主権国家と絶対王政の一問一答を96問、出やすさ順にまとめました。答えはタップすると開きます。○△×で自己採点でき、できなかった問題だけをもう一度解き直せます。
この時代は「国王に権力が集まる」過程です。教皇でも領主でもなく、国王が国を代表する——現在の国家の形は、ここで生まれました。

主な勉強場所はどこ?
絶対王政の仕組み【まずここを押さえる】

| 要素 | 内容 | 役割 |
|---|---|---|
| 王権神授説 | 王の権力は神から与えられた | 支配を正当化する |
| 官僚制 | 国王が任命した役人が全国を統治 | 領主を通さず直接支配する |
| 常備軍 | 国王が直接指揮する軍隊 | 傭兵や貴族の兵に頼らない |
| 重商主義 | 国富を増やす経済政策 | 官僚と軍を養う財源を確保する |
主権国家と絶対王政の一問一答【Sランク・32問】
- 1中世の封建国家に代わって成立した、近代的な国家の形を何というか?現在の国家の原型
- 2主権国家が並び立つ体制を何というか?
- 3国王が絶対的な権力を持つ政治体制を何というか?
- 4絶対王政を正当化した思想は?王の権力は神から与えられた
- 5絶対王政を支えた2つの柱は?国王が直接動かせる力
- 6絶対王政期に採用された経済政策は?国富を増やし軍を養う
- 716世紀、スペインの全盛期を築いた国王は?
- 8フェリペ2世の時代、スペインが「太陽の沈まぬ国」と呼ばれた理由は?
- 91571年、スペインがオスマン帝国を破った海戦は?
- 101588年、スペインの無敵艦隊を破った国は?覇権が移る契機
- 11スペインから独立したのはどこか?
- 12オランダ独立戦争を指導した人物は?
- 1317世紀、世界の海運を支配したオランダの都市は?
- 141600年、イギリスが設立した貿易会社は?
- 15イギリス絶対王政の全盛期を築いた女王は?
- 16フランス絶対王政の全盛期を築いた国王は?ヴェルサイユ宮殿を建設
- 17ルイ14世が「朕は国家なり」と述べたとされる立場は?
- 18ルイ14世が建設した宮殿は?
- 19ルイ14世に仕え、重商主義政策を進めた財務総監は?
- 201618年から30年続いた、ドイツを中心とする宗教戦争は?最後の宗教戦争
- 21三十年戦争を終結させた条約は?
- 22ウェストファリア条約が主権国家体制を確立したとされる理由は?国際政治の出発点
- 23プロイセンの絶対王政を確立した国王は?
- 24フリードリヒ2世が自らを何と表現したか?
- 25君主が啓蒙思想を取り入れて改革を行うことを何というか?上からの近代化
- 26ロシアの西欧化を進めた皇帝は?
- 27ピョートル1世が建設した都市は?
- 28ロシアで啓蒙専制主義を掲げた女帝は?
- 29オーストリアで啓蒙専制主義を行った女帝は?
- 3018世紀、ポーランドが3国によって分割されたことを何というか?
- 31万有引力の法則を発見した人物は?
- 32「われ思う、ゆえにわれあり」と述べた哲学者は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。

主権国家と絶対王政の一問一答【Aランク・32問】
- 1主権国家の要素を3つ挙げよ
- 2王権神授説を唱えた人物を挙げよ
- 3重商主義のうち、金銀の獲得を重視した政策は?
- 4重商主義のうち、輸出を増やし輸入を抑える政策は?
- 5スペインが衰退した理由の一つは?
- 6オランダ独立戦争が始まった理由は?
- 71581年、オランダが発した宣言は?
- 8オランダの独立が国際的に承認されたのはいつか?
- 9オランダが東方貿易のために設立した会社は?
- 10エリザベス1世の時代に活躍した、海賊的な航海者は?
- 11イギリスがスペイン艦隊を破った海戦の呼称は?
- 12フランスで宗教戦争として起きた内乱は?
- 13ユグノー戦争を終わらせた王は?
- 141598年、信仰の自由を認めた勅令は?
- 15ルイ13世に仕えた宰相は?
- 16ルイ14世の時代に起きた貴族の反乱は?
- 17ルイ14世がナントの王令を廃止した結果は?
- 18三十年戦争のきっかけとなった地域は?
- 19三十年戦争でカトリック側として戦った国は?
- 20三十年戦争に新教側として介入したフランスの立場は?
- 21ウェストファリア条約で公認された宗派は?
- 22ウェストファリア条約で事実上解体したとされるものは?
- 23プロイセンとオーストリアが争った戦争を挙げよ
- 24プロイセンがオーストリアから奪った地域は?
- 25マリア=テレジアの子で、急進的な改革を行った皇帝は?
- 26ピョートル1世がスウェーデンと戦った戦争は?
- 27エカチェリーナ2世の時代に起きた農民反乱は?
- 28ポーランド分割に加わった3国は?
- 2917世紀の科学の発展を何というか?
- 30帰納法を唱えたイギリスの哲学者は?
- 31「社会契約説」を唱え、絶対王政を擁護した人物は?
- 32ホッブズの主著は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
主権国家と絶対王政の一問一答【Bランク・32問】
- 1主権国家体制の起源とされる出来事は?
- 2常備軍が必要とされた理由は?
- 3官僚制が必要とされた理由は?
- 4絶対王政期の議会はどうなったか?
- 5スペインのハプスブルク家がオーストリアと分かれた経緯は?
- 6フェリペ2世が併合した国は?
- 7オランダが「17世紀の覇者」と呼ばれた分野は?
- 8アムステルダムに設立された金融機関は?
- 9イギリスの重商主義政策で、1651年に出された法は?
- 10航海法の目的は?
- 11エリザベス1世が定めた、貧民対策の法は?
- 12ユグノー戦争中の1572年に起きた事件は?
- 13アンリ4世が開いた王朝は?
- 14リシュリューが弱体化させようとした勢力は?
- 15ルイ14世に仕えた宰相で、フロンドの乱を鎮めたのは?
- 16ルイ14世が行った侵略戦争の結果は?
- 17スペイン継承戦争を終結させた条約は?
- 18ユトレヒト条約でイギリスが得たものを挙げよ
- 19三十年戦争で活躍したスウェーデン王は?
- 20三十年戦争がドイツに与えた被害は?
- 21ウェストファリア条約が「主権国家体制の出発点」とされる理由は?
- 22プロイセンの絶対王政を準備した国王は?
- 23フリードリヒ2世が保護した思想家は?
- 24フリードリヒ2世が建てた宮殿は?
- 25ヨーゼフ2世の改革が失敗した理由は?
- 26ピョートル1世が西欧視察で学んだものは?
- 27エカチェリーナ2世が農奴制をどうしたか?
- 28ポーランド分割が3回行われた年を挙げよ
- 29ケプラーが発見した法則は?
- 30血液循環説を唱えた人物は?
- 31「パンセ」を著したフランスの思想家は?
- 32経験論と合理論を統合した哲学者は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。

覇権の移り変わり【スペイン → オランダ → イギリス】

この時代、ヨーロッパの主導権は3つの国を移っていきます。なぜ移ったのかまで押さえてください。
| 時期 | 国 | 強み | 衰えた理由 |
|---|---|---|---|
| 16世紀 | スペイン | 新大陸の銀・広大な植民地 | 産業を育てず銀に依存/無敵艦隊の敗北 |
| 17世紀 | オランダ | 中継貿易・金融 | 英仏との戦争で消耗 |
| 18世紀 | イギリス | 産業と海軍/植民地 | —(次の時代へ) |
主権国家と絶対王政のポイント
主権国家とは何か

中世の国は、国王・領主・教会が権力を分け合っていました。国境もあいまいです。
主権国家は、明確な領域の中で、唯一の最高権力が支配する国家です。
| 中世の国 | 主権国家 | |
|---|---|---|
| 権力 | 国王・領主・教会に分散 | 国王に集中 |
| 領域 | あいまい | 明確な国境 |
| 対外関係 | 教皇が上位 | 各国が対等 |
現在の国際政治の形は、ここから始まりました。
ウェストファリア条約:なぜ重要なのか
三十年戦争を終わらせた1648年の条約です。国際政治の出発点とされます。
| 決めたこと | 意味 |
|---|---|
| 各国の主権を対等と認める | 教皇や皇帝が上位ではなくなる |
| カルヴァン派を公認 | 宗教の選択が広がる |
| 領邦に主権を認める | 神聖ローマ帝国が事実上解体 |
| オランダ・スイスの独立を承認 | — |
「主権国家体制の成立」と呼ばれるのはこのためです。国際会議で対等な国家関係が確認されました。
三十年戦争:宗教戦争から国家間戦争へ

ベーメンでの新教徒の反乱から始まりましたが、途中で性格が変わります。
カトリック国のフランスが、新教側について参戦したのです。理由は宗教ではなく、ハプスブルク家を弱めるという政治的な目的でした。
ルイ14世:絶対王政の典型
| 政策 | 内容 |
|---|---|
| ヴェルサイユ宮殿 | 貴族を集め、王の権威を示す |
| コルベールの重商主義 | 産業を育成し、輸出を増やす |
| 常備軍の強化 | ヨーロッパ最強の陸軍 |
| ナントの王令の廃止 | 信仰をカトリックに統一 |
ナントの王令の廃止は失敗でした。商工業者の多かったユグノーが国外へ流出し、経済に打撃を与えます。
また度重なる侵略戦争で財政が悪化しました。絶対王政の栄光と、その限界の両方を示す治世です。
啓蒙専制主義:上からの近代化
18世紀、東欧の君主たちは啓蒙思想を取り入れた改革を行いました。
| 君主 | 国 | 特徴 |
|---|---|---|
| フリードリヒ2世 | プロイセン | 「国家第一の僕」と称する |
| エカチェリーナ2世 | ロシア | 啓蒙を掲げるが農奴制は強化 |
| ヨーゼフ2世 | オーストリア | 農奴解放など急進的な改革 |
市民が弱い東欧では、君主が上から改革を進めるしかなかったという事情があります。
ただし限界もありました。エカチェリーナ2世は啓蒙を掲げながら農奴制を強化し、ヨーゼフ2世の改革は急進的すぎて反発を招きます。
科学革命:世界の見方が変わる
17世紀、自然を数学的に理解する方法が確立します。
| 人物 | 業績 |
|---|---|
| ケプラー | 惑星の運動法則 |
| ガリレイ | 望遠鏡による観測 |
| ニュートン | 万有引力の法則 |
| ハーヴェー | 血液循環説 |
哲学でも新しい方法が生まれました。
| 方法 | 内容 | 人物 |
|---|---|---|
| 帰納法 | 観察と実験から法則を導く | ベーコン |
| 演繹法 | 確実な前提から結論を導く | デカルト |
「理性で世界を理解できる」という確信が生まれます。これが次の時代の啓蒙思想につながりました。

間違えやすいところ
| まぎらわしい組み合わせ | 区別のしかた |
|---|---|
| 官僚制/常備軍 | 行政を担う/軍事を担う |
| 重金主義/貿易差額主義 | 金銀の獲得/輸出超過 |
| フェリペ2世/エリザベス1世 | スペイン/イギリス |
| リシュリュー/マザラン/コルベール | ルイ13世の宰相/ルイ14世の宰相/財務総監 |
| ナントの王令/その廃止 | 1598年・アンリ4世/1685年・ルイ14世 |
| 三十年戦争/ユグノー戦争 | ドイツ中心/フランス国内 |
| ウェストファリア条約/ユトレヒト条約 | 三十年戦争/スペイン継承戦争 |
| フリードリヒ2世/マリア=テレジア | プロイセン/オーストリア |
| ベーコン/デカルト | 帰納法/演繹法 |
ナントの王令は「出した王」と「廃止した王」の両方が問われます。アンリ4世が出し、ルイ14世が廃止しました。
覚え方のコツ
絶対王政の仕組みを4点で
| 要素 | 役割 |
|---|---|
| 王権神授説 | 正当化する |
| 官僚制 | 統治する |
| 常備軍 | 守る・戦う |
| 重商主義 | 財源を確保する |
どの国の絶対王政も、この4点で説明できます。個別の王の政策を、この枠に当てはめて整理してください。
覇権の移動で追う
| 世紀 | 覇権国 | 象徴的な出来事 |
|---|---|---|
| 16世紀 | スペイン | レパントの海戦(1571年) |
| 17世紀 | オランダ | アムステルダムの繁栄 |
| 18世紀 | イギリス | ユトレヒト条約(1713年) |
年号は5つだけ覚える
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1588年 | 無敵艦隊の敗北 |
| 1598年 | ナントの王令 |
| 1618年 | 三十年戦争の開始 |
| 1648年 | ウェストファリア条約 |
| 1713年 | ユトレヒト条約 |
腕試し:ランダム10問
ここまでの内容が身についたか確認してください。順番をシャッフルし、1問ずつ表示します。スワイプでも進められます。
- 1「われ思う、ゆえにわれあり」と述べた哲学者は?
- 2オランダの独立が国際的に承認されたのはいつか?
- 3オランダ独立戦争が始まった理由は?
- 4三十年戦争のきっかけとなった地域は?
- 5ルイ13世に仕えた宰相は?
- 6イギリスがスペイン艦隊を破った海戦の呼称は?
- 7ロシアで啓蒙専制主義を掲げた女帝は?
- 8万有引力の法則を発見した人物は?
- 9ルイ14世がナントの王令を廃止した結果は?
- 101618年から30年続いた、ドイツを中心とする宗教戦争は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
×が3問以上あった場合は、Sランクに戻ってもう一度確認してください。間違えた問題を放置しないことが、世界史でいちばん効きます。
よくある質問
主権国家とは何ですか
明確な領域の中で、唯一の最高権力が支配する国家です。
| 中世の国 | 主権国家 | |
|---|---|---|
| 権力 | 国王・領主・教会に分散 | 国王に集中 |
| 領域 | あいまい | 明確な国境 |
| 対外関係 | 教皇が上位 | 各国が対等 |
現在の国家と国際政治の形は、ここから始まりました。
絶対王政はどんな仕組みですか
4つの要素が連動しています。
| 要素 | 役割 |
|---|---|
| 王権神授説 | 支配を正当化する |
| 官僚制 | 領主を通さず直接統治する |
| 常備軍 | 国王が直接指揮する軍事力 |
| 重商主義 | 官僚と軍を養う財源を確保する |
重商主義で富を集め、それで官僚と軍を養う——この仕組みが絶対王政を支えました。
ウェストファリア条約はなぜ重要なのですか
国際政治の出発点とされるからです。
この条約により、各国の主権が対等と認められました。教皇や皇帝が上位に立つ中世的な秩序が終わります。
また領邦に主権が認められたことで、神聖ローマ帝国は事実上解体しました。
三十年戦争はなぜ「最後の宗教戦争」なのですか
途中で性格が変わったからです。
新教と旧教の争いとして始まりましたが、カトリック国のフランスが新教側について参戦します。理由は宗教ではなく、ハプスブルク家を弱めるという政治的な目的でした。
宗教より国家の利益が優先される時代が、ここから始まります。
スペインはなぜ衰退したのですか
銀に依存し、産業を育てなかったことが大きい理由です。
新大陸から大量の銀が入りましたが、それで外国製品を買うばかりでした。結果として富はオランダやイギリスへ流れます。
加えて無敵艦隊の敗北、オランダの独立、度重なる戦争が重なりました。
啓蒙専制主義とは何ですか
君主が啓蒙思想を取り入れて上から改革を行うことです。
プロイセンのフリードリヒ2世、ロシアのエカチェリーナ2世、オーストリアのヨーゼフ2世が代表です。
市民層が弱い東欧では、君主が改革を主導するしかなかったという事情があります。ただしエカチェリーナ2世は農奴制を強化するなど、限界もありました。
どこまで覚えればいいですか
| 目標 | 必要な範囲 |
|---|---|
| 共通テスト | Sランク32問 |
| 私大・国公立二次 | S+Aランク64問 |
| 難関大 | 全96問 |
絶対王政の4要素は必ず押さえてください。どの国の政策も、この枠で整理できます。
次はどこを勉強すべきですか
次は市民革命です。イギリス革命・アメリカ独立革命・フランス革命を扱います。
この記事で見た絶対王政が、市民によって倒される過程です。科学革命が生んだ「理性で世界を理解できる」という確信が、啓蒙思想となって革命を後押ししました。




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