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Mino
著者(サイト運営者)
弁護士志望のロースクール2年生が運営しております。

法学部⇒ロースクール(法科大学院)

これまで4年以上にわたって120名以上(計1200コマ)の受験生を中学・高校・大学受験の文系科目を中心に担当。

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受験生やその親御さま、塾講師の方が読んで少しでも「役に立った・知れてよかった!」と思えるような記事を発信してまいります!

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【コピペOK】小論文で合格できる書き方の型・テンプレート 例文で解説

【コピペOK!】入試の小論文で合格を勝ち取る書き方
この記事はこんな人にオススメ!
  • 小論文の書き方のテンプレートを知りたい!
  • 小論文が苦手だけど試験科目にある
  • 入試直前だけど最低限おさえておくべきことを知りたい
  • 記述問題にも通じるわかりやすい文章を書けるようになりたい
小論文以外にも使える「PREP法」もご紹介します!

こんな悩みありませんか?

生徒

小論文の書き方がいまいちよくわからない…。何度書いても上手くならない…。受験直前だからもう間に合わないかな…。

生徒

小論文で説得力のある答案構成をしたいけど、いい書き方とかってあるかな?

生徒

記述を書くのが苦手だから、小論文なんて書けやしない…。でも志望校の受験科目に小論文があるから避けられない…。

私も、高校生の受験当時は小論文という科目が非常に苦手で何を書けばよいかよくわかりませんでした。

しかし、今回ご紹介する書き方を学び、実際に練習し始めると徐々に小論文が書けるようになり小論文に対する苦手意識を払しょくすることが出来るようになりました。

それ以降は小論文がむしろ得意科目になり、結果として無事念願の志望校にも合格することができました

今回は、入試直前でも試験で実践的に使える小論文の書き方のテンプレートを具体的にご紹介します。

少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

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結論:PREP法の型を使って採点官の心をつかむ文章を書こう

PREP法で小論文は書こう

では、早速結論からお伝えします。

小論文において大切な事はあらかじめ文章の型を用意することが重要です。

そして、その型とは結論→理由→具体例→結論の順番で書いていく「PREP法」で書いていくと説得力のある文章構成をすることができます。

この方法についてはこれから具体的に説明します。

その前に、小論文とはどのようなものかいまいちよくわからない人のために少しだけ小論文について説明します。

PREP法は後でご紹介します!その前に、小論文とは何かについておさえておきましょう!

前提:小論文とは

小論文とは?

小論文とは、与えられたテーマに対して自分の意見を述べ、その意見の理由を論述するものです。

一般的な国語の問題では、このような自分の意見は述べる必要はなく、与えられた文章をもとに短い文章で書くという記述式の問題が多いです。一番大きな違いは、書く分量と私見を書くか否かというところです。

小論文についてや小論文で書く際に守ってほしいルールについては以下の記事にて詳しく書いていますのでそちらを参考にしてください。

文章の型があった方が試験で有利になる理由

文章の型があった方が試験で有利になる理由

では、どうして文章の型があった方が試験で有利になるのでしょうか。

これは、型を使うことには次の4つのメリットがあるからです。

理由その1 文章を書くのが速くなるから

文章を書くのが速くなる

小論文の問題は記述形式なので選択問題のようにあらかじめ解答が書かれていないため全て自分で何を書くか制限時間内に考える必要があります。

型があれば、その型通りに従って書けばよいので何から書こうか考える手間を省くことが出来ます。

また、事前に構成が決まっているため同じような事を何度も書いたりすることも防止できるため、試験中に迷走することもありません。

理由その2 落ち着いて試験に臨めるから

落ち着いて試験に臨む

皆さんも一度は経験したことがあるかとは思いますが、試験会場での雰囲気とは独特なものでその雰囲気に飲み込まれてしまうと緊張してしまい自身の本領を発揮することが出来ない人も多くおります。

私も試験前はいつも緊張してしまいその日の朝ご飯は食べたいのにほとんど食べれない状態(体が受け付けてくれない)になってしまいます。

このような状況下でも、型を持っていることだけで余計な心配をすることなく、むしろ安心感を得ることができ、本番で過度に緊張することもなくなります。

理由その3 自信をもって文章を書けるようになるから

落ち着いて文章を書けるようになる

文章の型を使って書くと、自分の文章にある程度の自信がもてるようになります。

小論文でもし何を書けばよいのかわからなくなった時には、その型に当てはめて書けばよいと立ち返って考え直すことが出来るため、自信を持って文章を書けるようになります。

理由その4 採点官や相手にわかりやすく伝えられるようになるから

試験官にわかりやすく伝える

そして、試験において忘れてはならないことは

「書いた文章は必ず試験官が採点する」

ということです。

どんなに主観的にいい文章ができたと満足感に浸っていても、採点官が見た際に印象が悪かったらその学校に合格することも難しいでしょう。

そこで、今回説明する型を身につけておくことで、採点官にもしっかりと評価される答案を書くことができます。

実際に私もこれから説明する型で書いて志望校合格をもらっております!

答案構成で説得力のある型(パターン)・テンプレート

答案構成で説得力のある型(パターン)・テンプレート

では、小論文で書くと説得力のある文章が書け、印象が良くなるPREP法についてここからご紹介します。

例題

インターネット上の匿名の誹謗中傷に対する厳罰化を行うことの是非についてあなたの考えを述べなさい。

大事なことをわかりやすく伝えられる方法「PREP法」とは

小論文で書くべき段落構成の順序

PREP法とは、

  1. 結論(Point)
  2. 理由(Reason)
  3. 具体例(Example)
  4. 結論(Point)

の順番で展開されている文章構成方法のことをいいます。それぞれの英語の頭文字をとるとPREPになるためこのように呼ばれています。

このPREP法は実際にビジネスシーンやプレゼンテーションなどで相手にわかりやすく説明するための方法として広く知られております。

小論文も「採点者」という相手に対してわかりやすく説明し、納得してもらう必要があるという点では何らビジネスシーンと遜色ないと考えております。

小論文を書く際にはこの型に従って書くと非常にまとまりのある文章構成ができ、それぞれの内容がよければかなりいい得点をとることが期待できます。

【最重要】1段落目は結論から書く

結論を最初に書くこと

小論文を書くときは、最初の段落で書く内容が最も重要です!

第一段落は、結論から書きましょう。

国語の文章はよく結論は最後に書いているから、文章を書くときも最初から結論を書かない方がいいのではないかと思ってしまう方もいるかもしれません。(頭括型などは除く)

しかし、小論文においては問われた問いに対して的確に答えるということが大切なのです。つまり、結論を最後まで書かずに文章を書いていると採点者側は文章の要旨をつかみづらくなってしまいます。

また、試験には制限時間があります。結論を最後に置いていると、最後まで書ききれない場合、何を伝えたかったのかよくわからない文章になる可能性もあります。

そこで、結論は最初に書いて「次の段落・文章から結論に至った理由を証明する」ということを採点者側に伝えるようにしましょう。

参考答案

私は、誹謗中傷に対する厳罰化を行うことに賛成である。

理由で書くべきこと

理由を述べること

次に、結論に至った理由を書きましょう。

結論だけ主張しては説得力のある文章だとはいえません。理由とは主張を支えるためのものですが、一方で主張は理由があってこそ説得力のある文章になります。

つまり、どちらかが欠けていたら論理的な文章にはなりませんので、必ず主張を書いたら理由をそのあとに書くという習慣を常に持っておきましょう。

参考答案

なぜなら、厳罰化によって誹謗中傷を行うことに対する抑止力に繋がるからだ。

反対側の対立意見についても書こう

反対の意見 再反論
反対の意見→再反論の流れを覚えよう!

ここで一つ小論文を書くにあたって重要なことがあります。それは、対立意見についても文章の中で触れるということです。

なぜ、対立意見を書く必要があるかというと、対立意見を入れることでさらに自分の意見の説得力が増すからです。

例えば、議論のような場においてはあるテーマが与えられてそのテーマに関して賛成側と反対側に分かれてお互い話し合いますよね。最近でも、そのような番組も増えてきているのでそのような光景を見たことがある人は多いと思います。

小論文も同じです。自分の意見を述べるということは自分以外の意見も当然存在するわけですからそのような反対側の人の意見よりも自分の意見が優れているということを証明する必要があります。

小論文も同じです。自分の意見を述べるということは自分以外の意見も当然存在するわけですからそのような反対側の人の意見よりも自分の意見が優れているということを証明する必要があります。

したがって、自分意見の根拠・理由を述べた後は必ず反論を入れることを忘れないように心がけましょう。

反論を書くときは、「確かに」という接続詞から書くといいです!(この後詳しく説明します!)

参考答案

確かに、厳罰化を行うことで各人の持つ「表現の自由」の権利を侵害するため過度に厳罰化を行うことには賛成できないとする意見も考えられる。

反対意見に対する再反論も書くこと

そして、反対意見を述べたからにはその意見が誤っているということを証明する必要があるわけです。

そこで、反対意見を述べた後には、その反対意見に対する再反論を書きましょう。

反論⇒再反論を書くときのポイント

英語で学習したことがある方もいるかと思いますが、反論⇒再反論を書く際には譲歩構文を書くと論理的な文章にすることが出来ます。

譲歩構文の例:「たしかに、~という意見も考えられる。」(反論)⇒「しかし~である。」(再反論・自分の意見)

参考答案

しかし、「表現の自由」も無制限に認められるものではない。すなわち、誹謗中傷のような表現内容は相手に対して恐怖や畏怖を与えるものであり、「表現の自由」の枠組みからは外れるものであると考えている。

具体例で書くべきこと

具体例を交えた文章を書こう!

次のブロックでは、理由を支える具体例を書くようにしましょう。

具体例があるかないかでは文章のわかりやすさが大きく変わります。

仮に、理由でうまく文章で説明できなくても具体例でわかりやすく説明できていれば何とか挽回することもできます。

よく、小説が人気があることからわかるように人間はストーリー性のある文章を好む傾向があるようです。

この心理的トリガーを使って小論文でも小説ほどの大きなスケールで書く必要はもちろんありませんが簡潔に具体例を入れておくことで採点官に伝わる文章を書くことができるでしょう。

参考答案

例えば、これまでSNSで表現をすることに対して畏怖していた人も自由闊達に意見を発信することが出来る。一方で、誹謗中傷を行っていた人は厳罰化を機に改めて表現方法について考え直し、他人を傷つけるような発信を行うことを控えるようになることが期待できる。

最終段落の結論で書くべきこと

結論のポイント

具体例まで書ければ後は結論を再度書けば完璧です。

結論は既に最初の段落で書いたことと同じこと、あるいは言葉を少し変えて表現すればよいです。

これで合格答案の完成です!

参考答案

したがって、私は誹謗中傷に対する厳罰化を行うことに賛成である。

ここまでのおさらい

STEP
結論

例:私は、誹謗中傷に対する厳罰化を行うことに賛成である。

STEP
結論の理由

例:なぜなら、厳罰化によって誹謗中傷を行うことに対する抑止力に繋がるからだ。

STEP
具体例

例:例えば、これまでSNSで表現をすることに対して畏怖していた人も自由闊達に意見を発信することが出来る。一方で、誹謗中傷を行っていた人は厳罰化を機に改めて表現方法について考え直し、他人を傷つけるような発信を行うことを控えるようになることが期待できる。

STEP
再結論

例:したがって、私は誹謗中傷に対する厳罰化を行うことに賛成である。

完成答案例

完成答案(参考例)

私は、誹謗中傷に対する厳罰化を行うことに賛成である。

なぜなら、厳罰化によって誹謗中傷を行うことに対する抑止力に繋がるからだ以下、具体的に述べる。

例えば、これまでSNSで表現をすることに対して畏怖していた人も自由闊達に意見を発信することが出来る。一方で、誹謗中傷を行っていた人は厳罰化を機に改めて表現方法について考え直し、他人を傷つけるような発信を行うことを控えるようになることが期待できる。

確かに、厳罰化を行うことで各人の持つ「表現の自由」の権利を侵害するため過度に厳罰化を行うことには賛成できないとする意見も考えられるしかし、「表現の自由」も無制限に認められるものではない。すなわち、誹謗中傷のような表現内容は相手に対して恐怖や畏怖を与えるものであり、「表現の自由」の枠組みからは外れるものであると考えている。

したがって、私は誹謗中傷に対する厳罰化を行うことに賛成である

※具体例と反論は今回のように順序を逆にして述べても差し支えありません。

小論文は何度も書くことが大事

インプットよりアウトプットを重視しよう

アウトプット
インプットとは

脳の中に情報を入れる作業 例:読む、聞く

アウトプットとは

脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、その情報を外に出す作業 例:話す、書く

アウトプットについてさらに学べる本はこちら⇒学びを結果に変えるアウトプット大全

インプットについてさらに学べる本はこちら⇒学び効率が最大化するインプット大全

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ここで学んだことを理解して学んだ気になっていては、せっかく読んで理解していただいた時間も無駄になってしまいます。

そこで、覚えたことはすぐに問題を解いてアウトプットするという作業へ行動を移しましょう!

アウトプットの重要性については今後記事にてご紹介します。

書き終わったら必ず添削をしてもらうこと

学校の先生

小論文は選択問題のように絶対的に正しい解答はありません。

そのため、自分だけの主観的な視点で答案を採点していると、どうしてもその答案がよく見えてしまいどこを直せばよいのかわからない状態に陥ってしまいます。

そこで、自分の答案を客観的に判断してもらうためにも周りにいる小論文を熟知している先生に添削を行ってもらうことをおすすめします。

もし、試験前で時間がないという方や周りに添削できるような先生がいないという場合であればオンラインサービスでCMでも話題沸騰中の「ココナラ」を使って添削してもらうことを推奨します。

家で低価格でかつ質の高い小論文の添削をすぐに行ってくれるサービス「ココナラ」とは?

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扱っている分野は非常に広くビジネスでの悩み事から日常でのささいなことまで幅広くあります。

もちろん小論文についても講師などのプロの専門家が直接指導してくれます。

「ココナラ」サービスでは、「小論文 添削」で調べると約150件もの添削サービス(2021年11月29日時点)がありましたので自分に合った添削サービスを受けることができます。

扱っている人が多いため最初はどれを選ぼうか迷うかもしれません。その際は、出品者ランクやレビューの評価を参考にしてみるとよいサービスと出会えると思います!

ココナラ 小論文 添削
ココナラより引用(2021年11月29日閲覧)

「ココナラ」であれば、家から外出せずにすぐに自分の答案を丁寧にプロが添削してくれるため試験直前などの時間のない時でも利用でき、非常に便利です。

ちなみに私も最近はよく利用させていただいており、とてもお世話になっています!

「ココナラ」のおすすめポイント

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※ココナラサービスは未成年者もご利用いただけます。
ただし、未成年者の会員登録は事前に親権者など法定代理人の同意が必要です。「ココナラ」サービスを使う際には未成年者は親権者など法定代理人の同意を得た上で会員登録を行ってください。詳しくは、下記のURLからご確認ください。なお、「ココナラ」サービスの中で発生したトラブルなどについては責任を負いかねます。自己責任でお願いします。

小論文で気を付けるべきポイント・ルール

ここまで出来たら、小論文の書き方の大枠については理解できるようになっていると思います。

次の段階で行ってほしいのはさらに少し細かく書く際に気を付けてほしいルールを正しく知るということです。

例えば、文章の中で完全否定「全く~ではない」や部分否定「完全に~とは限らない」のような表現を使うことは行ってはいけません。

以下の記事では、文章表現で守ってほしいルールを12個ほど具体例を交えて説明しております。

是非今回の記事と一緒にチェックしてください!

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。皆さんの勉強に少しでもお役にたてれば幸いです!

この記事のまとめ
  1. 小論文では、PREP法を使って説得力のある文章を書こう!
  2. 自分の意見だけではなく反対の意見も交えた文章を必ず書こう!
  3. アウトプットを重視した勉強を行おう!
  4. 学んだことはすぐに実践!
  5. 添削は必ず他の人に見てもらって客観的に自分がどれくらいできているか判断しよう!

編集後記

お気づきになった方もいるかもしれませんが、実は今回の記事もPREP法になぞらえて書いています。

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