記述問題は「書いてみないと上達しない」のですが、家庭では採点が難しいものです。
「これで合っているの?」と聞かれても、答えにくいことが多いです。その悩みを解決するために今回は記述問題プリントを作りました。
本文つきの記述問題10問と、採点基準つきの解答です。すべて無料でダウンロードできます。
このプリントの特徴

採点基準付き
解答編に、10点満点の配点表があります。
| 採点項目 | 配点 |
|---|---|
| 心情語が合っている | 3点 |
| きっかけが書けている | 3点 |
| 背景が書けている | 2点 |
| 文末が「気持ち。」になっている | 2点 |
採点方法
解答例と一字一句同じである必要はありません。
記述の答えは1つではありません。要素が入っていれば正解です。
配点表があると、「どこまで書けていて、何が足りないか」が明確になります。
ヒント付き
問題編には各問にヒントがあります。
ヒント しかられたのではなく、許されたことに注目します。素直に喜べない理由を考えてください。
まったく書けないまま終わることを防ぎます。白紙で提出する習慣がつくと、入試でも書けなくなります。
原稿用紙のマス
字数感覚が身につきます。
「40字以内」と言われても、どのくらいかは書いてみないと分かりません。マス目があれば、9割以上書けているかが一目で確認できます。
ダウンロード【全8種】
レベル別
まとめ版
3つのレベルについて
基本編:理由+心情語
| 要素 | 例 |
|---|---|
| きっかけ | 返却が遅れたのに許してもらえたことが |
| 心情語 | かえって申し訳なく思う |
| 文末 | 気持ち。 |
変化編:気持ちが変わる型
| 要素 | 例 |
|---|---|
| 変化前の心情 | 自分だけ遅いことに自信をなくしていたが |
| きっかけ | 仲間から必要とされていると分かり |
| 変化後の心情 | 前向きに走ろうと決意する |
| 文末 | 気持ち。 |
「〜だったが、〜して、〜という気持ち」という形になります。「が」で変化を示すのが要点です。
応用編:二つの気持ちがある型
| 要素 | 例 |
|---|---|
| プラスの心情 | 妹の成長を喜ばしく思う |
| つなぎ | 一方で |
| マイナスの心情 | 少しさびしく感じる |
| 文末 | 気持ち。 |
上位校で出る形です。「〜する一方で」「〜ながらも」という表現を使います。
使い方の手順

手順1:時間を計らずに書く
最初は時間を気にしないでください。
本文を読み、ヒントを見て、じっくり考えます。書き上げること自体が目的です。
手順2:採点基準と見比べる
解答例をそのまま比べるのではなく、配点表の項目を一つずつ確認してください。
| 確認 | 結果 |
|---|---|
| 心情語は合っているか | 3点 |
| きっかけは書けているか | 3点 |
| 背景は入っているか | 2点 |
| 文末は正しいか | 2点 |
手順3:足りない要素を書き足す
消して書き直す必要はありません。抜けていた要素を、余白に書き足すだけで十分です。
「背景が抜けていた」と分かれば、次から意識できます。
保護者の方へ
まず書いたことをほめてください
記述を白紙で出さずに書いた、というだけで前進です。
内容の正誤より先に、取り組んだこと自体を認めてください。「書けば点になる」という実感を持てれば、次も書くようになります。
言い回しの添削は不要です
配点表の項目だけを見てください。
| 見るところ | 見なくてよいところ |
|---|---|
| 心情語が合っているか | 言葉づかいの細かい違い |
| きっかけが書けているか | より良い表現があるかどうか |
| 文末が正しいか | 文の美しさ |
細かく直しすぎると、書くこと自体を嫌がるようになります。
解答例と違っても正解です
記述の答えは1つではありません。
たとえば「申し訳ない」と「後ろめたい」は、どちらも正解になります。配点表に「〜など」と書いてあるのは、そのためです。
入試での出題傾向
| 字数 | 出題の傾向 |
|---|---|
| 30〜40字 | 中堅校で多い |
| 50〜60字 | 上位校で多い |
| 80字以上 | 難関校・複数の要素が必要 |
よくある質問

何年生から使えますか
小学5年生からが目安です。
基本編は4年生でも取り組めます。応用編は6年生向けです。
ヒントを見せてもいいですか
見せてください。白紙で終わるより、ヒントを見て書くほうが力になります。
慣れてきたら、ヒントを隠して解いてみてください。
時間の目安はありますか
| 段階 | 1問あたり |
|---|---|
| 最初 | 時間を計らない |
| 慣れてきたら | 7〜8分 |
| 入試直前 | 5分 |
いきなり本番の時間で練習しないでください。書き切れないまま終わり、力がつきません。
心情語が思いつきません
語彙を増やす必要があります。
「悲しい」しか知らなければ、「切ない」「やるせない」の区別はできません。心情語の一覧とプリントも用意していますので、あわせてご利用ください。
印刷に費用はかかりますか
プリント自体は無料です。白黒印刷でも読みやすいよう設計しています。
学校や塾で使ってもいいですか
学習目的であれば自由にお使いください。ただし、再配布や販売はご遠慮ください。
次にやること
まず基本編を印刷してください。4問・2枚です。
書き終えたら、採点基準と照らし合わせてください。抜けていた要素を余白に書き足せば、それで十分です。
基本編で8点以上取れるようになったら、変化編へ進んでください。
書き方の型を確認したい場合は、心情記述の手順をまとめた記事もあります。心情語が不足している場合は、語彙のプリントから始めるほうが近道です。








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