「やむおえず」という書き方は正しい?
- 4国語辞典では、「かぎ」と「かく」のどちらが先に出てくる?二文字めの「ぎ」は、にごりを取ると「き」なので、「く」より前に来る。
- 5「あとで後悔する」は、どこがおかしい?「後悔する」だけで正しい。
- 6「頭痛が痛い」を、正しい言い方に直すと?「頭痛がする」でもよい。
- 7「こんなに美しい景色を、だれが忘れられるだろうか。」は、どんな意味?問いかける形で、反対のことを強く言う言い方(反語)。
- 8「この問題なら解けないことはない。」は、どんな意味?「ない」を二回使って、ひかえめに「〜する」を表している(二重否定)。
- 9「公園に大きな桜の木がある。その木の下で、お弁当を食べた。」の「その木」は、どの木のこと?答えを「その木」と入れかえて読み、意味が通るか確かめる。
- 10文章の中の指示語が指す内容は、ふつう指示語の前と後ろのどちらにある?まず指示語のすぐ前から探す。後ろの内容を指すこともある。
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
まちがえやすいポイント
「だから」と「なぜなら」は、理由の位置が逆
| 接続語 | 形 | 例文 |
|---|---|---|
| だから | 理由。だから、結果。 | 雨が降った。だから、遠足は中止だ。 |
| なぜなら | 結果。なぜなら、理由からだ。 | 遠足は中止だ。なぜなら、雨が降ったからだ。 |
「なぜなら」を選んだら、文の終わりが「〜からだ」「〜ためだ」になっているかを確かめてください。
主語と述語のねじれ
作文や記述の答えでも、よく見られるまちがいです。
| ×ねじれた文 | ○直した文 |
|---|---|
| ぼくの夢は、パイロットになりたい。 | ぼくの夢は、パイロットになることだ。 |
| 休んだ理由は、かぜをひいた。 | 休んだ理由は、かぜをひいたからだ。 |
主語が「夢は」「理由は」「目標は」のときは、述語の形が決まります。「夢は〜ことだ」「理由は〜からだ」と、セットで覚えてください。
「大きな」は形容詞ではない
「大きい」は形容詞ですが、「大きな」は形がかわらない連体詞です。「小さな」「いわゆる」「あらゆる」も連体詞です。連体詞は数が少ないので、出てきたものから覚えていくと迷わなくなります。
腕試し:ランダム10問
接続語と識別の問題から10問出します。順番をシャッフルし、1問ずつ表示します。スワイプでも進められます。
- 1「かぜで学校を休んだ。」の「で」は、何を表している?
- 2「外がさわがしい。だれか来たようだ。」の「ようだ」の意味は?
- 3母の妹の子ども、[ ]、わたしのいとこが遊びに来た。 [ ]に入る言葉を(つまり・しかし・または・さて)から選ぶと?
- 4「これは、わたしの筆箱です。」の「の」の働きは?
- 5朝から強い雨が降っていた。[ ]、遠足は中止になった。 [ ]に入る言葉を(しかし・だから・たとえば・さて)から選ぶと?
- 6「天気予報によると、明日は雪が降るそうだ。」の「そうだ」の意味は?
- 7一生けんめい走った。[ ]、バスには間に合わなかった。 [ ]に入る言葉を(そして・しかし・つまり・または)から選ぶと?
- 8姉は外で遊ぶのが好きだ。[ ]、妹は家で本を読むのが好きだ。 [ ]に入る言葉を(だから・一方・なぜなら・すると)から選ぶと?
- 9秋においしい果物は多い。[ ]、柿やぶどう、なしなどだ。 [ ]に入る言葉を(たとえば・ところが・だから・さて)から選ぶと?
- 10「もう二度と、同じまちがいはするまい。」の「まい」の意味は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
×が3問以上あった場合は、「文法の覚え方」の表に戻って、前と後ろの関係と言いかえを確かめ直してください。
よくある質問

文法はどこまでやればいいですか
| 目標 | 目安 |
|---|---|
| まず | 接続語と主語・述語 |
| 標準 | この記事の100問 |
| 難関校を目指す | 品詞の識別を、志望校の過去問で確かめる |
接続語は、読解の問題でも文と文の関係をつかむ手がかりになります。知識問題と読解の両方に効くので、最初に取り組んでください。
いつから始めればいいですか
接続語と主語・述語は、小学4年生から取り組めます。品詞や識別は、塾で扱う時期に合わせて5年生以降で構いません。
文法用語を覚える必要はありますか
「順接」「逆接」「主語」「述語」「修飾語」は、設問文や解説でよく使われる言葉なので覚えてください。それ以外の用語は、名前より見分け方を優先して構いません。
親はどう手伝えばいいですか
説明文を読んだあとに、「しかし」「つまり」に印をつけてもらってください。その前後で何が言われているかを一緒に確かめると、接続語の働きが身につきます。
作文を見るときは、主語と述語が合っているかだけを確かめるのも効果があります。
次にやること
まず接続語の22問を確実にしてください。そのあと、品詞と識別に進みます。
一問一答で確かめたら、プリントに書いて練習すると定着します。言葉の意味や慣用句もあわせて進めると、知識問題の得点が安定します。








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