中学入試の国語では、「おもむろに」「けげん」のような言葉の意味が、知識問題としてよく問われます。
84校・5年分の入試を調べたところ、言葉の意味を問う問題は480問(52校)ありました。慣用句やことわざよりも多く、知識分野の中で最も出題の多い分野です。
そこで、入試に出た言葉を中心に150語を選び、例文つきの一問一答にまとめました。答えはタップすると開きます。○△×で自己採点でき、できなかった言葉だけをもう一度確認できます。
入試では「言葉の意味」がどう問われるか
実際の入試問題で確かめた480問を、問われ方で分けました。

| 問われ方 | 問題数 | 割合 |
|---|---|---|
| 文の[ ]に当てはまる言葉を選ぶ(穴埋め) | 242問 | 約50% |
| 文中の言葉の意味を選ぶ | 184問 | 約38% |
| 正しい使い方・まちがった使い方を選ぶ | 28問 | 約6% |
| 意味を書く(記述)など | 26問 | のこり |
「穴埋め」と「意味を選ぶ」の2つで、約89%になります。どちらも、言葉を文の中で理解しているかを確かめる問題です。
意味を一行で覚えただけでは、文に当てはめる問題で迷います。そのため、この記事の一問一答は、すべて例文の中で意味を答える形にしました。
この記事で扱う言葉の範囲
| 種類 | 例 | この記事 |
|---|---|---|
| ようすを表す言葉 | おもむろに/けげん/かろうじて | 収録 |
| 動きを表す言葉 | たしなめる/かいつまむ/まどろむ | 収録 |
| ものごとを表す言葉 | 割愛/立ち往生/仏頂面 | 収録 |
| 慣用句・ことわざ・四字熟語 | 目を丸くする/石橋をたたいて渡る | それぞれの記事で扱う |
| 気持ちを表す言葉 | うしろめたい/もどかしい | 心情語の記事で扱う |
言葉の意味の覚え方
コツ1:例文ごと覚える
入試では、言葉が文の中に置かれた形で問われます。意味だけでなく、使われる場面もいっしょに覚えてください。
| 覚え方 | 例 |
|---|---|
| 意味だけ | 「おもむろに」=ゆっくりと |
| 例文で | 祖父はおもむろに眼鏡をかけて、新聞を広げた。 |
例文で覚えておくと、「おもむろに立ち上がった」を見たときに、急に立ったのではなく、ゆっくり立ったのだと分かります。
コツ2:「ようす」と「動き」に分けて覚える
五十音順の一覧は、似た言葉が離れてしまうので覚えにくいものです。この記事では、Aランクをようすを表す言葉と動きやものごとを表す言葉に分けました。
| 分け方 | 見分け方 | 例 |
|---|---|---|
| ようす | ものごとのようすや程度を表し、ほかの言葉をくわしくする | かろうじて間に合う/うかつだった |
| 動き | 言い切ると「う」の段の音で終わる | たしなめる/まどろむ |
| ものごと | 「〜が」「〜を」をつけられる | 割愛/仏頂面 |
穴埋めの問題では、[ ]の前後の形を見れば、入る言葉の種類をしぼれます。「[ ]な顔をした」なら、ようすを表す言葉が入ります。
コツ3:あとに来る言葉とセットで覚える
決まった言い方とセットで使う言葉があります。入試の穴埋めでもよく出ます。
| 言葉 | あとに来る形 | 例文 |
|---|---|---|
| 決して | 〜ない | 約束は決して破らない。 |
| あながち | 〜ない | あながちでたらめだとは言えない。 |
| とても | 〜ない(どうしても) | とても一人では運べない。 |
| まるで | 〜ようだ | まるで白いじゅうたんのようだ。 |
| まして | 〜(なおさら)だろう | まして一年生には解けないだろう。 |
言葉の意味【Sランク・54語】
- 1さんざん迷った「あげく」、結局いつものカレーを注文した。 この「あげく」の意味は?もとの形は「挙げ句」。「挙げ句の果て」は強めた言い方。
- 2弟は、理由も聞かずに「頭ごなし」にしかられて、むっとしていた。 この「頭ごなし」の意味は?
- 3去年の運動会のことが、今でも「ありありと」思い出される。 この「ありありと」の意味は?「不満の色がありありと見える」のように、はっきり表に出ている意味でも使う。
- 4宿題をしていない理由を聞かれて、弟は「言いよどんだ」。 この「言いよどんだ」の意味は?もとの形は「言い淀む」。
- 5兄は「次の試合では絶対に勝つ」と『息巻いて』いた。 この『息巻いて』の意味は?もとの形は「息巻く」。
- 6今日の宿題は、「いささか」量が多すぎる気がする。 この「いささか」の意味は?
- 7校長先生の話が「延々」と続き、みんな足がつかれてしまった。 この「延々」の意味は?
- 8「おざなり」なそうじをしたので、先生にもう一度やり直すように言われた。 この「おざなり」の意味は?「なおざり」(気にかけずに放っておく)と混同しやすい。
- 9寒い朝は、ふとんから出るのが「おっくう」だ。 この「おっくう」の意味は?もとの形は「億劫」。
- 10祖父は「おもむろに」眼鏡をかけて、新聞を広げた。 この「おもむろに」の意味は?本来は「ゆっくりと」の意味。
- 11今日の出来事を、「かいつまんで」家族に話した。 この「かいつまんで」の意味は?もとの形は「かいつまむ」。
- 12時間が足りないので、発表の一部を「割愛」します。 この「割愛」の意味は?
- 13「急がば回れ」は、『逆説』的な教えとして知られている。 この『逆説』の意味は?入試では「逆説」「逆説的」の形で出た。
- 14兄は「愚直」なほどに、毎朝同じ時間に素振りを続けている。 この「愚直」の意味は?
- 15急に姉が早起きを始めたので、母は「けげん」な顔をした。 この「けげん」の意味は?もとの形は「怪訝」。「けげんな顔」「けげんそうに」の形で使うことが多い。
- 16友達との約束は、「決して」破らないようにしている。 この「決して」の意味は?入試では呼応の副詞の空欄補充で出た。
- 17わたしの町は、自然の遊び場には「事欠かない」。 この「事欠かない」の意味は?もとの形は「事欠く」(ひつようなものがなくてこまる)。入試では「事欠く」「事欠かない」の両方が出た。
- 18姉は、むずかしい計算問題を「こともなげ」に解いてみせた。 この「こともなげ」の意味は?
- 19夜ふかしが体によくないことは「重々」分かっているが、本の続きが気になる。 この「重々」の意味は?「重々承知している」の形でよく使う。
- 20先生が質問すると、姉は「すかさず」手を挙げた。 この「すかさず」の意味は?
- 21ほめられた妹は、「はにかんで」母の後ろにかくれた。 この「はにかんで」の意味は?もとの形は「はにかむ」。入試では文中の「大はにかみ」(ひどくはにかむこと)の意味を選ぶ問題で出た。
- 22試合のあと、ぼくはコーチの言葉を帰り道でずっと「反芻」していた。 この「反芻」の意味は?入試では文中での比喩的な意味(くり返し考える)が問われた。
- 23祖母は、遠くから来たお客さんを「ねんごろ」にもてなした。 この「ねんごろ」の意味は?
- 24大雪で、電車が駅と駅の間で「立ち往生」した。 この「立ち往生」の意味は?もとは、立ったままの姿で死ぬことをいった。
- 25図書館で大声を出した弟を、姉が小さな声で「たしなめた」。 この「たしなめた」の意味は?もとの形は「たしなめる」。
- 26妹は「どこに行くの?だれと?何時に帰るの?」と『たたみかける』ように聞いてきた。 この『たたみかける』の意味は?
- 27転校生の女の子は、「慎ましい」態度で、少し小さな声であいさつした。 この「慎ましい」の意味は?
- 28晴れていた空が「にわか」に暗くなり、雨が降りだした。 この「にわか」の意味は?「にわか雨」「にわか仕込み」のように、名詞の前について「急にそうなった」「一時的な」の意味も表す。
- 29放課後、友達と「たわいない」話をして笑い合った。 この「たわいない」の意味は?「他愛ない」と書くのは当て字。
- 30じゃんけんで係を決めたが、ぼくはどうも「割り切れない」気持ちだった。 この「割り切れない」の意味は?入試では「割り切れる」「割り切れない」の両方が出た。
- 31テストで百点を取ったと伝えると、いつもはきびしい祖父が「破顔」した。 この「破顔」の意味は?「破顔一笑」という四字熟語もある。
- 32「そもそも」、宿題を忘れたのは、前の日に遊びすぎたからだ。 この「そもそも」の意味は?入試では言いかえを選ぶ形で出た。
- 33一年生が、「たどたどしい」口調でお礼の言葉を読み上げてくれた。 この「たどたどしい」の意味は?
- 34試合に負けても、キャプテンは「淡々」と結果を話した。 この「淡々」の意味は?
- 35雨で遠足は中止になったが、「せめて」お弁当だけは外で食べたかった。 この「せめて」の意味は?
- 36「独善的」な進め方をしたので、班のみんなから不満が出た。 この「独善的」の意味は?入試では「独善的」「独善性」の両方の形で出た。
- 37雪の積もった校庭は、「まるで」白いじゅうたんのようだ。 この「まるで」の意味は?「まるで〜ようだ」の形でたとえを表す。「まるでだめだ」のように、まったくという意味もある。
- 38この荷物は重すぎて、「とても」一人では運べない。 この「とても」の意味は?「とても大きい」のように、たいへんという意味でも使う。
- 39おもしろいまんがを読んでいて、「つい」夜ふかししてしまった。 この「つい」の意味は?「つい先日」のように、ほんの少し(前・近く)の意味もある。
- 40母は何も言わず、「ただ」黙ってぼくの話を聞いてくれた。 この「ただ」の意味は?「ただ一人」のように、たったそれだけという意味もある。
- 41鉄棒から手がすべり、兄は「もんどりうって」マットに落ちた。 この「もんどりうって」の意味は?もとの形は「もんどりうつ」。
- 42雨の日は外で遊べないが、「むしろ」読書ができてうれしい。 この「むしろ」の意味は?
- 43大人でも難しいパズルなのだから、「まして」一年生には解けないだろう。 この「まして」の意味は?
- 44祖父は新聞をたたむと、「やおら」腰を上げて庭に出た。 この「やおら」の意味は?
- 45妹は、大勢の大人の前でも「悪びれる」ことなく、堂々と自分の意見を話した。 この「悪びれる」の意味は?入試では「悪びれない」の形で出た。
- 46部屋の中を「くまなく」探して、なくした消しゴムを見つけた。 この「くまなく」の意味は?
- 47弟の話も、「あながち」でたらめだとは決めつけられない。 この「あながち」の意味は?下に「~ない」が来る呼応の副詞。
- 48姉に話しかけたが、「ふうん」と『素っ気ない』返事しか返ってこなかった。 この『素っ気ない』の意味は?
- 49将来の夢について、まだ「漠然と」しか考えていない。 この「漠然と」の意味は?「漠然とした不安」のように「漠然とした」の形でもよく使う。
- 50急いでいるときには、「往々にして」忘れ物をするものだ。 この「往々にして」の意味は?よくないことについて言うことが多い。
- 51弟は「横着」をして、ランドセルを玄関に放り出したままにしていた。 この「横着」の意味は?「ずうずうしい」という意味で使うこともある。
- 52「つたない」絵ですが、と言いながら、姉は自分の描いた絵を祖母にわたした。 この「つたない」の意味は?運が悪いという意味もある(武運つたなく)。
- 53学校から帰る「道すがら」、友達と明日の約束をした。 この「道すがら」の意味は?
- 54宿題が多すぎて、ゆっくり遊ぶことも「ままならない」。 この「ままならない」の意味は?
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「言葉の意味」は、入試の形で練習する
84校・5年分の入試を調べると、言葉の意味の問題は9割近くが「穴埋め」か「意味を選ぶ」形でした。
- 語句の意味467語をS・A・Bでランク分け
- 1回1枚の縦書きプリント124回分・解答つき
- まちがえやすい言葉82項目を見分け方つきで解説
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言葉の意味【Aランク:ようすを表す言葉・49語】
- 1好きな選手が出ると聞いて、弟は「がぜん」やる気になった。 この「がぜん」の意味は?もとの形は「俄然」。
- 2テストの前の晩だけ答えを丸暗記するのは、「姑息」なやり方だ。 この「姑息」の意味は?本来は「一時しのぎ」の意味。
- 3弟は『のべつまくなし』にしゃべって、母に「少し静かにして」と言われた。 この『のべつまくなし』の意味は?
- 4家に着いた「とたんに」、雨が降りだした。 この「とたんに」の意味は?
- 5姉は、苦手な水泳に「あえて」挑戦することにした。 この「あえて」の意味は?「あえて言うほどのことではない」のように、下に打ち消しの語がつくと「特に〜ない」の意味になる。
- 6姉は、「あくまで」自分の力で問題を解こうとした。 この「あくまで」の意味は?「これはあくまで参考です」のように、範囲を限る使い方もある。
- 7かさを電車に置き忘れるなんて、「うかつ」だった。 この「うかつ」の意味は?
- 8走りに走って、「かろうじて」始業のチャイムに間に合った。 この「かろうじて」の意味は?
- 9教室にカエルが入ってきて、友達が「すっとんきょう」な声を上げた。 この「すっとんきょう」の意味は?
- 10給食のメニューの中で、「とりわけ」カレーが人気だ。 この「とりわけ」の意味は?
- 11雨の日の休み時間は、「もっぱら」図書室で過ごしている。 この「もっぱら」の意味は?
- 12友達が来るまで、公園のベンチで「手持ち無沙汰」に待っていた。 この「手持ち無沙汰」の意味は?
- 13宿題を全部すませたので、「心置きなく」遊びに行ける。 この「心置きなく」の意味は?
- 14発表会で、姉は「よどみなく」詩を暗唱した。 この「よどみなく」の意味は?話し方について使うことが多い。
- 15妹は「屈託なく」笑って、知らない子ともすぐ仲良くなった。 この「屈託なく」の意味は?「屈託」は「くよくよすること」。
- 16放課後、友達と「とりとめのない」話をしながら帰った。 この「とりとめのない」の意味は?
- 17早起きして外に出ると、「清々しい」朝の空気が広がっていた。 この「清々しい」の意味は?「清々(せいせい)する」とは読みも意味も別。
- 18バスは出てしまい、「もはや」間に合いそうにない。 この「もはや」の意味は?
- 19兄は「明日、いいことがあるよ」と『思わせぶり』に笑った。 この『思わせぶり』の意味は?
- 20転校する友達は、最後の日も「気丈」にふるまい、笑顔でみんなに手をふった。 この「気丈」の意味は?
- 21失敗したことを、「ことさら」大きな声で言わなくてもいいのに。 この「ことさら」の意味は?
- 22運動会の練習は、本番「さながら」の真剣さだった。 この「さながら」の意味は?
- 23明日から修学旅行なので、授業中も、気も「そぞろ」だった。 この「そぞろ」の意味は?「気もそぞろ」「そぞろ歩き」の形でよく使う。
- 24楽しみにしていたプールが中止になり、弟は「呆然」としていた。 この「呆然」の意味は?
- 25「のっぴきならない」用事ができて、父は授業参観に来られなくなった。 この「のっぴきならない」の意味は?
- 26「やみくも」に問題を解くより、まちがえた問題を見直すほうが力がつく。 この「やみくも」の意味は?
- 27休みの日は、「ややもすると」昼まで寝てしまいがちだ。 この「ややもすると」の意味は?よくないことになりやすいときに使う。
- 28「したたか」な相手チームは、こちらの弱点を見のがさなかった。 この「したたか」の意味は?「したたかに打つ」のように「ひどく」の意味で使うこともある。
- 29兄は「やぶれかぶれ」になって、残りの問題を当てずっぽうで答えた。 この「やぶれかぶれ」の意味は?「やけ」「自暴自棄」に近い。
- 30宿題に手もつけず、「なおざり」にしたまま遊んでいたら、母にしかられた。 この「なおざり」の意味は?「おざなり」は、いいかげんではあるが一応はすること。
- 31転んでも泣かずに走り続ける弟の「いじらしい」姿に、母は目を細めた。 この「いじらしい」の意味は?
- 32弟は、ピーマンを見て「あからさま」にいやな顔をした。 この「あからさま」の意味は?よくない気持ちを遠慮なく出す場面で使うことが多い。
- 33名前を呼ばれて、「反射的」にふり返った。 この「反射的」の意味は?入試では「〜的」の言葉を空欄に入れる問題で出た。
- 34小さないとこの世話を焼く姉の「甲斐甲斐しい」姿に、親せきのみんなが感心した。 この「甲斐甲斐しい」の意味は?
- 35「その考えはまだ『青い』な」と、父に笑われた。 この『青い』の意味は?熟す前の実が青いことから。
- 36テストで零点を取っても、弟は「あっけらかん」としていた。 この「あっけらかん」の意味は?
- 37答えを見て宿題を写すのは、「安易」なやり方だ。 この「安易」の意味は?「やさしい・たやすい」という意味もある。
- 38練習では上手にできたのに、「いざ」本番となると手がふるえた。 この「いざ」の意味は?入試では副詞の空欄補充で出た。
- 39「うららか」な春の日に、家族で川原へお花見に出かけた。 この「うららか」の意味は?春の季語。
- 40卒業式は、「おごそか」な雰囲気の中で始まった。 この「おごそか」の意味は?
- 41兄は「宿題を手伝ってやったんだからな」と『恩着せがましく』言った。 この『恩着せがましく』の意味は?もとの形は「恩着せがましい」。
- 42後半に三点を入れて、チームの勝利は「決定的」になった。 この「決定的」の意味は?「決定的な証拠」のように、物事を決めるほど大事な、という意味でも使う。
- 43雨の日は外で遊ばないというのが、「常識的」な判断だろう。 この「常識的」の意味は?入試では「常識的な意見」の形で空欄補充に出た。
- 44運動会の入場行進で、ぼくたちは「整然」と列を作って歩いた。 この「整然」の意味は?
- 45山の頂上に着くと、「爽快」な風がほおをなでた。 この「爽快」の意味は?
- 46みんなで練習してきた劇が、本番でうまくいくことを「切に」願っている。 この「切に」の意味は?
- 47お祭りで買ったおもちゃは、「ちゃち」な作りですぐに壊れた。 この「ちゃち」の意味は?
- 48「根っから」の動物好きの姉は、将来じゅう医になりたいそうだ。 この「根っから」の意味は?
- 49祖母の作るおにぎりは、「素朴」だけれどとてもおいしい。 この「素朴」の意味は?入試では「素朴さ」の文中での意味が問われた。
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言葉の意味【Aランク:動きやものごとを表す言葉・47語】
- 1なぞなぞを解いた弟は、「したり顔」でみんなを見回した。 この「したり顔」の意味は?
- 2司会の人が自分の名前を言いまちがえたので、会場に「失笑」がもれた。 この「失笑」の意味は?
- 3学級会の話し合いが「煮詰まって」きたので、多数決で決めることにした。 この「煮詰まって」の意味は?もとの形は「煮詰まる」。
- 4夕焼けに染まった町並みは、絵本で見た外国の景色を「彷彿」させた。 この「彷彿」の意味は?「彷彿とさせる」の形で使うことが多い。
- 5遠足の前の晩、楽しみで「まんじりともせず」朝をむかえた。 この「まんじりともせず」の意味は?「まんじり」は、ちょっと眠ること。
- 6小学校で出会った友達は、わたしにとって「かけがえのない」存在だ。 この「かけがえのない」の意味は?
- 7劇で王女の役をした姉は、白いドレスを身に「まとって」登場した。 この「まとって」の意味は?もとの形は「まとう」。
- 8名前を呼ばれると、妹は『即座』に「はい」と返事をした。 この『即座』の意味は?
- 9学芸会の練習で、兄は自分のことを「大根役者」だと笑った。 この「大根役者」の意味は?語源には、大根の白さを素人に結びつけたもの、どう食べても当たらない(腹をこわさない)ことにかけたものなど、いくつかの説がある。
- 10「引っ込み思案」だった姉も、合唱部に入ってから人前で歌えるようになった。 この「引っ込み思案」の意味は?
- 11カラオケに行くと、父はいつも「十八番」の歌を選ぶ。 この「十八番」の意味は?「おはこ」とも「じゅうはちばん」とも読む。
- 12白い雲を見て、わたがしを「連想」した。 この「連想」の意味は?
- 13ボールが飛んできたので、「とっさ」に頭を下げた。 この「とっさ」の意味は?「とっさに」「とっさの判断」の形でよく使う。
- 14弟は、友達の「言いなり」になって遊ぶ場所を決めてしまった。 この「言いなり」の意味は?入試では「言うなり」の形が出た。
- 15発表の順番をうまく「案配」して、時間内に終わるようにした。 この「案配」の意味は?「塩梅」とも書く。入試では「案配する」の形で出た。
- 16「どうせぼくはいつも遅れるからね」と、兄は『自嘲』ぎみに笑った。 この『自嘲』の意味は?
- 17妹は遊園地での出来事を、夕食の間じゅう「まくしたてた」。 この「まくしたてた」の意味は?もとの形は「まくしたてる」。
- 18妹は、好きな詩をすっかり「そらんじて」いる。 この「そらんじて」の意味は?もとの形は「そらんじる」。
- 19夏祭りの夜、家族で屋台の並ぶ道を「そぞろ歩いた」。 この「そぞろ歩いた」の意味は?もとの形は「そぞろ歩く」。名詞は「そぞろ歩き」。
- 20人気者に「おもねる」ばかりでは、本当の友達はできない。 この「おもねる」の意味は?
- 21日なたのソファで「まどろむ」ねこを、起こさないようにそっとなでた。 この「まどろむ」の意味は?
- 22兄は、学級委員の役目を最後まで「まっとうする」と心に決めた。 この「まっとうする」の意味は?「まったくする」が変化した語。
- 23急に弟が手伝いを始めるなんて、何かねだるつもりではないかと「勘ぐる」のも無理はない。 この「勘ぐる」の意味は?
- 24毎朝走りこんでいた兄が優勝したのは、「むべなるかな」と思う。 この「むべなるかな」の意味は?古い言い方。
- 25よく分からない話だったが、ぼくは「愛想笑い」でごまかした。 この「愛想笑い」の意味は?
- 26一日で百ページの本を書き写すのは、「至難の業」だ。 この「至難の業」の意味は?
- 27思うようにいかないことが続いて、心が「ささくれ立って」いた。 この「ささくれ立って」の意味は?もとの形は「ささくれ立つ」。
- 28おやつがないと分かると、弟は「仏頂面」になった。 この「仏頂面」の意味は?恐ろしい顔の仏(仏頂尊)にたとえたものとされる。
- 29作文に、好きな詩の一節を「引用」した。 この「引用」の意味は?引用するときは、かぎかっこでくくり、出典を示す。
- 30大きな犬にほえられて、弟は「おじけづいて」しまった。 この「おじけづいて」の意味は?もとの形は「おじけづく」。
- 31わが家のカレーの「隠し味」は、すりおろしたりんごだ。 この「隠し味」の意味は?目立たないが全体を引き立てる工夫のたとえにも使う。
- 32今の自転車の「原型」は、ペダルのない木の乗り物だったそうだ。 この「原型」の意味は?
- 33夜ふかしは体に「障る」ので、早く寝なさいと言われた。 この「障る」の意味は?入試では「体に障る」の「さわ」をひらがなで書く問題で出た。
- 34兄の一言で、楽しかった話し合いがすっかり「白けて」しまった。 この「白けて」の意味は?もとの形は「白ける」。
- 35おなかがいっぱいだったので、パン屋の前を「素通り」した。 この「素通り」の意味は?「素通りできない問題」のように、取り上げずに済ませる意味でも使う。
- 36優勝候補のチームが一回戦で負けるという大「番狂わせ」が起きた。 この「番狂わせ」の意味は?入試では「大番狂わせ」の形で出た。
- 37おこづかいの「足し」にしようと、家の手伝いをがんばった。 この「足し」の意味は?入試では「うちのたし」(家計の足し)の意味が問われた。
- 38父は「奮発」して、誕生日に大きなケーキを買ってくれた。 この「奮発」の意味は?
- 39作品を「批判」されても、くじけずに作り直した。 この「批判」の意味は?もとは良し悪しを判断することで、悪い点を責めることだけをさすのではない。
- 40家族が応援してくれるので、練習にも「張り合い」が出る。 この「張り合い」の意味は?
- 41お楽しみ会で、兄が「なぞかけ」を披露してみんなを笑わせた。 この「なぞかけ」の意味は?
- 42困ったとき、祖母の言葉がぼくの心の「よりどころ」になった。 この「よりどころ」の意味は?
- 43弟は砂場で、「無心」になって山を作っていた。 この「無心」の意味は?入試では「無心になって」の意味が問われた。
- 44「夜につめを切るとよくない」というのは『迷信』だと、祖父が教えてくれた。 この『迷信』の意味は?
- 45六年生のリレーの速さは、ほかの学年と比べて「別格」だった。 この「別格」の意味は?
- 46夜道を歩くとき、大きな犬が「用心棒」のようについてきてくれた。 この「用心棒」の意味は?入試では空欄に入る語を選ぶ形で出た。
- 47今年の六年生は「粒ぞろい」で、だれがリレーの選手になってもおかしくない。 この「粒ぞろい」の意味は?
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意味をまちがえやすい言葉
大人でもまちがえやすい言葉は、入試でもねらわれます。文化庁の「国語に関する世論調査」で、まちがえやすい言葉を、本来の意味を選んだ人の割合が低い順に並べました。どれも、この記事の一問一答に入っています。
| 言葉 | まちがえやすい意味 | 本来の意味 | 本来の意味を選んだ人 |
|---|---|---|---|
| 姑息 | ×ひきょうな、ずるい | その場だけをなんとかして、きちんと解決しないようす。 | 17.4%(令和3年度) |
| 割愛 | ×いらないものを切り捨てること | もったいないと思いながら、はぶくこと。 | 23.7%(令和3年度) |
| 失笑 | ×笑いも出ないほどあきれてしまうこと | がまんできずに、ぷっとふき出して笑うこと。 | 26.4%(令和5年度) |
| まんじりともせず | ×じっと動かずに | ひと晩じゅう、少しもねむらないで。 | 28.7%(平成25年度) |
| やおら | ×「急に」「いきなり」 | ゆっくりと、落ち着いて動きだすようす。 | 39.8%(平成29年度) |
| おもむろに | ×「不意に」「いきなり」 | あわてないで、ゆっくりと動き出すようす。 | 44.5%(平成26年度) |
| 煮詰まる | ×話し合いが行き詰まって結論が出せなくなること | 話し合いが進んで、もうすぐ答えが出そうになること。 | 51.8%(平成25年度) |
| したり顔 | ×知ったかぶりをしている顔つき | うまくいったと、じまんしているような顔つき。 | 64.5%(令和6年度) |
「おもむろに」と「やおら」は、どちらも「ゆっくり」です。動きのはじまりを表す場面で使うので、「急に」と取りちがえやすい言葉です。「やおら立ち上がった」は、落ち着いてゆっくり立ち上がったという意味になります。
形が似ていて区別しにくい言葉
| 言葉 | 意味 | 区別のしかた |
|---|---|---|
| おざなり | その場だけ適当にすませる | いいかげんだが、一応はする |
| なおざり | ちゃんとやらずに放っておく | 何もしないまま放っておく |
| 逆説 | まちがっているように聞こえるが、よく考えると正しい言い方 | 「急がば回れ」のような言い方 |
| 逆接 | 前と反対の内容をつなぐこと | 「しかし」「けれども」のつなぎ方 |
「逆説」と「逆接」は読みが同じなので、書き取りでもまちがえやすい組み合わせです。「説」は言い方、「接」はつなぎ方と覚えてください。
腕試し:ランダム10問
Sランクの言葉から、穴埋めの問題を10問出します。順番をシャッフルし、1問ずつ表示します。スワイプでも進められます。ヒントの意味を手がかりに、[ ]に入る言葉を答えてください。
- 1[ ]なそうじをしたので、先生にもう一度やり直すように言われた。 [ ]に入る言葉は?(意味:まじめにやらず、その場だけ適当にすますこと)
- 2大人でも難しいパズルなのだから、[ ]一年生には解けないだろう。 [ ]に入る言葉は?(意味:なおさら。前のことよりも、もっとそうだ)
- 3友達との約束は、[ ]破らないようにしている。 [ ]に入る言葉は?(意味:(下に「ない」などがついて)ぜったいに〜ない)
- 4転校生の女の子は、[ ]態度で、少し小さな声であいさつした。 [ ]に入る言葉は?(意味:えんりょがちで、ひかえめなようす)
- 5試合のあと、ぼくはコーチの言葉を帰り道でずっと[ ]していた。 [ ]に入る言葉は?(意味:言われたことなどを、何度も思い返して考えること)
- 6兄は[ ]なほどに、毎朝同じ時間に素振りを続けている。 [ ]に入る言葉は?(意味:まじめすぎて、うまく立ち回れないこと)
- 7この荷物は重すぎて、[ ]一人では運べない。 [ ]に入る言葉は?(意味:(あとに「ない」がついて)どうしても)
- 8放課後、友達と[ ]話をして笑い合った。 [ ]に入る言葉は?(意味:中身がなく、とるに足らないようす)
- 9時間が足りないので、発表の一部を[ ]します。 [ ]に入る言葉は?(意味:もったいないと思いながら、はぶくこと)
- 10急に姉が早起きを始めたので、母は[ ]な顔をした。 [ ]に入る言葉は?(意味:どうしてだろうと、ふしぎに思うようす)
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
×が3問以上あった場合は、Sランクの一問一答に戻ってください。例文ごと覚え直すと、穴埋めでも答えられるようになります。
よくある質問

何語くらい覚えればいいですか
| 目標 | 目安 |
|---|---|
| まず | Sランク54語 |
| 標準 | この記事の150語 |
| 難関校を目指す | 150語に加えて、読書で出会った言葉 |
言葉の意味は範囲が広く、入試では同じ言葉がくり返し出るとはかぎりません。一覧を覚えることに加えて、本を読んで知らない言葉に出会ったら調べる習慣をつけてください。
いつから始めればいいですか
小学5年生からが目安です。ただし、Sランクには「せめて」「むしろ」のように、4年生でも覚えられる言葉が入っています。読める言葉から始めてください。
慣用句やことわざとは何がちがいますか
慣用句やことわざは、いくつかの言葉が結びついて、決まった意味を表すものです。この記事では、それ以外の一つひとつの言葉を扱っています。慣用句とことわざは、それぞれの記事にまとめてあります。
読解の文章で知らない言葉が出てきたら、どうすればいいですか
試験中は、前後の文から意味を推測してください。「けげんな顔で首をかしげた」なら、「首をかしげた」から、ふしぎに思っているようすだと分かります。
家で学習するときは、推測したあとに辞書で確かめると、その言葉が記憶に残ります。
親はどう手伝えばいいですか
覚えた言葉を使って、短い文を作ってもらってください。「『かろうじて』を使って文を作ってみて」と聞くだけで十分です。
ふだんの会話で、保護者の方が「おもむろに」「あながち」のような言葉を使うのも効果があります。耳で聞いた言葉は、文章の中でも気づきやすくなります。
次にやること
Sランクを終えたら、Aランクへ進んでください。1日10語のペースなら、半月ほどで150語を1周できます。
一問一答で意味を確かめたら、プリントで書いて覚えると定着します。慣用句や心情語もあわせて進めると、読解の文章で知らない言葉が減っていきます。








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