大学受験英語の助動詞を、一問一答100問でまとめました。答えはタップすると開きます。○△×で自己採点でき、できなかった問題だけをもう一度解き直せます。
助動詞は話し手の気持ちを表す語です。同じ動詞でも、can をつけるか must をつけるかで、文の意味はまったく変わります。
多くの助動詞が「推量」と「義務」の2系統を持ちます。この二重性を理解すると、暗記量が半分になります。
主な勉強場所はどこ?
助動詞の二重性【推量と義務】
主要な助動詞は、ほとんどが2つの意味を持ちます。
| 助動詞 | 推量の系統 | 義務・許可の系統 |
|---|---|---|
| can | 〜しうる(可能性) | 〜できる(能力) |
| may | 〜かもしれない | 〜してよい(許可) |
| must | 〜にちがいない | 〜しなければならない |
| should | 〜のはずだ | 〜すべきだ |
| will | 〜だろう | 〜するつもりだ(意志) |
どちらの意味かは文脈で決まります。「He must be tired.」は確信、「You must finish it.」は義務です。
主語が人以外だったり、状態を表す動詞が続いたりすると、推量になりやすい傾向があります。
推量の強さの順

推量を表す助動詞には確信の度合いに差があります。
| 助動詞 | 訳 | 確信の度合い |
|---|---|---|
| must | 〜にちがいない | 最も強い |
| should | 〜のはずだ | 強い |
| may | 〜かもしれない | 中くらい |
| might | 〜かもしれない | 低い |
| cannot | 〜のはずがない | 強い否定 |
助動詞 一問一答【Sランク・34問】
- 1助動詞のあとに来る動詞の形は?三単現のsもつかない
- 2助動詞に三人称単数のsはつくか?
- 3can の2つの意味を挙げよ
- 4can の過去形は?
- 5「be able to」が can より優れている点は?
- 6may の2つの意味を挙げよ
- 7must の2つの意味を挙げよ義務と確信
- 8must の否定形 must not の意味は?
- 9「don’t have to」を1語の助動詞で言い換えると?
- 10must not と don’t have to の違いは?禁止と不必要
- 11must に過去形はあるか?had to で代用
- 12should の意味を2つ挙げよ
- 13「ought to」の意味は?
- 14「ought to」の否定形は?
- 15will の意味を3つ挙げよ
- 16would の意味を3つ挙げよ
- 17「Would you 〜?」が「Will you 〜?」より丁寧な理由は?過去形=距離
- 18「had better」の意味は?
- 19「had better」の否定形は?
- 20「used to」の意味は?
- 21「need」が助動詞として使われるのはどんな文か?
- 22「need not」の意味は?
- 23「dare」の意味は?
- 24「He must have missed the train.」を訳せ
- 25「She cannot have said such a thing.」を訳せ
- 26「may have 過去分詞」の意味は?
- 27「I should have studied harder.」を訳せ
- 28「You need not have come.」を訳せ
- 29助動詞+have+過去分詞が表す話し手の態度は?
- 30「Shall I 〜?」の意味は?
- 31「Shall we 〜?」の意味は?
- 32「May I 〜?」と「Can I 〜?」の違いは?
- 33「cannot 〜 too …」の意味は?
- 34can を未来で使いたいときの形は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
助動詞 一問一答【Aランク・33問】
- 1「I can swim.」の can の意味は?
- 2「Anyone can make mistakes.」の can の意味は?
- 3「He may be at home.」の may の意味は?
- 4「You may go now.」の may の意味は?
- 5「He must be tired.」の must の意味は?
- 6「You must finish it today.」の must の意味は?
- 7must が確信を表すときの否定は?
- 8「He must not be tired.」が不自然な理由は?
- 9「will」が習性を表す例を挙げよ
- 10「Accidents will happen.」を訳せ
- 11「would not」が過去の拒絶を表す例を挙げよ
- 12「The door would not open.」を訳せ
- 13「would rather 〜 than …」の意味は?
- 14「may well 〜」の意味は?
- 15「We may as well start now.」を訳せ
- 16「might as well 〜 as …」の意味は?
- 17「had better」が目上の人に使えない理由は?
- 18「should」と「had better」の強さの違いは?
- 19「It is necessary that he 〜」のあとに来る動詞の形は?
- 20提案・要求・命令の that 節で should を省略できるのはどこの用法か?
- 21「insist that he go」の go が原形である理由は?
- 22should が使われる that 節を導く動詞を3つ挙げよ
- 23「It is strange that he should say so.」の should の意味は?
- 24「Why should I 〜?」の意味は?
- 25「can」を過去の一回の動作に使えない場合、何を使うか?
- 26「could」と「was able to」の違いは?
- 27「cannot help 〜ing」の意味は?
- 28「cannot but 原形」を 〜ing を使って言い換えると?
- 29「may/might have 過去分詞」の違いは?
- 30「ought to have 過去分詞」は should have と比べてどうか?
- 31「would have 過去分詞」が仮定法で表すのは?
- 32助動詞が2つ並べられない理由は?will can は誤り
- 33「will can」が誤りである理由は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
助動詞 一問一答【Bランク・33問】
- 1「can」の原義は?
- 2「may」の原義は?
- 3「must」の原義は?
- 4助動詞が推量と義務の両方を表すのはなぜか?
- 5推量の強さの順に must・may・can を並べよ確信の度合い
- 6「must」の推量が最も強い理由は?
- 7「should」の推量が表す度合いは?
- 8「be supposed to」の意味は?
- 9「be to 不定詞」が義務を表す例を挙げよ
- 10「be to 不定詞」の5用法を挙げよ
- 11「dare not」の意味は?
- 12「How dare you 〜?」の意味は?
- 13「need」が本動詞として使われるときの形は?
- 14「You need not go.」と「You don’t need to go.」の違いは?
- 15「would like to」が want to より丁寧な理由は?
- 16「I wish you would 〜」の意味は?
- 17「If you would 〜」が丁寧な依頼になる理由は?
- 18「should」が if 節で使われるときの意味は?
- 19「If you should fail」を訳せ
- 20「Should you need help, call me.」の語順の特徴は?
- 21「would rather」の後ろが仮定法過去になる例を挙げよ
- 22「cannot too」構文の too の働きは?
- 23「You cannot be too careful.」を訳せ
- 24「may well」と「may as well」の違いは?
- 25助動詞の過去形が丁寧さを生む理由は?
- 26「Could you 〜?」が「Can you 〜?」より丁寧な理由は?
- 27「shall」が現代英語で使われにくい理由は?
- 28法律や規則で「shall」が使われるときの意味は?
- 29「must」と「have to」の主観・客観の違いは?意志か事情か
- 30「I must go.」と「I have to go.」のニュアンスの違いは?
- 31助動詞の問題で最初に確認すべきことは?
- 32「助動詞+have+過去分詞」を見たら何を考えるか?過去への推量
- 33助動詞を正しく使うために必要な視点は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
紛らわしい否定形

助動詞は否定にすると意味が大きく変わるものがあります。ここが最頻出です。
| 形 | 意味 |
|---|---|
| must not | 〜してはいけない(禁止) |
| don’t have to | 〜する必要はない(不必要) |
| need not | 〜する必要はない(不必要) |
must not と don’t have to は正反対です。「しなくてよい」を must not で表すと、「するな」という禁止になってしまいます。
推量の否定
| 肯定 | 否定 |
|---|---|
| must be(〜にちがいない) | cannot be(〜のはずがない) |
| may be(〜かもしれない) | may not be(〜でないかもしれない) |
must の推量を否定するときは cannot を使います。must not は禁止の意味しか持ちません。
助動詞+have+過去分詞

この形はすべて過去のことを表します。
| 形 | 意味 | 話し手の気持ち |
|---|---|---|
| must have 過去分詞 | 〜したにちがいない | 過去への確信 |
| cannot have 過去分詞 | 〜したはずがない | 過去への強い否定 |
| may have 過去分詞 | 〜したかもしれない | 過去への推量 |
| should have 過去分詞 | 〜すべきだったのに | 後悔・非難 |
| need not have 過去分詞 | 〜する必要はなかったのに | 無駄だったという気持ち |
「助動詞のあとに have があれば過去の話」——この判断で十分です。
should have と need not have
| 形 | 実際はどうだったか |
|---|---|
| should have done | しなかった(するべきだったのに) |
| need not have done | してしまった(しなくてよかったのに) |
実際の行動が逆です。ここは記述問題でも問われます。
can をめぐる注意点
助動詞は2つ並べられない
「×will can」は誤りです。1つの動詞に助動詞は1つだけです。
| 誤り | 正しい形 |
|---|---|
| ×will can | will be able to |
| ×must can | must be able to |
be able to は助動詞ではないので、他の助動詞と組み合わせられます。これが can より優れている点です。
could と was able to
| could | was able to | |
|---|---|---|
| 表すもの | 能力があった | 実際にできた |
| 過去の一回の行為 | 使いにくい | 使える |
「昨日なんとか間に合った」のような一回限りの達成には was able to を使います。
助動詞のポイント
過去形が丁寧さを生む理由

| 普通 | 丁寧 |
|---|---|
| Can you 〜? | Could you 〜? |
| Will you 〜? | Would you 〜? |
過去形にすると時間的な距離が生まれ、それが心理的な距離になります。押しつけがましさが減るため、丁寧に響きます。
「would like to」が「want to」より丁寧なのも同じ理由です。
must と have to の違い
| must | have to | |
|---|---|---|
| 強制の出どころ | 主観(自分の意志) | 客観(外的な事情) |
| 例 | I must study. | I have to study. |
| 含み | 自分でそう決めた | 試験があるから |
またmust に過去形はありません。過去は had to で表します。
should が原形を導く場合
提案・要求・命令を表す動詞のあとの that 節では、動詞が原形になります。
| 動詞 | 例 |
|---|---|
| suggest・propose | I suggest that he go there. |
| demand・insist | He insisted that she be present. |
| order・require | They ordered that it be done. |
should が省略された形です。イギリス英語では should を残すこともあります。
覚えておきたい慣用表現
| 形 | 意味 |
|---|---|
| cannot 〜 too … | いくら〜してもしすぎることはない |
| cannot help 〜ing | 〜せずにはいられない |
| may well 〜 | 〜するのももっともだ |
| may as well 〜 | 〜したほうがよい |
| would rather 〜 than … | …よりむしろ〜したい |
| had better 〜 | 〜したほうがよい(やや強い) |
had better は目上の人に使えません。「そうしないとまずいことになる」という含みがあり、命令に近く響くためです。
間違えやすいところ
| 誤り | 正しい形 | 理由 |
|---|---|---|
| ×You must not go.(不必要の意味で) | You don’t have to go. | must not は禁止 |
| ×He must not be tired.(推量の否定で) | He cannot be tired. | 推量の否定は cannot |
| ×will can | will be able to | 助動詞は2つ並べられない |
| ×He musted go. | He had to go. | must に過去形はない |
| ×had better to go | had better go | 後ろは原形 |
| ×I suggest that he goes. | I suggest that he go. | 提案の that 節は原形 |
must not と don’t have to の取り違えは頻出です。禁止か不必要かを必ず確認してください。
覚え方のコツ
推量か義務かを最初に判断する
| 手がかり | 可能性が高い用法 |
|---|---|
| 主語が人以外 | 推量 |
| be動詞や状態動詞が続く | 推量 |
| 主語が you で動作動詞 | 義務・許可 |
「He must be tired.」は be があるので推量、「You must go.」は動作なので義務、と判断できます。
確信の度合いで並べる
| 強い | 中 | 弱い |
|---|---|---|
| must / cannot | should / may | might |
have があれば過去の話
助動詞のあとに have が来たら、過去のことへの推量や後悔だと判断してください。
| 形 | 見分け方 |
|---|---|
| must be | 今のことへの確信 |
| must have been | 過去のことへの確信 |
この2つを並べて覚えると、時のずれが理解しやすくなります。
腕試し:ランダム10問
ここまでの内容が身についたか確認してください。順番をシャッフルし、1問ずつ表示します。スワイプでも進められます。
- 1「dare」の意味は?
- 2「Shall I 〜?」の意味は?
- 3「cannot but 原形」を 〜ing を使って言い換えると?
- 4「I should have studied harder.」を訳せ
- 5may の2つの意味を挙げよ
- 6提案・要求・命令の that 節で should を省略できるのはどこの用法か?
- 7must の2つの意味を挙げよ
- 8「had better」の意味は?
- 9will の意味を3つ挙げよ
- 10「would not」が過去の拒絶を表す例を挙げよ
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
×が3問以上あった場合は、「助動詞の二重性」に戻ってください。推量か義務かの判断が土台です。
よくある質問
must not と don’t have to はどう違うのですか
正反対の意味です。
| 形 | 意味 |
|---|---|
| must not | 〜してはいけない(禁止) |
| don’t have to | 〜する必要はない(不必要) |
「行かなくてよい」を「You must not go.」と言うと、「行くな」という禁止になってしまいます。
ここは入試で毎年問われる区別です。
must の推量を否定するとどうなりますか
cannot を使います。
| 肯定 | 否定 |
|---|---|
| He must be tired.(疲れているにちがいない) | He cannot be tired.(疲れているはずがない) |
must not にすると禁止の意味になるため、推量の否定には使えません。
なぜ「will can」と言えないのですか
助動詞は2つ並べられないからです。1つの動詞に助動詞は1つだけです。
| 誤り | 正しい形 |
|---|---|
| ×will can | will be able to |
be able to は助動詞ではないので、他の助動詞と組み合わせられます。これが can より便利な点です。
could と was able to はどう違うのですか
| could | was able to | |
|---|---|---|
| 表すもの | 能力があった | 実際にできた |
| 一回限りの達成 | 使いにくい | 使える |
「昨日なんとか間に合った」のような一回の達成には was able to を使います。could は「その能力を持っていた」という状態を表します。
should have と need not have の違いは何ですか
| 形 | 実際はどうだったか |
|---|---|
| should have done | しなかった(すべきだったのに) |
| need not have done | してしまった(しなくてよかったのに) |
実際の行動が逆になります。前者は後悔、後者は「無駄だった」という気持ちです。
must と have to はどう使い分けますか
| 強制の出どころ | |
|---|---|
| must | 主観(自分がそう思う) |
| have to | 客観(外的な事情) |
「I must study.」は自分で決めた意志、「I have to study.」は試験があるなどの事情を含みます。
なおmust に過去形はありません。過去は had to で表します。
なぜ Could you のほうが丁寧なのですか
過去形が距離を生むからです。
時間的に遠ざけることで、心理的にも距離が生まれます。その結果、押しつけがましさが減って丁寧に響きます。
「would like to」が「want to」より丁寧なのも同じ仕組みです。
次は何を勉強すべきですか
次は不定詞です。名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法の3つを扱います。
この記事で見た「助動詞+have+過去分詞」は、不定詞でも同じ発想が出てきます。「to have 過去分詞」で、述語動詞より前の時を表す形です。
なおbe able to・have to・ought to など、助動詞の代わりをする表現には不定詞が含まれています。両者はつながっている単元です。





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