大学受験英語の不定詞を、一問一答100問でまとめました。答えはタップすると開きます。○△×で自己採点でき、できなかった問題だけをもう一度解き直せます。
不定詞は動詞が名詞・形容詞・副詞に変身する形です。1つの形が3つの品詞として働くため、まず「どの用法か」を見分ける必要があります。
見分け方には明確な手順があります。文中での位置を見れば、ほぼ判断できます。
主な勉強場所はどこ?
3用法の見分け方【位置で判断する】

| 用法 | 働き | 文中の位置 | 訳し方 |
|---|---|---|---|
| 名詞的 | 主語・目的語・補語 | 文の骨格の一部 | 〜すること |
| 形容詞的 | 名詞を修飾 | 名詞のすぐ後ろ | 〜するための・〜すべき |
| 副詞的 | 動詞・形容詞を修飾 | 文の要素が揃った後 | 〜するために など |
判断の手順は簡単です。
| 順 | 確認すること | 該当すれば |
|---|---|---|
| 1 | 取り除くと文が壊れるか | 名詞的用法 |
| 2 | 直前に名詞があるか | 形容詞的用法 |
| 3 | どちらでもない | 副詞的用法 |
まず「取り除けるか」を試してください。「I want to go.」から to go を取ると文が成立しません。だから名詞的用法です。
副詞的用法の4つの意味
副詞的用法は意味が多いため、何を表すかの判断が必要です。
| 意味 | 訳 | 例 |
|---|---|---|
| 目的 | 〜するために | I went there to see him. |
| 結果 | 〜して(結局)… | He grew up to be a doctor. |
| 原因 | 〜して(感情の理由) | I am glad to see you. |
| 判断の根拠 | 〜するとは | He must be kind to say so. |
最も多いのは目的です。迷ったらまず「〜するために」で訳してみてください。
原因は前に感情を表す形容詞(glad・sorry・surprised など)があるのが目印です。
不定詞 一問一答【Sランク・34問】
- 1不定詞の形は?
- 2不定詞の3用法を挙げよ名詞・形容詞・副詞
- 3名詞的用法が文中で果たす役割を3つ挙げよ
- 4「To see is to believe.」の to see は何用法か?
- 5「I want to go.」の to go は何用法か?
- 6形容詞的用法が修飾するのは?
- 7「I have something to eat.」の to eat は何用法か?
- 8形容詞的用法は名詞の前後どちらに置くか?
- 9副詞的用法の主な意味を4つ挙げよ目的・結果・原因・根拠
- 10「I went there to see him.」の to see は何を表すか?
- 11目的を明確にする形を2つ挙げよ
- 12「He grew up to be a doctor.」の to be は何を表すか?
- 13「I am glad to see you.」の to see は何を表すか?
- 14「He must be kind to say so.」の to say は何を表すか?
- 15形式主語を使った文の形は?
- 16「It is difficult to solve this problem.」の It は何か?
- 17不定詞の意味上の主語を示す形は?for + 目的格
- 18「It is easy for him to do it.」の for him は何か?
- 19人の性質を表す形容詞のとき、意味上の主語はどう示すか?of を使う
- 20「It is kind of you to help me.」で of を使う理由は?
- 21原形不定詞とは何か?
- 22使役動詞を3つ挙げよ
- 23使役動詞のあとに来る不定詞の形は?to がつかない
- 24「I made him go.」を訳せ
- 25知覚動詞を4つ挙げよ
- 26知覚動詞のあとの動詞に to はつくか?
- 27「I saw him enter the room.」を訳せ
- 28「help」のあとの不定詞は?
- 29「to have 過去分詞」の形を何というか?
- 30完了不定詞と単純不定詞の違いは?
- 31「He seems to be ill.」と「He seems to have been ill.」の違いは?
- 32不定詞の否定形の作り方は?not to 〜
- 33「too … to 〜」の意味は?
- 34「… enough to 〜」の意味は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
不定詞 一問一答【Aランク・33問】
- 1「疑問詞+to不定詞」の例を3つ挙げよ
- 2「I don’t know what to do.」を訳せ
- 3「why」は to 不定詞をとるか?
- 4「It is 〜 for …」と「It is 〜 of …」の見分け方は?
- 5of をとる形容詞を3つ挙げよ
- 6for をとる形容詞を3つ挙げよ
- 7「too … to 〜」を so … that で書き換えると?
- 8「He is too young to drive.」を書き換えよ
- 9「… enough to 〜」を so … that で書き換えると?
- 10使役動詞 have と get の違いは?
- 11「I got him to go.」の to go の形は?
- 12使役の make が受動態になると不定詞はどうなるか?
- 13「He was made to go.」で to がつく理由は?
- 14「He was heard to sing.」で to がつく理由は?
- 15知覚動詞のあとに現在分詞が来るときの意味は?
- 16「I saw him crossing the street.」と「cross」の違いは?
- 17「be to 不定詞」が運命を表す例を挙げよ
- 18「He is to come tomorrow.」の意味は?
- 19「Nothing was to be seen.」の意味は?
- 20独立不定詞とは何か?
- 21「to tell the truth」の意味は?
- 22「to be honest」の意味は?
- 23「so to speak」の意味は?
- 24「needless to say」の意味は?
- 25「strange to say」の意味は?
- 26「seem to 〜」を It で書き換えると?
- 27「He seems to be rich.」を It で書き換えよ
- 28「be said to 〜」の意味は?
- 29不定詞が受動態になる形は?
- 30「I want to be loved.」を訳せ
- 31「remember to 〜」と「remember 〜ing」の違いは?未来か過去か
- 32「forget to 〜」の意味は?
- 33「try to 〜」と「try 〜ing」の違いは?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
不定詞 一問一答【Bランク・33問】
- 1不定詞が「不定」と呼ばれる理由は?
- 2名詞的用法が補語になる例を挙げよ
- 3形容詞的用法で、修飾される名詞が不定詞の目的語になる例は?
- 4「a house to live in」で in が必要な理由は?前置詞を落とさない
- 5「a chair to sit on」の on を省略できるか?
- 6形容詞的用法で同格関係になる名詞を3つ挙げよ
- 7「the ability to swim」の関係は?
- 8副詞的用法で形容詞を修飾する例を挙げよ
- 9「This book is difficult to read.」で read の目的語がない理由は?
- 10「tough構文」とはどんな構文か?
- 11結果を表す不定詞でよく使う語は?
- 12「He grew up only to fail.」を訳せ
- 13「never to 〜」の意味は?
- 14「in order that」と「in order to」の違いは?
- 15「so that S can 〜」の意味は?
- 16「lest S should 〜」の意味は?
- 17「for fear that」と同じ意味の語は?
- 18完了不定詞が仮定法で使われる例は?
- 19「was to have 過去分詞」の意味は?
- 20「意味上の主語」を示さなくてよいのはどんな場合か?
- 21「It is important to study.」に for you がない場合、主語は誰か?
- 22代不定詞とは何か?
- 23「You may go if you want to.」の to のあとに省略されているのは?
- 24「分離不定詞」とは何か?
- 25「to boldly go」のような形は正式に認められているか?
- 26「be about to 〜」に時を表す副詞をつけられない理由は?
- 27「have no choice but to 〜」の意味は?
- 28「all one has to do is 〜」の後ろに来る形は?
- 29「do nothing but 〜」の but の後ろは?
- 30「cannot afford to 〜」の意味は?
- 31不定詞と動名詞のどちらをとるかで意味が変わる動詞を3つ挙げよ
- 32不定詞をとる動詞の傾向は?これから先のこと
- 33不定詞の問題で最初に確認すべきことは?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
意味上の主語【for と of】

不定詞の動作を誰がするのかを示す形です。原則は for ですが、例外があります。
| 形 | 使う場面 | 例 |
|---|---|---|
| for + 目的格 | 普通の形容詞 | It is easy for him to do it. |
| of + 目的格 | 人の性質を表す形容詞 | It is kind of you to help me. |
of をとる形容詞
| 種類 | 形容詞 |
|---|---|
| よい性質 | kind・nice・wise・clever |
| 悪い性質 | foolish・careless・rude・stupid |
見分け方があります。「You are kind.」と言えるなら of、言えないなら for です。
「It is easy for him to do it.」を「He is easy.」とは言えません。easy なのは彼ではなく「やること」だからです。
原形不定詞【to がつかない形】
特定の動詞のあとでは、to が消えます。
| 種類 | 動詞 | 例 |
|---|---|---|
| 使役 | make・let・have | I made him go. |
| 知覚 | see・hear・feel・watch | I saw him enter. |
| その他 | help | to あり・なしどちらも可 |
受動態になると to が復活する

| 能動態 | 受動態 |
|---|---|
| They made him go. | He was made to go. |
| I saw him enter. | He was seen to enter. |
ここは頻出の引っかけです。受動態では to がつくと覚えてください。
get は例外
使役の意味でも、get は to 不定詞をとります。
| 動詞 | 形 |
|---|---|
| make / let / have | 原形不定詞 |
| get | to 不定詞 |
形容詞的用法の前置詞
修飾される名詞が不定詞の目的語になるとき、前置詞が必要な場合があります。
| 正しい | 誤り | 理由 |
|---|---|---|
| a house to live in | ×a house to live | live in a house だから |
| a chair to sit on | ×a chair to sit | sit on a chair だから |
| a pen to write with | ×a pen to write | write with a pen だから |
元の文に戻して確認してください。「live a house」とは言えないので、in が必要です。
不定詞のポイント
too … to と enough to
| 形 | 意味 | 書き換え |
|---|---|---|
| too … to 〜 | あまりに…で〜できない | so … that S cannot 〜 |
| … enough to 〜 | 〜するのに十分…だ | so … that S can 〜 |
too … to には否定の意味が含まれます。not がないのに「できない」と訳す点に注意してください。
疑問詞+to 不定詞
| 形 | 意味 |
|---|---|
| what to do | 何をすべきか |
| how to do | どうやってするか |
| where to go | どこへ行くべきか |
| when to start | いつ始めるべきか |
why だけは to 不定詞をとりません。「×why to do」は誤りです。
完了不定詞
「to have 過去分詞」の形で、述語動詞より前の時を表します。
| 形 | 意味 |
|---|---|
| He seems to be ill. | 今病気のようだ |
| He seems to have been ill. | 以前病気だったようだ |
「seems」は今のことですが、「病気だった」のは過去——この時のずれを表す形です。
前回扱った「助動詞+have+過去分詞」と同じ発想です。have があれば過去の話になります。
不定詞と動名詞で意味が変わる動詞

| 動詞 | to 不定詞 | 動名詞 |
|---|---|---|
| remember | これから〜するのを覚えている | 〜したことを覚えている |
| forget | これから〜するのを忘れる | 〜したことを忘れる |
| try | 〜しようとする | 試しに〜してみる |
| stop | 〜するために立ち止まる | 〜するのをやめる |
不定詞は未来、動名詞は過去という傾向があります。不定詞が「これから先」を向いているためです。
独立不定詞
文全体を修飾する、決まった表現です。
| 形 | 意味 |
|---|---|
| to tell the truth | 実を言うと |
| to be honest | 正直に言うと |
| so to speak | いわば |
| needless to say | 言うまでもなく |
| strange to say | 不思議なことに |
| to make matters worse | さらに悪いことに |
間違えやすいところ
| 誤り | 正しい形 | 理由 |
|---|---|---|
| ×He was made go. | He was made to go. | 受動態では to が復活 |
| ×I got him go. | I got him to go. | get は to 不定詞 |
| ×a house to live | a house to live in | 前置詞が必要 |
| ×It is kind for you | It is kind of you | 人の性質を表す形容詞 |
| ×why to do | what to do など | why は to をとらない |
| ×to not go | not to go | 否定は to の前 |
否定の位置に注意してください。「not to 〜」であり、「to not 〜」ではありません。
覚え方のコツ
まず取り除いてみる
| 結果 | 用法 |
|---|---|
| 文が壊れる | 名詞的用法 |
| 直前の名詞が浮く | 形容詞的用法 |
| 文は成立する | 副詞的用法 |
副詞は「なくても文が成り立つ」——この性質を使って判断します。
for か of かは「人を主語にできるか」
| 試すこと | 結果 |
|---|---|
| You are kind. と言える | of を使う |
| He is easy. と言えない | for を使う |
不定詞は「これから」を向く
| 形 | 向いている時 |
|---|---|
| to 不定詞 | 未来・これから |
| 動名詞 | 過去・すでにしたこと |
want to・hope to・decide to など、不定詞をとる動詞はすべて「これから先」を表します。この感覚を持つと、動名詞との使い分けが見えてきます。
腕試し:ランダム10問
ここまでの内容が身についたか確認してください。順番をシャッフルし、1問ずつ表示します。スワイプでも進められます。
- 1「It is difficult to solve this problem.」の It は何か?
- 2知覚動詞を4つ挙げよ
- 3「It is kind of you to help me.」で of を使う理由は?
- 4独立不定詞とは何か?
- 5「I have something to eat.」の to eat は何用法か?
- 6「help」のあとの不定詞は?
- 7「To see is to believe.」の to see は何用法か?
- 8「I made him go.」を訳せ
- 9「I saw him enter the room.」を訳せ
- 10不定詞の形は?
数日あけてから、もう一度この一覧に戻ってきてください。
×が3問以上あった場合は、「3用法の見分け方」に戻ってください。用法の判別がすべての土台です。
よくある質問
3用法の見分け方が分かりません
取り除いてみるのが確実です。
| 結果 | 用法 |
|---|---|
| 文が壊れる | 名詞的用法 |
| 直前の名詞が浮く | 形容詞的用法 |
| 文は成立する | 副詞的用法 |
「I want to go.」から to go を取ると「I want.」となり、何を欲しいのか不明です。文の骨格の一部なので名詞的用法です。
for と of はどう使い分けますか
「人を主語にできるか」で判断します。
| 文 | 試す | 使う形 |
|---|---|---|
| It is kind … to help me. | You are kind.(言える) | of you |
| It is easy … to do it. | He is easy.(言えない) | for him |
easy なのは「彼」ではなく「やること」です。だから for を使います。
なぜ受動態になると to がつくのですか
使役・知覚動詞の特別扱いが解けるためです。
| 能動態 | 受動態 |
|---|---|
| They made him go. | He was made to go. |
原形不定詞は make や see の直後という特殊な位置だから許されていました。受動態でその位置から離れると、通常の to 不定詞に戻ります。
「a house to live in」の in は省略できますか
省略できません。
元の文に戻すと分かります。「live in a house」であり、「live a house」とは言えません。前置詞まで含めて1つの形だからです。
| 形 | 元の文 |
|---|---|
| a chair to sit on | sit on a chair |
| a pen to write with | write with a pen |
too … to には not がないのに、なぜ否定の意味になるのですか
too 自体が「度を越している」という意味だからです。
「He is too young to drive.」は「運転するには若すぎる」——つまり運転できません。
so … that で書き換えると否定が現れます。「so young that he cannot drive」です。
remember to と remember -ing はどう違いますか
| 形 | 意味 |
|---|---|
| remember to do | これから〜するのを覚えている |
| remember doing | 〜したことを覚えている |
不定詞は未来、動名詞は過去を向きます。不定詞の to には「これから向かう」という方向の感覚があるためです。
完了不定詞はいつ使うのですか
述語動詞より前の時を表すときです。
| 形 | 意味 |
|---|---|
| He seems to be ill. | 今病気のようだ |
| He seems to have been ill. | 以前病気だったようだ |
「seems」は今のことですが、「病気だった」のは過去です。この時のずれを have で示します。
次は何を勉強すべきですか
次は動名詞・分詞です。動詞が名詞や形容詞に変わるもう1つの形を扱います。
この記事で見た不定詞と動名詞の使い分けは、次の単元でさらに詳しく扱います。「不定詞は未来、動名詞は過去」という感覚を持って進んでください。
なおbe able to・have to・ought to など、助動詞の代わりをする表現にも不定詞が含まれています。あわせて確認しておくと理解が深まります。





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