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Mino
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法学部⇒ロースクール(法科大学院)

これまで7年以上にわたって120名以上(計1200コマ)の受験生を中学・高校・大学受験の文系科目を中心に担当。

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受験生やその親御さま、塾講師の方が読んで少しでも「役に立った・知れてよかった!」と思えるような記事を発信してまいります!

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小論文の字数別の書き方【400〜1200字】構成と段落配分

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小論文の字数別の書き方【400〜1200字】構成と段落配分

「600字」と「1200字」では、書き方がまったく違います。同じ構成のまま字数だけ引き伸ばすと、薄い答案になります。

逆に短い字数で盛り込みすぎると、どれも説明不足になります。

この記事では400字から1200字まで、字数ごとの構成と段落配分を示します。字数が足りないとき・余るときの調整法も載せています。

📰 先週の結果
好きな季節、春と秋どっち?
春派 39%
秋派 61%
みんなはどっち?
🔥 もうすぐ終了!
学校でのスマホ、全面禁止と時間制限OKどっち?
残り 1
現在 31 人が投票!
学年を選んでね
先に学年を選んでください
VS
58% 時間制限OK派
全面禁止派 42% 13票)
時間制限OK派 58% 18票)
📊 学年別の結果
中1
100%
1票
中2
80%
20%
5票
中3
67%
33%
6票
高1
100%
0票
高2
50%
50%
4票
高3
20%
80%
15票
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主な勉強場所はどこ?

自宅(自室) 55%
461 票
自宅(リビング) 18%
152 票
学校の自習室 7%
55 票
塾・予備校の自習室 13%
106 票
カフェ・ファミレス 3%
22 票
図書館 5%
39 票
Total: 835 votes

目次(見たいところをクリックできます!)

字数によって何が変わるか

字数理由の数具体例反論と再反論
400字1つ1つなし
600字2つ1〜2つなし
800字2つ2つあり
1000字2〜3つ2〜3つあり
1200字3つ3つあり(厚めに)

字数が増えたら理由を増やす——これが基本です。同じ理由を長く説明しても、内容に厚みはでてきません。

800字が分かれ目

800字以上では「反論への応答」、つまり再反論が必要になります。

字数求められるもの
600字まで自分の主張を示す
800字以上主張に加え、別の見方にも触れる

字数が多いのに一方的な主張だけを続けると、考えが浅く見えます。

「たしかに〜という見方もある。しかし〜」という一段落を入れるだけで、答案の質が変わります。

字数別の構成

400字

段落内容字数
1結論60〜80字
2理由と具体例220〜260字
3まとめ60〜80字

3段落が基本です。理由は1つに絞ってください。

400字は短いようで、具体例を入れるとすぐ埋まります。欲張って2つの理由を書くと、どちらも説明不足になります。

600字

段落内容字数
1結論60〜80字
2理由1と具体例200〜230字
3理由2と具体例200〜230字
4まとめ70〜90字

4段落が標準です。理由を2つにすることで、論に厚みが出ます。

最も出題が多い字数なので、この型を身につけてください。

800字

800字の行数配分
段落内容字数
1結論80〜100字
2理由1と具体例220〜260字
3理由2と具体例220〜260字
4反論への応答150〜180字
5まとめ80〜100字

4段落目が加わります。600字との最大の違いです。

1000字

段落内容字数
1現状と問題提起120〜150字
2結論80〜100字
3理由1と具体例230〜270字
4理由2と具体例230〜270字
5反論への応答180〜220字
6まとめ90〜110字

冒頭に「現状と問題提起」が加わります。いきなり結論を書くと、字数が余るためです。

1200字

段落内容字数
1現状と問題提起150〜180字
2結論80〜100字
3理由1と具体例230〜270字
4理由2と具体例230〜270字
5理由3と具体例200〜240字
6反論への応答180〜220字
7まとめ100〜120字

理由が3つになります。1200字を2つの理由で埋めようとすると、1つあたりが長くなりすぎます。

ただし3つ目の理由は少し軽くて構いません。1つ目と2つ目を主軸にしてください。

同じテーマを400字と800字で書く

構成の違いを実際に見てください。テーマは「学校に制服は必要か」です。

400字の例

私は学校の制服を廃止し、私服を認めるべきだと考える。

理由は、制服が本来の目的を果たしていないからである。制服は経済的な格差を見えなくするために導入されたとされる。しかし現在、生徒が気にするのは服装ではなく持ち物である。私の学校でも、鞄や文房具の違いは話題になるが、制服が同じであることで格差が消えているとは感じない。制服の費用は数万円かかり、成長期には買い替えも必要になる。体操着や指定の鞄まで含めれば、さらに負担は増える。格差を隠す効果が薄いのであれば、家庭の負担だけが残ることになる。

また、制服を廃止しても学校生活に支障が出るとは考えにくい。私服の学校でも行事や学習は成り立っている。

制服の目的が達成されていない以上、これまで通り維持する理由は乏しい。生徒が服装を選ぶ自由を認めるべきだと考える。

構成字数
結論26字
理由1つと具体例約230字
まとめ約50字

理由は1つだけです。「本来の目的を果たしていない」という点に絞り、具体例で支えています。

800字の例

私は学校の制服を廃止し、私服を認めるべきだと考える。制服には一定の役割があったが、現在ではその前提が変わっている。

第一の理由は、制服が本来の目的を果たしていないからである。制服は経済的な格差を見えなくするために導入されたとされる。しかし現在、生徒が気にするのは服装ではなく持ち物である。私の学校でも、鞄や文房具の違いは話題になるが、制服が同じであることで格差が消えているとは感じない。制服の費用は数万円かかり、成長期には買い替えも必要になる。体操着や指定の鞄まで含めれば、負担はさらに大きい。格差を隠す効果が薄いのであれば、家庭の負担だけが残る。

第二の理由は、服装の選択が判断の練習になるからである。社会に出れば、場面に応じた服装を自分で選ぶ必要がある。就職活動や職場では、その場にふさわしい格好を自分で判断することが求められる。制服はその判断を高校の三年間、免除してしまう。私服の学校に通う友人は、朝の準備に時間はかかるが、場面に合わせて服を選ぶことを意識していると話していた。制服がないことは不便であると同時に、考える機会でもある。

たしかに、制服には毎朝の選択を省けるという利点がある。服装で悩む時間を学習に向けられるという意見も理解できる。また、私服を認めると、かえって服装による差が生まれるという懸念もあるだろう。実際に私服の学校で、着ているものを比べる空気があると聞いたこともある。だからこそ、全面的な廃止ではなく、制服と私服のどちらでも登校できる形から始めるのが現実的だと考える。

制服の目的が達成されていない以上、これまで通り維持する理由は乏しい。生徒が服装を選び、その結果を引き受ける経験を認めるべきだと考える。

400字から800字へ何が増えたか

400字から800字へ何が増えたか
増えたもの字数の目安
結論に一文追加(前提が変わった)約30字
理由2(服装の選択が判断の練習)約230字
反論への応答約180字
まとめを厚くした約30字

理由1の内容はほぼ同じです。引き伸ばしていません。

増やしたのは新しい理由と、反論への応答(再反論)です。これが正しい増やし方になります。

やってはいけない増やし方

×なぜだめか
同じことを言い換えて繰り返す内容が増えていない
具体例を長々と描写する論と関係ない部分が膨らむ
一般的な説明を足す誰でも書ける内容になる
接続表現を増やす読みにくくなる

「制服は日本の多くの学校で採用されている」といった説明を足しても、評価は上がりません。

字数が足りないときの対処

字数が足りないときの対処
やること増える字数
1理由を1つ追加する200〜250字
2反論への応答を入れる150〜200字
3具体例を1つ追加する80〜120字
4冒頭に現状の説明を足す100〜150字
5まとめで今後の課題に触れる50〜80字

1番目が最も効果的です。理由が増えれば、具体例もついてくるので一気に字数が伸びます。

理由が思いつかないとき

問い出てくる理由
誰にとっての利点か立場を変えた理由
短期と長期で違うか時間軸を変えた理由
個人と社会で違うか規模を変えた理由
今と将来で違うか変化に着目した理由

視点を変えると、新しい理由が出てきます。先ほどの例でも、1つ目は「制度の目的」、2つ目は「生徒の成長」という別の視点でした。

字数が余るときの対処

やること削れる字数
1具体例を短くする50〜100字
2理由を1つ削る200〜250字
3冒頭の説明を削る100〜150字
4まとめを短くする30〜50字

削る順序が重要です。反論への応答は最後まで残してください。

削ってよい表現

削る前削ったあと
〜ということが言えるのではないだろうか〜である
非常に重要な問題であると考えられる重要である
しっかりと・きちんと・きわめて(削除)
〜という点において〜で

回りくどい表現を直すだけで、50字程度は削れます。内容を減らす前に、まず表現を見直してください。

字数の数え方

原稿用紙の場合

項目扱い
句読点1字として数える
かぎかっこ1字として数える
段落の最初の空白1字として数える
算用数字1マスに2字入れる
アルファベット1マスに2字入れる(大文字は1字)

句読点も字数に入ります。「800字以内」なら、句読点を含めて800字までです。

行末の処理

状況対処
行末に句読点が来る最後のマスに文字と一緒に入れる
行末に閉じかっこが来る同上
行頭に句読点が来そう前の行の最後に押し込む

句読点を行頭に置かないのが原則です。

時間配分の目安

字数試験時間の目安書く時間
400字30〜40分20分
600字50〜60分30分
800字60〜80分40分
1000字80〜90分50分
1200字90〜120分60分

書く時間は試験時間の半分程度を見込んでください。残りは構成を考える時間と見直しの時間です。

構成メモにかける時間

字数メモの時間
400〜600字5〜8分
800字8〜10分
1000〜1200字10〜15分

字数が多いほど、メモに時間をかけてください。構成が固まっていないと、途中で行き詰まります。

よくある失敗

失敗1:字数が足りない

指定最低ライン
800字以内720字
1000字以内900字
800字程度720〜880字

「以内」なら9割以上が目安です。それを下回ると、内容以前に減点されます。

失敗2:同じ内容を繰り返す

直す前直したあと
制服は必要ないと考える。制服がなくても問題はない。だから制服は不要である。(新しい理由か、反論への応答を追加する)

言い換えでは字数を稼げません。読み手にはすぐ分かります。

失敗3:構成を決めずに書き始める

1000字以上で特に起こります。

途中で書くことがなくなり、残り300字を埋められないという状態です。メモに10分使ってください。

失敗4:字数を超過する

「以内」を超えると、超えた部分は採点されないか、減点されます。

対処
最終段落を書く前に、残りマス数を確認する
まとめは短くても構わないと割り切る
回りくどい表現を削る

失敗5:段落を分けない

800字を1つの段落で書くと、構成が見えません。

字数段落数の目安
400字3段落
600字4段落
800字4〜5段落
1000字5〜6段落
1200字6〜7段落

よくある質問

「800字程度」とはどのくらいですか

指定許容範囲
800字程度720〜880字
800字以内720〜800字
800字以上800字を超える

「程度」なら1割の幅が一般的です。ただし指定を超えるのは避けてください。

理由は必ず2つ必要ですか

字数によります。

字数理由の数
400字1つで十分
600〜1000字2つ
1200字3つ

400字で2つ書くと、どちらも説明不足になります。字数に合わせて調整してください。

書きながら字数を調整できません

段落ごとの目標字数を決めてください。

原稿用紙なら、何行目までに何を書き終えるかをメモしておくと管理しやすくなります。

800字の場合(20字×40行)
結論     1〜5行
理由1    6〜18行
理由2    19〜31行
反論への応答 32〜37行
まとめ    38〜40行

反論への応答は必ず入れますか

800字以上なら入れてください。

600字以下では、字数の余裕がないため省いて構いません。

入れる場合は「たしかに〜。しかし〜」の形が使いやすくなります。

具体例は何字くらい書きますか

字数具体例の長さ
400字60〜80字
600〜800字80〜120字
1000字以上100〜150字

具体例が長くなりすぎないよう注意してください。描写ではなく、論を支える材料です。

字数指定がない場合はどうしますか

解答欄の大きさで判断してください。

マス目があれば、その数がおおよその上限です。罫線だけの場合は、9割を埋めることを目標にしてください。

設問形式によって書き方は変わりますか

形式字数配分の特徴
課題文型冒頭で本文に触れる分、結論が後ろに来る
データ型読み取りに2割使う
テーマ型冒頭で定義を示す

基本の構成は同じですが、冒頭に何を置くかが変わります。それぞれの解き方をまとめた記事も用意しています。

次にやること

まず志望校の過去問で字数を確認してください。600字なのか1200字なのかで、準備の内容が変わります。

字数が分かったら、その字数で練習してください。600字の練習を重ねても、1200字は書けるようになりません。

原稿用紙を用意し、段落ごとに何行目までと決めてから書くのが確実です。慣れれば、書きながら調整できるようになります。

設問形式ごとの解き方や、書き方の型をまとめた記事もあります。あわせて確認してください。

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