ことわざは、意味を覚えただけでは点が取れません。
入試で問われるのは「使い方」だからです。「急がば回れ」の意味を知っていても、どの場面で使うかを判断できるかは別の力になります。
そこで、例文を通して理解する問題を5形式・全100問作りました。すべて無料です。解答編には、なぜその選択肢が誤りなのかまで書いています。
主な勉強場所はどこ?
プリントの問題形式【5形式】

| 形式 | 問われること | 入試での出題 |
|---|---|---|
| 空欄補充編 | 文の空欄に入ることわざ | 最も多い |
| 意味選択編 | ことわざの正しい意味 | 頻出 |
| 用法判定編 | 正しく使っている文 | 差がつく |
| 場面適用編 | 場面に合うことわざ | 最も差がつく |
| 対義・同義編 | 反対/同じ意味のことわざ | 頻出 |
場面適用編が最も重要です。意味を丸暗記しただけでは解けません。実際の場面に当てはめる力が問われます。
ダウンロード【全10種】
| 形式 | 内容 | 問題編 | 解答・解説編 |
|---|---|---|---|
| 空欄補充編 | ( )に入ることわざを選ぶ | ダウンロード | ダウンロード |
| 意味選択編 | 正しい意味を4択で選ぶ | ダウンロード | ダウンロード |
| 用法判定編 | 正しい使い方の文を選ぶ | ダウンロード | ダウンロード |
| 場面適用編 | 場面に合うことわざを選ぶ | ダウンロード | ダウンロード |
| 対義・同義編 | 反対/同じ意味を選ぶ | ダウンロード | ダウンロード |
解答編の特徴
一般的な解答には「正解は2です」としか書かれていません。それではなぜ間違えたのかが分かりません。
このプリントでは、選ばなかった3つについても理由を示しています。
| 解答編に載せている情報 | 内容 |
|---|---|
| 正解 | 番号と答えの文 |
| ことわざと意味 | 取り上げたことわざの正確な意味 |
| 誤答の理由 | なぜその選択肢が誤りか(3つ分) |
| 覚え方 | 語源やイメージのヒント |
| 例文 | 実際に使う場面 |
実際の解説の例
「情けは人のためならず」の問題では、こう書いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 答 | 2 親切はめぐって自分に返る |
| ことわざ | 情けは人のためならず |
| ×1 | 最も多い誤解。「ならず」を「ためにならない」と読んでしまう |
| ×3 | 同情の是非を説くことわざではない |
| ×4 | 厳しさを説く言葉ではない |
| 覚え方 | 「人のためだけではない」という意味。自分にも返る |
| 例文 | 情けは人のためならずというから、進んで手伝おう。 |
「ならず」の読み方が原因だと分かれば、次は間違えません。
誤答の選択肢について
選択肢はでたらめに並べているわけではなく、実際に間違えやすい理解を混ぜています。
| ことわざ | 混ぜた誤答 | ねらい |
|---|---|---|
| 情けは人のためならず | 親切は相手のためにならない | 最も多い誤読 |
| 他山の石 | 手本にすべき立派な例 | 良い意味での誤用 |
| 枯れ木も山のにぎわい | 立派なものが加わる | ほめ言葉との混同 |
| 流れに棹さす | 流れに逆らう | 正反対の理解 |
| 急がば回れ | 善は急げ | 対になることわざとの混同 |
正解できたかどうかより、なぜ迷ったかが大切です。迷った選択肢こそ、覚えるべき区別を示しています。
場面適用編について
最も実戦的な形式です。実際の入試でも出題されます。
準備不足の二人が互いに相手を批判している。合うことわざは?
1. 類は友を呼ぶ 2. 五十歩百歩 3. 他山の石 4. 人のふり見て我がふり直せ
意味を覚えているだけでは、どれも当てはまりそうに見えます。
正解は「五十歩百歩」です。どちらも大差がないという点が、この場面の核心だからです。
| 選択肢 | なぜ違うか |
|---|---|
| 類は友を呼ぶ | 似た者が集まる意味。批判の場面ではない |
| 他山の石 | 他人の失敗が役に立つ意味。教訓を得る場面 |
| 人のふり見て我がふり直せ | 自分を正す意味。反省する場面 |
どの形式から始めるべきか
| 状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 初めて取り組む | 空欄補充編 | 入試で最も多い形式 |
| 意味は覚えた | 用法判定編 | 使い方の確認になる |
| 実戦に近づけたい | 場面適用編 | 入試の形式に最も近い |
| セットで覚えたい | 対義・同義編 | まとめて記憶できる |
使い方の手順

手順1:答えを見ずに解く
分からない問題は空欄のままで構いません。何が分からないかを知ることが最初の目的です。
手順2:解答編で理由まで読む
正解だけを確認して終わらせないでください。選ばなかった選択肢の理由まで読むことで、区別が身につきます。
手順3:例文を声に出す
解答編の例文を、1回声に出して読んでください。
意味を覚えるだけでは使えるようになりません。実際の文の形で記憶することが、場面判断への対策になります。
入試での問われ方
| 形式 | 実際の設問例 |
|---|---|
| 空欄補充 | 次の文の( )に入ることわざを選びなさい |
| 意味選択 | 「他山の石」の意味として最も適切なものを選びなさい |
| 用法判定 | 「役不足」を正しく使っている文を選びなさい |
| 場面適用 | 次の場面に合うことわざを選びなさい |
| 対義・同義 | 「急がば回れ」と反対の意味のことわざを選びなさい |
よくある質問

何年生から使えますか
小学校高学年から中学生までを想定しています。
空欄補充編は小学4年生から、用法判定編と場面適用編は小学6年生からが目安です。
解説は子どもだけで読めますか
読めるように書いています。難しい言葉は使っていません。
ただし、誤答の理由は保護者の方が一緒に確認するほうが効果的です。「どれと迷った?」と聞いてあげてください。
間違いが多くて落ち込んでいます
誤答の選択肢は、わざと迷うように作っています。間違えて当然です。
とくに「情けは人のためならず」「他山の石」などは、大人でも誤用しています。知らなかった語を1つずつ増やせば十分です。
印刷に費用はかかりますか
プリント自体は無料です。白黒印刷でも読みやすいよう設計しています。
学校や塾で使ってもいいですか
学習目的であれば自由にお使いください。ただし、再配布や販売はご遠慮ください。
意味を覚えるプリントもありますか
別の記事で150語のプリントを配布しています。ランク別・空欄補充・対義など全14種です。
順序としては、まず意味を覚えてからこの例文プリントに進むのが効率的です。
次にやること
まず空欄補充編を印刷してください。20問・2枚です。
解き終わったら、解答編を最後まで読んでください。誤答の理由まで読むことで、次に生きます。
意味そのものを覚えていない場合は、先に一問一答や意味のプリントに取り組むほうが効率的です。
慣用句・四字熟語のプリントもあります。知識問題は短期間で得点に変わる分野です。








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