慣用句は、意味を覚えただけでは点が取れません。
入試で問われるのは「使い方」だからです。「手を焼く」の意味を知っていても、正しく使っている文を選べるかは別の力になります。
そこで、例文を通して理解する問題を4形式・全50問作りました。すべて無料でダウンロードできます。解答編には、なぜその選択肢が誤りなのかまで書いています。
主な勉強場所はどこ?
4つの問題形式
| 形式 | 問われること | 入試での出題 |
|---|---|---|
| 空欄補充編 | 文の空欄に入る体の部位 | 最も多い |
| 意味選択編 | 慣用句の正しい意味 | 頻出 |
| 用法判定編 | 正しく使っている文 | 差がつく |
| 記述編 | 意味を自分の言葉で書く | 記述式の入試で出る |
ダウンロード【全10種】
| 形式 | 内容 | 問題編 | 解答・解説編 |
|---|---|---|---|
| 空欄補充編 | ( )に入る部位を選ぶ | ダウンロード | ダウンロード |
| 意味選択編 | 正しい意味を4択で選ぶ | ダウンロード | ダウンロード |
| 用法判定編 | 正しい使い方の文を選ぶ | ダウンロード | ダウンロード |
| 記述編 | 意味を書いて答える | ダウンロード | ダウンロード |
| 総合編 | 2形式をまぜた実戦練習 | ダウンロード | ダウンロード |
解答編の特徴
一般的な解答には「正解は2です」としか書かれていません。それではなぜ間違えたのかが分かりません。
このプリントでは、選ばなかった3つについても理由を示しています。
| 解答編に載せている情報 | 内容 |
|---|---|
| 正解 | 番号と答えの文 |
| 慣用句と意味 | 取り上げた慣用句の正確な意味 |
| 誤答の理由 | なぜその選択肢が誤りか(3つ分) |
| 覚え方 | 語源やイメージのヒント |
| 例文 | 実際に使う場面 |
実際の解説の例
「手をこまねく」の問題では、こう書いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 答 | 2 何もせずに見ている |
| 慣用句 | 手をこまねく=何もせずにただ見ている |
| ×1 | 「準備する」という意味だと思われがちだが誤り |
| ×3 | それは「手を貸す」の意味 |
| ×4 | 「手を急ぐ」という慣用句はない |
| 覚え方 | 「こまねく」は腕を組むこと。腕組みをして動かない様子 |
| 例文 | 何もできず、手をこまねいて見ているだけだった。 |
「手を貸すと混同した」と分かれば、次は間違えません。
保護者の方がお子さんに説明するときにも、そのまま使えます。
誤答の選択肢について
選択肢はでたらめに並べているわけではありません。実際に間違えやすい理解を混ぜています。
| 慣用句 | 混ぜた誤答 | ねらい |
|---|---|---|
| 手をこまねく | 準備を整えて待つ | 語感からの誤解を突く |
| 気が置けない | 油断できない相手だ | 正反対の意味との混同 |
| 役不足 | 実力が足りない | 「力不足」との取り違え |
| 情けは人のためならず | 親切は相手のためにならない | 最も多い誤読 |
| 他山の石 | 手本にすべき立派な例 | 良い意味での誤用 |
どの形式から始めるべきか
| 状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 初めて取り組む | 空欄補充編 | 短い文で答えやすい |
| 意味は覚えた | 用法判定編 | 使い方の確認になる |
| 記述式の入試 | 記述編 | 自分の言葉で書く練習 |
| 実力を試したい | 総合編 | 形式が混ざる |
小学生のお子さんには、空欄補充編から始めてください。1文が短く、取り組みやすい形式です。
使い方の手順
手順1:答えを見ずに解く
分からない問題は空欄のままで構いません。何が分からないかを知ることが最初の目的です。
手順2:解答編で理由まで読む
正解だけを確認して終わらせないでください。選ばなかった選択肢の理由まで読むことで、区別が身につきます。
手順3:例文を声に出す
解答編の例文を、1回声に出して読んでください。
意味を覚えるだけでは使えるようになりません。実際の文の形で記憶することが、用法判定への対策になります。
入試ではこう問われます
| 形式 | 実際の設問例 |
|---|---|
| 空欄補充 | 「( )が広い」の空欄に入る漢字一字を答えなさい |
| 意味選択 | 「目に余る」の意味として最も適切なものを選びなさい |
| 用法判定 | 「手のひらを返す」を正しく使っている文を選びなさい |
| 記述 | 「腹を割る」の意味を簡潔に書きなさい |
よくある質問

何年生から使えますか
小学校高学年から中学生までを想定しています。
空欄補充編は小学4年生から、用法判定編は小学6年生からが目安です。記述編は中学生向けになります。
解説は子どもだけで読めますか
読めるように書いています。難しい言葉は使っていません。
ただし、誤答の理由は保護者の方が一緒に確認するほうが効果的です。「どれと迷った?」と聞いてあげてください。
印刷に費用はかかりますか
プリント自体は無料です。ご家庭のプリンターやコンビニで印刷してください。
白黒印刷でも読みやすいよう設計しています。
学校や塾で使ってもいいですか
学習目的であれば自由にお使いください。授業の小テストや宿題にもご利用いただけます。
ただし、再配布や販売はご遠慮ください。
意味を覚えるプリントもありますか
別の記事で100問のプリントを配布しています。ランク別・部位別の全14種です。
順序としては、まず意味を覚えてからこの例文プリントに進むのが効率的です。

記述編の採点はどうすればいいですか
言葉が一字一句同じである必要はありません。
| 採点の目安 |
|---|
| 解答例の中心となる意味が書けていれば正解 |
| 「腹を割る」なら「本心を話す」が書けていればよい |
| 表現の細かい違いは問わない |
間違いが多くて落ち込んでいます
誤答の選択肢は、わざと迷うように作っています。間違えて当然です。
大切なのは、解答編を読んで区別がついたかどうかです。1週間後にもう一度解いて、正解できれば身についています。
次にやること
まず空欄補充編を印刷してください。10問・1枚です。
解き終わったら、解答編を最後まで読んでください。誤答の理由まで読むことで、次に生きます。
意味そのものを覚えていない場合は、先に一問一答や意味のプリントに取り組むほうが効率的です。
ことわざ・四字熟語・敬語のプリントもあります。知識問題は短期間で得点に変わる分野です。






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